本日のテーマ
以前に別記事でもご紹介したネズミの培養肉を使用して開発されたビコーズ・アニマル社の猫用クッキー。
培養肉とネズミ肉という観点から解説をしていますが、フード全体の栄養や安全評価、また製造を行っているビコーズアニマル社はどのようなメーカーなのでしょうか。
目次
2021年世界初のネズミ培養肉を使用した猫用クッキーの販売が発表
画像引用元:AXIS |ネズミの培養肉を用いたキャットフード
現在は予約販売を開始しているところで、一般販売は2022年の予定だそうです。
ただ日本でも購入できるようになるかは、正規の代理店となる企業が現れるかどうかによるので、2022年になってもすぐには購入できないかもしれません。
ネズミ培養肉フードを販売するビコーズアニマル社はどんな会社?
Because, Animals(ビコーズ・アニマル社)は細胞農業を利用したペットフード会社で、シャノンファルコナー(Shannon Falconer)とジョシュアエレット(Joshua Errett)によって2016年に設立された新しい企業です。
ビコーズアニマルズは、ペットフードに4Dミートや感染症を持った動物が使用される可能性があること、またペットフードや食料生産のために多くの家畜動物が飼育され殺されること、また家畜の飼育に必要な資源を確保するために行われる森林伐採や環境破壊、これらの問題を解決し、動物にも地球にも優しいペットフードの生産を目標として掲げ、ペットフードを開発しています。
画像引用元:Because,Animals 公式サイト
創設者の二人は猫の救助避難所のボランティアとして出会っていて、これまで別事業をして新事業を始めたというよりは、本当にまっさらな状態から2人で始めたという感じのようです。
家畜動物や環境、また飼い主や飼い猫にとっても、どの視点からみても優しいペットフードなんですね。
二人の志の高さと、会社を創業してまったく新しいジャンルのフード開発を試みる行動力も尊敬します。
Harmless Hunt Mouse Cookies for Cats
原材料からの考察
ハームレスハントは、まだ販売していないこともあり、詳しい原材料や成分の記載はありませんが、原材料にネズミの培養肉を始め、他栄養バランスを考えた植物性原料を使用しています。
また、キャットフードでは珍しい味噌やテンペなども使用されています。
味噌が使用されているキャットフードは初めて見たのでびっくりしました!日本では昔「ねこまんま」を猫にあげていたので、日本猫にとっては味噌の味は好みかもしれないですよね!
テンペはどういう食材ですか?
テンペはインドネシア発祥の400年以上の歴史がある発酵食品で、大豆にテンペ菌を混ぜ込んで発酵して作られる食材です。日本では「インドネシアの納豆」とも呼ばれています。
スーパーフードとしても注目されていて、血中のコレステロール値の低下や心筋梗塞、動脈硬化の予防、抗酸化作用なども期待されています。
まとめ
- 世界初のネズミ培養肉を使用したペットフード(猫用クッキー)
- 販売は2022年予定
- 味噌やテンペなど珍しい原材料も使用
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