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ファインペッツに似たキャットフードをお探しの方
ファインペッツが倒産したことによりフードジプシーとなった方が大変多く発生しているという報告を受けました。
一部ユーザーでは評判となっているようですが、弊サイトではマッサンペットフーズのエリザべスキャットフード、ロニーキャットフードをおすすめします!
ファインペッツ 極はオランダ製から終盤スペイン製へと切り替わりました。
原材料が近い
エリザベスキャットフード、ロニーキャットフードはベルギー製で、EU圏内は貿易圏の影響でEU内産の食材を使うことが多く、食材の品質は近いと予想できます。
どちらの製品も成長ホルモンや抗生物質を使用しない食材で、腸内環境を整える成分にこだわり、オリゴ糖などのプレバイオティクス、グルコサミン&コンドロイチンを配合し、フィッシュオイルや亜麻仁による皮膚被毛の健康維持も同じです。
AAFCO、FEDIAFの規定に沿った総合栄養食であり、全年齢対応の商品となっています。
主要原材料についてはファインペッツ 極は魚類(イワシまたはニシン)、鶏肉、アヒル肉ですが、エリザベスキャットフードはサーモン、ニシン、鶏肉がメイン、ロニーキャットフードは鶏肉がメインです。
ファインペッツ 極ではユッカシジゲラ、クコの実、ターメリック、フェンネルなどが含まれていますが、ロニーキャットフード、エリザベスキャットフードは40種類以上の食材を使用し、さらに多くの野菜やハーブが使用されているワンランク上のキャットフードといえます。
成分が近い
成分としてはロニー、エリザベスの方が若干粗タンパク質が高めですが、脂質、灰分、カロリーなど全体的な成分値は近い設計となっています。
またロニーキャットフード、エリザベスキャットフードの方が不飽和脂肪酸、ミネラルのバランスが良い傾向にあると考えられます。
| 成分 | ファインペッツ 極 | エリザベスキャットフード | ロニーキャットフード |
|---|---|---|---|
| 粗タンパク質 | 29% | 36% | 36% |
| 粗脂肪 | 16% | 16% | 20% |
| 粗繊維 | 2.5% | 4% | 3% |
| 粗灰分 | 6% | 8.5% | 8.5% |
| オメガ6脂肪酸 | 2% | 3.4% | 3.5% |
| オメガ3脂肪酸 | 0.8% | 0.7% | 0.6% |
| カルシウム | 1.3% | 1.0% | 1.0% |
| リン | 0.9% | 0.9% | 0.8% |
| カロリー100gあたり | 395kcal | 381kcal | 410kcal |
ロニーキャットフード、エリザベスキャットフードの方が安いのに高品質
そしてロニーキャットフード、エリザベスキャットフードはこの大変な円安の中でも、まだ販売開始から10年で200円しか値上げしていない、可能な限り値上げしないことに力を注いでいるメーカーです。これはユーザーにとってはとても重要な決め手のひとつではないでしょうか。
200gのお試し商品もあります。当サイトでもおすすめしているキャットフードですので是非試してくださいね!
<2025年10月20日追記>ファインペッツ破産開始決定を受けたことが判明
公式サイトへのアクセス障害や、電話がつながらない等のトラブルについて以前追記しましたが、ファインペッツを輸入販売する株式会社エブリワンズが破産開始決定を受けたことが判明しました。
2024年に海外の製造工場でシステムトラブルが発生し、キャットフードの生産がストップ。その影響で仕入れも販売も続けられなくなってしまいました。新たな製造委託先を探したものの、原材料の確保が難航し、最終的に事業の継続を断念したとされています。
これまでファインペッツを購入していた方は、すぐに代替となるキャットフードを探しましょう。成分や栄養バランスが近いキャットフードを選ぶと切り替えもスムーズです。
参考:(株)エヴリワンズ/破産開始決定<東京>ペットフード「FINEPET’S」
<2025年10月17日追記>ファインペッツが閉業?
現在、ファインペッツ(FINEPET’S)公式サイトへのアクセス障害や、マイページ機能の不具合、電話がつながらない等の報告がされています。
公式サイトをアクセスしても「Service Unavailable..」とだけ表示されています。公式からの明確な説明は現時点で確認されておらず、一時的なシステム障害なのか、事業体制の変更なのかは不明です。
情報が更新され次第、こちらでも追記予定です。
オリジンを製造しているチャンピオンフーズ社と関係のあるペットフード





オリジナルキャットフードを作った理由は、エシカル(環境保全や社会貢献に配慮)でリーズナブルなフードを作りたかったからということです。確かにチャンピオンフーズ社の製品はオリジンを始め、アカナなど高品質ではありますが、高価格帯のものが多くなっています。
エシカルな部分はチャンピオンフーズ社も問題がありませんが、価格帯は下げるとなると品質を下げるか、配合物を変える、配合バランスを変える必要があります。チャンピオンフーズ社は地元の原材料にこだわっていますから、コスト削減は難しかったのかもしれませんね。
その点、品質を保ったまま価格を下げる努力をした製品がファインペッツということでしょうか。
ペットを長生きさせることが一番の目的のキャットフード



直接お話していないので本当のところはわかりませんが、スタート時の1994年というと日本ではペットフードはまだまだ発展途上の頃でした。その頃から少しずつ変わっていく日本のペットの実情を見てきて、目的の3点が必要だったと考えるのは自然なことだと思います。
今ペットフードは安価とプレミアムの二分化しています。原材料費を考えて安価にはできないものの、少しでもリーズナブルなプレミアムフードを作ることで、安価なフードを購入している方々が手に取ってくれればペットが長生きすることにも繋がりますし、安いから継続して購入し続けられるという利点も生まれます。
【2024年】FINEPET’Sキャットフード小粒・大粒が終売
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引用元画像:終売に伴うご案内と価格改定について
FINEPET’Sキャットフードの小粒・大粒が在庫限りで終売とのことです。
近年において工場より出荷されるキャットフードが「粒が規格よりも小さい」「袋を開けた際の匂いが異なる」「品質が下がった」などのご指摘が挙がったが、残念ながら状況が改善される兆しは見られず、工場との契約を終了し、現在販売しているキャットフードを終売となったようです。
今後は新しい工場と契約する予定ですが、新工場での生産開始までには時間がかかるとのことで、その間は、在庫が比較的多く確保できている「FINEPET’S キャットフード極」の利用を勧めています。
ファインペッツについて(新旧レシピの比較)
| 第一原料 | 魚類(イワシまたはニシン) |
| 穀物 | 全粒米 |
| ポイント | 魚類(イワシまたはニシン)、鶏肉、アヒル |
| 実売価格 | 1.5kg:8,900円 3kg(1.5kg×2):17,500円 4.5kg(1.5kg×3):26,000円 6kg(1.5kg×4):34,500円 9kg(1.5kg×6):51,500円 12kg(1.5kg×8):68,500円 15kg(1.5kg×10):85,500円 18kg(1.5kg×12):102,000円 |
| 1kgあたり | 1.5kg製品:約5,933円 3kg製品:約5,833円 4.5kg製品:約5,777円 6kg製品:5,750円 9kg製品:約5,722円 12kg製品:約5,708円 15kg製品:5,700円 18kg製品:約5,666円 |
| 生産国 | オーストラリア → オランダ → スペイン |
| メーカー | 日本 |
| 販売元 | 株式会社エヴリワンズ |


初回価格が安いので安いイメージがありますが、初回以降は1.5㎏で8,900円3,429円(税抜き)なのでかなり高いといえます。(レシピが変更される度に値上げに値上げを続け、2倍以上の価格となりました)
穀物として全粒大麦を配合してはいますが、ヒューマングレードの材料でアヒル肉やニシン、鶏肉を使用していて原材料費も特別に安いということでもないのではないでしょうか。
初回価格が安くてお試ししやすい価格ですが、プレミアムキャットフードとしては高価格帯です。


人間は4ヶ月、犬猫は3ヶ月程度で血液や細胞の入れ替わりがあるといわれています。これを考えると毛艶などに変化があるとすればフードを変更して3ヶ月程度は必要かもしれません。
ファインペッツは初回が約1,000円なので価格の点では試しやすいですね。
原料からの考察
2016年11月にレシピの変更がありました。新旧のレシピを比べてみましょう。
鹿肉、鶏肉、オートミール、大麦、全粒米、鶏脂、グリーンピース、ポテト、豆類繊維質、リンゴ、サーモン、鶏レバー、サーモンオイル(オメガ3・オメガ6)、チコリ抽出物、フラクトオリゴ糖、フラックスシード、ビール酵母、昆布、パセリ、ローズマリー、カモマイル、セージ、タイム、コリアンダー、セイヨウタンポポ、甘草、魚介類抽出物(グルコサミン0.03%)、プロバイオティクス(アシドフィルス菌、カゼイ菌、腸中菌、ビフィズス菌)、ユッカシジゲラ抽出物、コンドロイチン0.01%、ローズマリー、セイヨウイラクサ
アヒル肉、ニシン、全粒米、ポテト、鶏脂、フレッシュサーモンオイル、鶏肉、チコリ、グリーンピース、鶏レバー、植物性繊維質(豆類由来)、ビタミン(ビタミンE、ビタミンC、ナイアシン、イノシトール、ビタミンA、チアミン、Dパントテン酸カルシウム、ピリドキシン、リボフラビン、ビタミンK、ベータカロチン、ビタミンD3、葉酸、ビオチン、ビタミンB12)、ミネラル(亜鉛、鉄、銅、マンガン、ヨウ素酸カルシウム)、ユッカシジゲラ、マンガンオリゴ糖、ボリジオイル、フラックスシード、Lカルニチン、イヌリン、プロバイオティクス
魚類(イワシまたはニシン)、鶏肉、全粒米、アヒル肉、ポテト、エンドウマメ、ビール酵母、ピートバルブ、鶏脂、サーモンオイル、リンゴ、チコリルート(フラクトオリゴ糖)、天然酵母(マンナンオリゴ糖)、海藻類、グルコサミン、ユッカシジゲラ、クコの実、コンドロイチン硫酸、ターメリック、フェンネル(魚肉、鶏肉共に生肉原材料を使用)

大きな変化として、旧レシピでは鹿肉などオーストラリア産の原材料を使用していましたが、オランダ産に変更された際にアヒル肉はフランス産となり、最終的にスペイン産になっています。
因みにアヒル肉は鴨肉と表記されることも多いです。

ファインペッツ 新旧 成分表
<オーストラリアレシピ 成分表>
| 成分(保証分析値) | たんぱく質 | 32.0%以上 |
| 脂質 | 21.0%以上 | |
| 粗繊維 | 5.0%以下 | |
| 灰分 | 6.5%以下 | |
| 水分 | 10.0%以下 | |
| 炭水化物 | 27.4%以上 | |
| 代謝エネルギー量 | 420kcal / 100g |
<オランダレシピ 成分表>
| 成分(保証分析値) | たんぱく質 | 32% |
| 脂質 | 20% | |
| 粗繊維 | 2.3% | |
| 灰分 | 8% | |
| 水分 | 8% | |
| 炭水化物 | - | |
| 代謝エネルギー量 | 427.2kcal/100g |
<スペインレシピ 成分表>
| 成分(保証分析値) | たんぱく質 | 29% |
| 脂質 | 16% | |
| 粗繊維 | 2.5% | |
| 灰分 | 6% | |
| 水分 | 8% | |
| 炭水化物 | - | |
| 代謝エネルギー量 | 395kcal/100g |


そうですね。タンパク質の値はまったく同じですが、穀物が量が少なくなった分、実質的に動物性タンパク質は多くなっていると考えられます。
全体的な変化としては、食物繊維や水分量が減って、脂質やミネラル(灰分)が増えています。カロリーも若干上がっていますね。

まとめ
- チャンピオンフーズ社の協力で開発
- オランダの工場で製造
- エシカルでリーズナブルなフードを作りたい
- ペットを長生きさせることが目的
- 3ヶ月試しても割安の初回価格設定
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プレミアムキャットフードという種類を知って、ファインペッツが安いのでお試しにいいと聞き使用。それまであげていたスーパーで買えるキャットフードとそんなに違いはわからないですが、体に良さそうなので買い続けています。もう少し安くなればいいと思います。
最初はオーストラリア産?今はオランダ産?工場の場所がかなり変わってるのとレシピも変わったみたいです。初回1,080円ですが、翌月から3,704円なのでグレインフリーじゃないキャットフードだと結構高い方のキャットフードだと気付きました。品質は良さそうで、キャットフードに大きな不満はありません。同じ位の値段ならグレインフリーにした方がいいか悩んでます。
途中でレシピが変わったみたいで変更しようか悩んでいます。猫はいつも通りだったのでレシピが変わったことに気付きませんでした…定期で送られてくるので調べてもいませんでした。誰か良くなったのかとかわかりませんか?
旧レシピの時に初回500円位だったか安かったので試してみました。3ヶ月は続けるといいって書いてあったので半年位続けたんですが、特に変化はなかったので、高く感じたので他のフードに変えました。特に悪いところは感じませんでした。今はレシピも変わったみたいなのでどうでしょう?使ってる人がいたら教えて欲しいです。
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