本日のテーマ
最近猫田さんが小耳に挟んだというブラバンソンヌ。香港で販売されているキャットフードですが、サンプルをいただくことができたそうなので、今回は香港のキャットフード事情を見てましょう。
目次
ブラバンソンヌを販売する香港の事情と物価
ベルギー産、香港を中心に販売を展開
物価が高く、ヨーロッパ文化も垣間見える香港
香港はイギリス領だったこともあり、アジアでありながらイギリスやヨーロッパが透けてみえるような独特な文化ですね。
香港は物価が高く、土地も狭いため住宅の価格は信じられないほど高額に達しています。香港の平均月収は21万円ほどで、アルバイトの時給は400円程度(東京のアルバイト時給の半分以下)ともいわれており、香港で働きながら暮らすのは非常に大変ということがわかります。
そうですね。ただし食事にかかる費用は日本とそこまで変わらないようで、外食でも一食200~700円程度で済ませられるようです。そのためペットフードの相場もそこまで高くないのではないかと思います。
ではそんな香港を中心に販売されるブラバンソンヌキャットフードについて紹介していきたいと思います。
香港販売がメイン!ベルギー原産のキャットフード
穀物 | 玄米 |
ポイント | なし |
実売価格 | 日本未発売 |
1kgあたり | 日本未発売 |
第一原料 | チキン |
生産国 | ベルギー |
メーカー | 香港 |
販売元 | 日本未発売 |
そうですね。香港のブラバンソンヌはドッグフードとキャットフードがあり、それぞれ
- レギュラーダイエット
- 881 プロフェッショナルダイエット
の2シリーズにわかれています。ダイエットという言葉は日本でいう痩せるためではなく、食事という意味です。
ブラバンソンヌの原材料からの考察
非常に似ているといえます。しかも原材料には米が使われていて、この辺りも日本のキャットフードに似ている傾向にあります。
それぞれ魚やチキンが主原料ではありますが、主原料のひとつとして白米や玄米が使われています。またチコリやセルロース、リンゴ、ローズマリー、クランベリー、ユッカシジゲラなどフルーツやハーブも多く含まれているようです。
アレルギーを最小限に抑えるためにアレルゲンとなりやすいタンパク質は単一のソースから配合しています。
同じように白米、玄米が使われています。ビートパルプも使われ、グレインフリー(穀物不使用)とは方向性が違っていることが伺えます。
ブラバンソンヌは私もよく知っているベルギーの工場で造られています。フランスにも工場があり、グレインフリーのキャットフードを作ることができる工場です。その上でこのレシピを採用しているということは、グレインフリーが主流ではないことをよく表しているのではないでしょうか。主流でないうえにコストもかかるとなれば香港、中国圏ではまだ売れないのかもしれませんね。
ブラバンソンヌ 成猫用 チキン 成分表
成分(保証分析値) | 粗たんぱく質 | 32% |
粗脂質 | 20% | |
粗繊維 | 3% | |
粗灰分 | 7.5% | |
水分 | 9% | |
カルシウム | 1.2% | |
リン | 0.7% | |
ビタミンA | 20,000IU/kg | |
ビタミンD3 | 1,750IU/kg | |
ビタミンE | 500IU/kg以上 | |
タウリン | 1,500mg/kg |
タンパク質32%と粗脂肪は20%と平均、許容範囲内と言えます。
ブラバンソンヌキャットフードの種類
レギュラーダイエットシリーズ
レギュラーダイエットではキトゥン、アダルト、シニアの年齢別、5種類が販売されています。
- キトゥンテイスティーチキン
- アダルトキャットオーシャンフィッシュ
- アダルトキャットテイスティーチキン
- シニアキャットオーシャンフィッシュ
- シニアキャットテイスティーチキン
881 プロフェッショナルダイエットシリーズ
881 プロフェッショナルダイエットではハイクオリティな原材料を使ったシリーズで猫の体のサポートを目的としたキャットフードラインとなっている全年齢対応商品です。
- 全年齢対応消化器サポート
- 全年齢対応ヘルシー
日本で販売しているブラバンソンヌキャットフード
日本の代理店では以下の販売となっているようです。
- 子猫用キャットフード チキン
- 成猫用キャットフード チキン
- 成猫用キャットフード オーシャンフィッシュ
- 消化器サポート 猫用 オールステージ対応
- シニア猫用キャットフード
ブラバンソンヌの粒、香り、食いつき
香港でグレインフリーキャットフードはマイナー
私の耳にしている話では、まだ中国圏では日本と比べてもグレインフリーはマイナーな存在で「猫は穀物の消化が苦手なので肉食を」という考えは全く浸透していないようです。
グレインフリーの商品も非常に少ないと聞いています。
猫を食べる中国の「猫食文化」
中国では猫食文化があり、年間400万匹の猫が食べられているようです。
主に広東省、広西チワン族自治区で食べられていますが、動物保護の観点から猫肉の取引には特別な許可が必要とされているようです。
しかし最近では猫の飼育が増えたことで猫食文化への避難が高まり、有名な猫肉料理店が襲撃されるなどの事件も起こっています。ただ減少傾向にありながら、一部地域では猫食がまた増えている地域もあるということです。
ですが日本でも幕末までは猫を食べていた記録が残されています。沖縄でもマヤーのウシルという猫の汁の郷土料理があり、犬猫を食用としてきた文化があります。
猫食文化は限られた地域ではありながらも、スイスの農村やスペインのバスク地方など世界的に食べられている記録があり、中国に限った話ではありません。
ブラバンソンヌキャットフードまとめ
- ブラバンソンヌはライス系キャットフード
- 中国圏ではグレインフリーはまだ主流ではない
- グレインフリーの商品も少ない
- 猫食文化が残っている
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香港に住んでいた時に飼っていた猫(当時6歳)に与えていました。購入しやすい金額で、猫もたまに残すことはありましたが安定して食べてくれていたと思います。
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