本日のテーマ
おすすめのキャットフードでもよく登場するドイツのアニモンダ。猫田さんに解説してもらいました。
目次
ドイツ最大のペットフード会社アニモンダ
アニモンダの会社について
アニモンダは、サラミやソーセージなど食肉の加工していた「ストックマイヤー社」の子会社として誕生したペットフードメーカーです。食肉加工で培った加工、保存処理技術を用いて高品質なキャットフードを作り出しています。
アニモンダの設立は1991年でハッテム工場(従業員200名、製造能力5万トン)、ブレーメン工場(従業員420名、製造能力30万トン)と2ヵ所に自社工場を持ち、ヨーロッパ以外の国にも輸出しています。
あえて総合栄養食と表記しない
他のブランドやメーカーと比較して変わった点といえば、アニモンダの全てのフードで「総合栄養食」という表記を行っていないことです。ただアニモンダのフードは一種類だけを食べていても健康に害なく生きていくことができ、総合栄養食と表記しても問題はないとアニモンダのレディケ博士は伝えています。
アニモンダの考えでは一種類のフードだけを与え続けるのではなく、様々なフードをバランスよく与えることが犬猫にとってよりよいという考え方で成り立っています。
アニモンダ ラフィーネ クロス(鴨肉と七面鳥と鶏肉)
穀物 | シリアル(小麦胚芽入り) |
ポイント | ヒューマングレードの原材料、遺伝子操作原材料の使用なし、BSE全頭検査、人工保存料、着色料の使用なし、砂糖・塩の添加なし |
実売価格 | 2,376円/1.5kg |
1kgあたり | 約1,584円 |
第一原料 | シリアル(小麦胚芽入り) |
生産国 | ドイツ |
メーカー | ドイツ |
販売元 | ジャーマンペット株式会社 |
ラフィーネの中でドライフードにあたるラフィーネクロスは、子猫用、成猫用、シニア用とがあり、どれも3種類の肉が使用されています。
ヒューマングレードの原材料、遺伝子操作原材料の使用なし、BSE全頭検査、人工保存料、着色料の使用なし、砂糖・塩の添加なしと基本的な部分はしっかりと守られています。
原材料からの考察
栄養素は豊富で非常にいいのですが、グレインフリーではないことは確かですね(笑)
ドイツやアメリカなどまだ穀物入りのレシピは人気があり、日本でもグレインフリーより穀物入りの方がずっと売れています。その上でアレルギー以外では猫に問題が起こることは報告されていませんから、売れ筋のレシピなのではと推測できますね。
アニモンダ ラフィーネクロス 鴨肉と七面鳥と鶏肉 成分表
成分(保証分析値) | タンパク質 | 32% |
脂肪 | 12% | |
粗繊維 | 1.5% | |
粗灰分 | 6.5% | |
水分 | 9% | |
カルシウム | 1.2% | |
リン | 1% | |
マグネシウム | 0.08% | |
タウリン | 1.2g/kg | |
カロリー | 374kcal/100g |
アニモンダ ラフィーネシリーズについて
アニモンダのラフィーネシリーズには、
- ラフィーネチャンクシリーズ
(ウェットフード) - ラフィーネクロスシリーズ
(ドライフード) - ラフィーネプティシリーズ
(パテウェットフード)
ラフィーネチャンクシリーズは水分量が多いスープやとろみのあるタイプのキャットフードで、パテタイプのラプティはペースト状の粒がほとんどない状態のキャットフードですね。ラプティはパッケージが猫の顔をしたデザインで可愛いですね。
アニモンダ インテグラプロテクト(腎臓ケア ドライフード)
穀物 | グレインフリー |
内容量 | 1.2kg、300g |
実売価格 | 3,240円 |
1kgあたり | 2,700円 |
第一原料 | ポテト、エンドウ豆、獣脂ミールなど |
生産国 | ドイツ |
メーカー | ドイツ |
販売元 | ジャーマンペット株式会社 |
原材料からの考察(腎臓ケア ドライフード)
タンパク質を減らし脂質や炭水化物を多くしているのは、腎臓にこれ以上負担をかけないためです。タンパク質は分解されると尿素を多く作り出すことから、腎臓病になった猫にはタンパク質を抑えたキャットフードが腎臓に負担をかけないキャットフードとなります。またpHの値を傾けるミネラルをあまり摂取しないように低灰分になますね。
「獣脂」と聞くと何の動物が入っているか分からない動物性油脂のようなイメージがあるかもしれませんが、獣脂は主に牛や羊から抽出された脂質です。
獣脂ミールはドイツ語で「グリーベンミール」と呼ばれる原材料で、ドイツの料理にもよく使用されるメジャーな油脂です。
成分表(腎臓ケア ドライフード)
成分表(保証成分値) | タンパク質 | 26% |
脂肪 | 24.5% | |
粗繊維 | 2% | |
粗灰分 | 4% | |
水分 | 6% | |
エネルギー | 445kcal/100g |
アニモンダの療法食の種類
アニモンダ療法食には、
- 腎臓ケアシリーズ
- 関節ケアシリーズ
- 糖尿ケアシリーズ
- pHバランスシリーズ
- アレルギーケアシリーズ
- 肥満ケアシリーズ
- 胃腸ケアシリーズ
まとめ
- 大きな自社工場をふたつ持っている
- 様々なメーカーのOEM生産を行っている
- ヨーロッパ以外の国へも輸出
- シリアルが含まれグレインフリーではない
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アニモンダは総合栄養食ではない(というか総合栄養食という概念がない)ところに不安を感じていましたが、与えてみると猫たちの食いつきもよく、種類も味もたくさんあったからか、食事の時間を楽しみにするようになりました。
ドイツ産だから安全性も高いし、とても満足しています。
つい数ヶ月前に腎不全が発覚。腎不全の猫を飼っている猫に話を聞いていたので、このフードを与えていました。経過は良好です。
評判が良さそうだったので買ってましたが、総合栄養食とは書かれていなかったんですね。意識したことがなかったです。粒が数種類入っていて見た目も綺麗ですね。猫も不満そうではないので良さそうです。このサイトでグレインフリーを知りました。残念ながらアニモンダはグレインフリーではなさそうなので、試してみるのもいいかなと思っています。
ネットでかなり評判が良かったのでアニモンダにしました。粒がちょっと変わってて食感がたのしめそう。色んな粒があって毎回少し残る粒もあります。
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