本日のテーマ
23年前から販売されているカナダ産ファーストチョイス(1st CHOICE)。カナダ産ですが、買い求めやすく嬉しい価格帯ですが、原材料や成分はどんな内容になっているのでしょうか。猫田さんの解説を聞いてみましょう!
目次
アース・ペット株式会社が販売するカナダ産「ファーストチョイス(1st CHOICE)」
1st CHOICE(ファーストチョイス)キャットフードは、アース・ペット株式会社が販売するカナダ産キャットフードです。
ファーストチョイスは、1990年にカナダの動物栄養学の博士や獣医師によって開発されたキャットフードで、日本では1988年から販売が開始されました。
現在は世界35か国以上で販売されていますが、初めての海外進出は日本ということで、ファーストチョイスにとっても日本への輸出販売は大きな一歩だったと考えられますね。
カナダのPLBインターナショナル(PLB international)
カナダでファーストチョイスを製造するPLBインターナショナル(PLB international)は、1969年にカナダのケベック州で創業した会社で、始めはペットフードではなく家畜肥料に使われる原材料の生産を専門に行っていました。
1981年からペットフードの製造を開始し、1990年にファーストチョイスの販売を開始しました。当時、北米ではプレミアムフードのような新鮮な鶏肉を原材料として使用したキャットフードはなく、ファーストチョイスが先駆けとなっていたそうです。
画像引用元:1st Choice Canada – Healthy Dog & Cat Food Made in Canada
パッケージやサイトなど見た目もですが、日本で販売するにあたって原材料や栄養も変更されています。配合量や成分値もやや異なりますね。
PLBインターナショナルは2019年に創業50周年を迎え、古株のペットフードメーカーとなりましたが、現在もLily&Jax(リリー&ジャックス シグネチャーライン)という新ブランドを立ち上げるなど、老舗ペットフードメーカーとして躍進しています。
味にうるさい室内猫用 1歳以上 サーモン&チキン
穀物 | 玄米、コーン、コーングルテンミール |
気になる点 | 食物繊維が多い 大豆レシチン |
実売価格 | 473円/560g 964円/1.6kg |
1kgあたり | 602.5円 |
第一原料 | 鶏肉 |
生産国 | カナダ |
メーカー | カナダ |
販売元 | アース・ペット株式会社 |
原材料からの考察
主原料は鶏肉ですが、玄米やコーン、コーングルテンミールの穀物が多く使用されています。また食物繊維源のビートパルプやセルロースなども配合されているので、不溶性食物繊維では7%程度ですが、水溶性食物繊維との想定すると食物繊維はかなり多いのではないでしょうか。
イヌリン源となるチコリや酵母などを配合していることから、腸内環境の健康維持を意識しているのかもしれません。
コーンのグルテンによるグルテンアレルギーの可能性は気になるところではあります。
また、尿路結石(ストルバイト)や腎臓への負担を考えて、ミネラルバランスに注目される方も多いかと思いますが、カルシウムとリンとのバランスを考えると、マグネシウム値はやや高めですね。
成分表
成分(分析値) | 粗タンパク質 | 29%以上 |
粗脂肪 | 13%以上 | |
粗繊維 | 7%以下 | |
粗灰分 | 9%以下 | |
水分 | 10%以下 | |
カルシウム | 1.1% | |
リン | 0.9% | |
マグネシウム | 0.11% | |
オメガ6脂肪酸 | 3.52% | |
オメガ3脂肪酸 | 0.76% | |
カロリー | 100g | 353kcal |
商品ラインナップ
- 離乳期~1歳 妊娠後期/授乳期 チキン 育ちざかりの子ねこに
- 1歳以上 白身魚&チキン 飽きっぽい気まぐれな猫に
- 1歳以上 サーモン&チキン 味にうるさい室内猫用
- 1歳以上 鴨肉&サーモン 味にうるさい室内猫用
- 10歳以上 サーモン&チキン 味にうるさい室内猫用
- 1歳以上 サーモン&白身魚 ダイエット 避妊去勢猫に
- 1歳以上 チキン 下部尿路の健康維持ケア
- 10歳以上 チキン 下部尿路・腎臓の健康維持ケア
- 15歳以上 チキン 長生き猫の腎臓の健康維持ケア
ファーストチョイスキャットフードは全9商品です。
まとめ
- カナダ産で日本では23年の販売実績がある
- アース製薬株式会社の子会社が輸入販売
- 玄米やコーン、セルロースやビートパルプを使用
- マグネシウム値がやや高め
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