ボンベイの誕生・起源
ブリーダーの交配で誕生
ボンベイは、アメリカのケンタッキー州に住むニッキー・ホーナーというブリーダーによって生み出されました。
ニッキー・ホーナーは美しい黒猫を理想とし、1958年頃からバーミーズとアメリカンショートヘアの交配を行いました。
1,976年正式に猫種として登録
その結果、1965年にまるで黒豹のような美しく艶のある黒い毛並みと丸く大きな金色の瞳を持つ「ボンベイ」が誕生しました。
正式に「ボンベイ」として登録されたのは1,976年で、ボンベイの繁殖が始まりました。
「ボンベイ」の由来
ニッキー・ホーナーは生まれた黒猫たちが、インドに住む黒豹「インドヒョウ」に似ていたことから、この生まれた猫種の名前を、インド最大の都市である「ボンベイ(Bombay)」としました。
ボンベイの体・見た目の特徴
まるで魔女宅の「ジジ」
ボンベイは日本では流通が少なく、手に入りにくい猫種ではありますが、まるでジブリ「魔女の宅急便」に登場する黒猫「ジジ」のような見た目を持っていることから、人気と注目度は高くなってきています。
真っ黒で艶のある毛並み
ボンベイはブリーダーのこだわりからも分かるように、全身が艶のある黒い体毛で覆われた黒猫です。
また瞳は丸く大きく、全身の黒から浮かび上がるように光る「カッパーゴールド」と呼ばれる色をしています。
ボンベイの性格
- 穏やか
- 順応性がある
- 甘え上手
- 賢い
- 活発な時もある
ボンベイは穏やかで変化への順応性もあり、それでいて活発な一面もあり、家猫として飼いやすい性格と言えます。
飼い主さんへの愛情もあり甘え上手で家族として馴染みやすいと言えるでしょう。
ボンベイがかかりやすい病気
両親のかかりやすい病気を受け継ぐ
ボンベイはアメリカンショートヘアとバーミーズから生まれたので、親のかかりやすい病気を受け継いでいます。
歯周病
ボンベイはFOPS(フォップス)や歯周病など口の中の病気にかかりやすいと言われています。これはバーミーズから受け継いだもので、バーミーズも歯周病などにかかりやすい特徴を持っています。
日頃から歯周病予防のためのおやつや歯磨きを用いることで、口の中を健康に保つ工夫が必要です。
肥大型心筋症
またアメリカンショートヘアがかかりやすいと言われる肥大型心筋症は、心臓の筋肉が肥大化して血管や心臓に負担をかける病気です。
気づかずに突然死してしまうケースもあるので、元気がなかったり様子がおかしいと思ったら動物病医院で診察や検査を行ってもらいましょう。早期発見につながります。