本日のテーマ

オリジンはカナダのキャットフード(工場がアメリカのケンタッキー州にも増えました)ですが、カナダやアメリカだけでなく、ヨーロッパでも人気の商品になっています。その人気の秘密を聞いてみたいと思います。
目次
<最新情報>オリジンを販売するチャンピオンフーズ社への訴訟情報
2018年3月1日に集団訴訟が提起

2018年3月1日にカリフォルニア州でオリジンやアカナを販売するチャンピオンフーズ社に対して集団訴訟が提起されました。
集団訴訟の理由として、オリジンやアカナに毒素や重金属が含まれており、食べた犬を危険にさらす可能性があるという内容のものでした。


2018年5月7日に集団訴訟が修正



ペントバルビタール (Pentobarbital)とは動物に対して鎮静剤や麻酔薬、安楽死に使われる薬です。安楽死にも使われることから、過剰摂取による致死性はとても高い危険な薬とも言えます。
これについては提携する農家からの報告があったため、混入の事実は認めており、取り除いたと回答しています。ただ製造後の製品となった状態のフードからは、ペントバルビタールは検出されていないことから、安全面の問題や犬の健康に影響を与えることはないともオリジンは回答しています。
世界的に人気のオリジン

オリジンは日本でこそ余り店頭で見かけませんが、世界的に販売されている優良キャットフードです。
最近アメリカケンタッキー州にも工場が増え、現在はキャットフードもドッグフードもアメリカ産に変更になりました。
訪れたイギリスなんかでも店頭販売がされていて、非常に人気のペットフードとなっています。





高品質な材料、ハイレベルな製造工程でランキング上位の常連



オリジンは値段が高めな以外にマイナス評が出そうな点がないということもあります。
原材料の飼育、漁獲まで把握して高品質で安全な材料を使用しています。自社工場であることからも外部委託も一切なく、責任を持った製造方法がとられています。オリジンではこうした取り組みから、アメリカの中国産原材料でのメラミン入りペットフードの大量リコール事件も避けることができ、より人気がアップしました。


リコール事故があってからは世界的に自社工場を持っていて、品質管理がされているメーカーの評価があがった傾向にあります。オリジンもそのひとつですね。
オリジンクラスのキャットフードであれば、愛猫に合うか合わないかという点がクリアされれば十分に高品質なものであるといえます。
オリジン製造国の流れ
オリジンは創業から2016年ごろまでカナダのアルバータ州モラヴィル工場(チャンピオンペットフーズ本社工場)で製造され、日本を含む世界各国へ「カナダ産オリジン」として出荷されていました。
その後、アメリカのケンタッキー州に工場を新設。日本市場向けにも徐々に「アメリカ産オリジン」に切り替えていきました。
そして2021年ごろ、日本市場におけるアメリカ産オリジンは在庫限りで終売、再びカナダ産オリジンに一本化されて販売が継続されました。
現在販売されているオリジンシリーズは下記の5種類です。
- オリジナルキャット(旧キャット&キトゥン)
- ガーディアン8
- ツンドラキャット
- キトゥン
- レジオナルレッドキャット
オリジン オリジナル
以前販売されていた「オリジン キャット&キトゥン」は、ブランドリニューアルにより海外表記に合わせて 「オリジン オリジナル(Orijen Original)」 へ名称変更されました。レシピ自体はほぼ変わらず、成猫・子猫どちらにも対応できる総合栄養食です。
穀物 | グレインフリー |
ポイント | ・80%以上のパワフルな肉原料 ・原材料の3分の2は新鮮または生のもの |
実売価格 | 340g:1,980円(税込) 1.8kg:8,800円(税込) 5.4kg:20,900円(税込) |
1kgあたり | 1.8kg:約4,888円 5.4kg:約3,870円 |
第一原料 | 新鮮鶏肉 |
生産国 | カナダ |
メーカー | カナダ |
販売元 | チャンピオンペットフーズ社 |





原材料からの考察
新鮮鶏肉(20%)、生七面鳥肉(10%)、生の丸ごとニシン(9%)、新鮮鶏内臓(レバー心臓)(6%)、生の丸ごとヘイク(5%)、生七面鳥レバー(5%)、新鮮卵(5%)、ディハイドレート鶏肉(4%)、ディハイドレート七面鳥肉(4%)、ディハイドレートサバ(4%)、ディハイドレートイワシ(4%)、ディハイドレートニシン(4%)、鶏脂肪(4%)、丸ごと赤レンズ豆、丸ごとエンドウ豆、丸ごと緑レンズ豆、丸ごとヒヨコ豆、レンズ豆繊維、丸ごとピント豆、エンドウ豆スターチ、丸ごと白インゲン豆、ポロック油(1%)、乾燥ケルプ、新鮮丸ごとカボチャ、新鮮丸ごとバターナッツスクワッシュ、新鮮丸ごとズッキーニ、新鮮丸ごとニンジン、新鮮丸ごとリンゴ、新鮮丸ごと洋梨、乾燥チコリールート、新鮮ケール、新鮮ホウレン草、新鮮ビートの葉、新鮮カブラ菜、丸ごとクランベリー、丸ごとブルーベリー、丸ごとサスカトゥーンベリー、ターメリック、オオアザミ、ゴボウ、ラベンダー、マシュマロルート、ローズヒップ、酸化防止剤:植物油から抽出したトコフェロール

肉原料は新鮮と乾燥で分かれますが、オリジンでは新鮮なものだけでも60%とは、なかなか見られない高配合です。
またディハイドレート(脱水)やフリーズドライの肉や魚を合わせると80%以上。これだけ肉や魚を高配合している点も他社には見られない高評価ポイントです。
地元産にこだわっているところも好印象。生産者とのつながりを全て把握していることで無用なリスクはなくなり、管理もしやすくなりそうです。


オメガ3脂肪酸が通常の範囲ではありますがやや多めの配合になっています。これは魚が多く配合されているからだと予想できますね。ただ最近はアレルギーに対して3:1くらいがいいという評価も多いので、むしろ高評価な点になるかもしれません。
あとはタンパク質が40%、脂質が20%とかなり高たんぱく、高脂質なので給与量をしっかり管理しましょう。アバウトに与えて与えすぎてしまうと太る可能性があり、子猫の時期に太らせると生涯太りやすくなる傾向にあるためです。
オリジン キャット&キトゥン 成分表
成分(保証分析値) | たんぱく質 | 40%以上 |
脂質 | 20%以上 | |
粗繊維 | 3%以下 | |
粗灰分 | 8%以下 | |
水分 | 10%以下 | |
カルシウム | 1.4%以上 | |
リン | 1.1%以上 | |
タウリン | 0.2%以上 | |
オメガ6脂肪酸 | 3.1%以上 | |
オメガ3脂肪酸 | 1%以上 | |
DHA | 0.3%以上 | |
EPA | 0.2%以上 | |
カロリー | 100g | 416kcal |
オリジン レジオナルレッド
穀物 | グレインフリー |
ポイント | ビーフやイノシシ、ヤギなどオリジナリティのある肉原材料 |
実売価格 | 5,443円/1.8kg |
1kgあたり | 約3,023円 |
第一原料 | 新鮮アンガスビーフ |
生産国 | アメリカ(カナダより変更) |
メーカー | カナダ |
販売元 | チャンピオンペットフーズ社 |
原材料からの考察


オリジン レジオナルレッド 成分表
成分(保証分析値) | 粗たんぱく質 | 40%以上 |
粗脂肪 | 20%以上 | |
粗繊維 | 3%以下 | |
粗灰分 | 9.5%以下 | |
水分 | 10%以下 | |
カルシウム | 2.1%以上 | |
リン | 1.6%以上 | |
マグネシウム | 0.1%以上 | |
タウリン | 0.2%以上 | |
オメガ6脂肪酸 | 2.5%以上 | |
オメガ3脂肪酸 | 1.1%以上 | |
DHA | 0.25%以上 | |
EPA | 0.2%以上 | |
代謝エネルギー | 410kcal/100g |
オリジン ツンドラキャット
原材料からの考察

オリジン ツンドラ 成分表
成分(保証分析値) | 粗たんぱく質 | 40%以上 |
粗脂肪 | 20%以上 | |
粗繊維 | 3%以下 | |
粗灰分 | 9%以上 | |
水分 | 10%以下 | |
カルシウム | 1.9%以上 | |
リン | 1.4%以上 | |
マグネシウム | 0.1%以上 | |
タウリン | 0.2%以上 | |
オメガ6脂肪酸 | 2.4%以上 | |
オメガ3脂肪酸 | 1%以上 | |
DHA | 0.3%以上 | |
EPA | 0.2%以上 | |
代謝エネルギー | 412kcal/100kg |
まとめ
- 高品質で信頼できる原材料
- 品質、製造管理が行き届いている
- 肉含有量の配分が80%以上で高たんぱく
- 品質に比例して価格が高い
- アメリカ工場ができたが、現在はカナダ産に一本化

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ハイクオリティキャットフードがあることを知ってからずっとオリジンです。キャット&キトゥン、6フィッシュキャットをあげてますが、キャット&キトゥンの方が好みみたいですね。他のフードも試してみようと思いつつ、どこでも高評価なのでついそのまま与えています(笑)ここでも高評価みたいなので安心しました。おすすめですので一回試してみてください。
昨年から与え始めましたが、見るからに毛艶が良くなり痒がったりとかもなくなりました。無知で銀のスプーンやピュリナワンを与えていた申し訳ない時期があり、調べに調べオリジンを選びました。最近グレインフリーが沢山出てきてオリジンのようなパワフルなのも出てきてますが、自分はオリジン一択です。
キャット&キトゥンにして1年くらいになります。うちの猫にはこのキャットフードが一番合っているように思います。バージョンが変わって少し不安もありますが、猫を飼っている人に話を聞いてもオリジンは評判が良いのでこのまま続けていくつもりです。
3ヶ月前から愛猫のマンチカンに。食いつきが良い。猫がなにより嬉しそうに食べていてほっこりする。あまり難しいことはわからないけど、ニシンとか七面鳥が使われていたり、ハツやレバーが配合されていて、しっかり栄養が摂れそう。
オリジンが世界的に評価されていると聞いて安心して使用しています。世界的に販売というだけあって、イギリスでも販売されていることを知って嬉しかったです。7歳のノルウェージャンフォレストキャットに一番ベーシックなキャット&キトゥンをあげていますが、毎日美味しそうに飽きることもなく食べています。時々缶やおやつも混ぜたり、別であげています。私はオリジンで満足しています!
値段が高いのがマイナスで他は満足です。最初キャット&キトゥンを買いました。後で6フィッシュキャットが売っていることを知って、魚の方が好きなので買えてみました。こっちの方が好きそうです。原材料も信用できそうなのでいいと思います。
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