目次
- 1 猫や犬が人間用ハンドクリームを嗅いだり舐めたりするのは危険
- 2 【おすすめ犬猫ペット飼い主向けハンドクリーム1】ロニーボディクリーム
- 3 【おすすめ犬猫ペット飼い主向けハンドクリーム2】犬猫と一緒に暮らす人のためのハンドクリーム
- 4 【おすすめ犬猫ペット飼い主向けハンドクリーム3】KindBodyCream(カインドボディクリーム)
- 5 【おすすめ犬猫ペット飼い主向けハンドクリーム4】yuzuco ハンドクリーム(犬)
- 6 【おすすめ犬猫ペット飼い主向けハンドクリーム5】サプミーレ ハンドクリーム 30g
- 7 【おすすめ犬猫ペット飼い主向けハンドクリーム6】ルバンシュ ウォーターヴェール
- 8 【おすすめ犬猫ペット飼い主向けハンドクリーム7】ニチドウ トリマーズハンドクリーム
- 9 【おすすめ犬猫ペット飼い主向けハンドクリーム8】トリマヴェール ハンドプロテクションクリーム
- 10 猫や犬が避けたいハンドクリームの原材料
- 11 ハンドクリームの代用品(食品や日用品)
- 12 人とペット兼用のハンドクリームはある?
- 13 猫や犬がハンドクリームを舐める危険まとめ
秋冬は乾燥でハンドクリームが必需品という方も多いですが、猫や犬に危険がないか不安ですよね。
ここでは犬猫ペットがハンドクリームを舐めるとどんな危険があるのか。また舐めても害のない安全面に配慮したハンドクリームについて、口コミと一緒に紹介したいと思います!
猫や犬が人間用ハンドクリームを嗅いだり舐めたりするのは危険
犬猫が舐めることを想定していない
市販のハンドクリームは、人の肌に塗ることにのみ配慮されて作られているため、犬猫の口に入ることは想定されていません。そのため、防腐剤や石油由来の界面活性剤、鉱物油、アレルギーの原因物質などさまざまな成分が使用されます。
また100%食用成分・天然由来と聞くと一見安全そうに聞こえますが、天然由来であっても、また食べ物であっても、犬や猫が中毒を引き起こしてしまうものはたくさんあります(オレンジやカカオ、一部の花や木、ハーブなど)。
強い香りやアロマにも注意
舐めること以外にも、強い香りにも注意が必要です。とくに猫は香りの解毒が苦手な動物で、アロマ(精油)の香りを充満させた部屋で飼い猫が死亡してしまう悲しい事故もありました。
香りは種類が非常に多く、犬や猫にとって安全な香りと危険な香りの種類がはっきりと分かっていないので、舐めた場合の成分の安全性はもちろんのこと、なるべく香りが少ないハンドクリームを選ぶのがおすすめです。
犬猫ペットの飼い主さんやトリマー・動物医療従事者に向けてつくられたハンドクリームが以前より増えてきました!
ということで、おすすめの商品をで紹介したいと思います。猫田さんには口コミ評価もしてもらっていますよ。
【おすすめ犬猫ペット飼い主向けハンドクリーム1】ロニーボディクリーム
ハンドクリームではありませんが、全身に使える無香料のロニーボディクリームは、ペットの飼い主、トリマー、動物の専門家などに向けてペットフードメーカーと専門家が考えた保湿クリームです。ハンドクリームとして手に使うのもおすすめ。100gで2,420円税込(定期2,178円)と、大容量のたっぷりサイズでありながら他商品と比較しても非常にお得な価格設定です。モッタリとせずぷるぷるでさらっとした質感なので伸ばしやすく、塗ってすぐに動物に触るのにも抵抗も少ないです。
顔含め体全体に使用できるので、乾燥しやすい時期はもちろん年中使える保湿クリームに仕上がっています。
口コミ評価
石油系界面活性剤、防腐剤(フェノキシエタノール・パラベン) 、合成着色料、香料、エタノール、遺伝子組み換え原料、シリコーン、紫外線吸収剤、鉱物油、旧表示指定成分、動物性原料、ポリエチレングリコール、精油などをすべて不使用するほどの徹底ぶり。原材料もシンプルで個人的におすすめの商品です。
ロニーボディクリームを販売するメーカーは自社のキャットフードも開発販売しており、猫や犬の口に入るものや食育の知識があります。動物に危険がないことを最優先に考え、ペットに優しい成分と原材料を意識した配合となっているので、動物と飼い主さんファーストな保湿クリームとして動物と暮らす飼い主さんにおすすめです。
【化粧品シリーズ】ロニースキンローション・スキンミルクも販売
水、グリセリン、ペンチレングリコール、オリーブ果実油、スクワラン、シロキクラゲ多糖体、ラウリン酸ポリグリセリル-10、キサンタンガム、カプリル酸グリセリル
水、グリセリン、ペンチレングリコール、トリエチルヘキサノイン、スクワラン、ホホバ種子油、アルギニン、シロキクラゲ多糖体、キサンタンガム、ベヘニルアルコール、ステアリン酸、カプリル酸グリセリル、ステアロイルメチルタウリンNa、ミリスチン酸ポリグリセリル-10、ステアリン酸グリセリル(SE)、ポリ-ε-リシン、クエン酸、クエン酸Na
こちらもハンドクリームではありませんが、ロニーボディクリームを販売している株式会社ヒューマルから第二・三商品として発売された化粧品シリーズも、おまけでご紹介します。どちらも2,420円。ロニースキンミルクは、2022年11月から販売を開始した新商品です!保湿成分やエモリエント作用がありながら、かなりのシンプル配合で天然由来成分100%。動物に危険な添加物や原材料は一切使用されていません。
口コミ評価
ハンドクリーム記事なのでそこまで詳しく解説はしませんが、ロニーボディクリーム同様、かなり成分の安全性にはこだわっています。顔も手と同様、乾燥しやすい部位のひとつですが、リラックスタイムに顔をすり寄せて思いっきり触れ合いたい。眠っている時に舐められても安心な基礎化粧品を使いたい。そんな願いをかなえた商品だと思います。
天然由来100%でありながら保存期間も短くないのは経済的で使い勝手も良いですね!ボディクリームとの併用もおすすめです。
【おすすめ犬猫ペット飼い主向けハンドクリーム2】犬猫と一緒に暮らす人のためのハンドクリーム
「犬猫と一緒に暮らす人のためのハンドクリーム」は、動物好きのメイクアップアーティスト寺長根 愛さんが創設したHBAH projectが開発したハンドクリームです。HBAH projectはクラウドファンディングによって資金調達を行い販売を開始しています。
天然由来成分100%、犬猫の飼い主が気になるパラベン、アルコール、香料、合成色素、石油系界面活性剤、キャリーオーバー・旧指定成分など不使用にしています。容量50gで税込2,420円ですが、持ち運びに便利なチューブ容器。シリーズのリップと合わせてギフトセットなども展開しています。
口コミ評価
アロエベラ液汁やシア脂、オリーブ油、ミツロウなど犬や猫の口に入っても問題のない自然由来の原料を多く使用されています。
気になる点としてトコフェロールがありますが、旧指定成分は不使用と記載があるので、旧指定成分である「酢酸dl-α-トコフェロール」ではなくそれ以外のトコフェロールを使用しているのだと思います。また、ナッツ類には「ペニトリウムA」という中毒成分が含まれますが、マカデミアナッツ油ポリセリル-6エステルズペヘネートは体に影響はないのか気になるところ。
【おすすめ犬猫ペット飼い主向けハンドクリーム3】KindBodyCream(カインドボディクリーム)
KindBodyCream(カインドボディクリーム)は、株式会社Speedy Streetが販売するボディクリームです。ロニーボディクリームと同様、ハンドクリームとしても使用できるようです。
ジェル系の質感で100gのたっぷり容量で税込1,980円。KindBodyCream(カインドボディクリーム)は、フェノキシエタノールという防腐剤が使用されています。ビワは、ビア種子にはシアン化合物が高濃度で検出される事案がありましたが、葉エキスについては特に問題となった事例はなさそうです。
口コミ評価
カインドボディクリームは12のフリーで気になる成分を不使用にしたボディクリームですが、フェノキシエタノールが使用されているのが一点残念なところです。フェノキシエタノールは、防腐剤として利用される添加物のひとつで、ラットによる実験で腎臓や血液系への経口毒性が確認されています。
金額や容量、さらっとしたテクスチャーなど飼い主にとって嬉しいポイントは沢山あるものの、最も優先される安全面の評価で若干減点となりました。
【おすすめ犬猫ペット飼い主向けハンドクリーム4】yuzuco ハンドクリーム(犬)
犬を飼っている人向けにつくられたyuzucoは、可愛らしいパッケージで無香料でとろみの抑えたハンドクリームです。容量29gで1,480円とやや少なめ。持ち運びやすいサイズとなっています。
「犬や猫が舐めやすくならないように原料の微量な匂いやとろみの少なさにもこだわって作りました」ということで、成分自体の安全性というよりも舐められにくさにこだわっているようです。
口コミ評価
yuzucoハンドクリームは、犬を飼っている人向けハンドクリームで、シリコン、パラベン、鉱物油、合成香料、合成着色料、石油系界面活性剤、エタノール、グルテン、紫外線吸収剤などは不使用ですが、旧指定成分のセテアリルアルコールが使用されています。
伸びがよく無香料で変な匂いもしないので使いやすかったですが、量が少ないことと塗った後のベタつきが若干気になります。
【おすすめ犬猫ペット飼い主向けハンドクリーム5】サプミーレ ハンドクリーム 30g
飼い主向けのサプミーレハンドクリームは30g容量で1,650円で販売されています。ペットが舐めた時に有害になる可能性のある化学物質や保存料、着色料が不使用で、天然由来成分100%を売りにしたハンドクリームです。
口コミ評価
【おすすめ犬猫ペット飼い主向けハンドクリーム6】ルバンシュ ウォーターヴェール
自然は化粧品のルバンシュのハンドクリームは、30g容量で900円で販売されています。自然派という名前のとおり、食用成分を100%使用したナチュラルな化粧品で、石油系の界面活性剤や合成着色料や香料は使用していません。また、研究から開発まで自社工場で行っているトレーサビリティの面でも安心の製品です。
口コミ評価
【おすすめ犬猫ペット飼い主向けハンドクリーム7】ニチドウ トリマーズハンドクリーム
ニチドウのトリマーズハンドクリームは、観賞魚や爬虫類の飼料や用品を取り扱う日本動物薬品株式会社が販売しています。名前の通りトリマー向けに開発されたハンドクリームで、50g容量で1,830円で販売されています。
トリマーといえば、まさに犬や猫と触れ合うことがお仕事。犬や猫に触れることが多く、シャンプーやドライヤーの風で手も乾燥しやすく荒れてしまいがち。そんなトリマーさんのために開発されたハンドクリームとなっています。もちろん一般家庭で猫や犬を飼っている方もAmazonや楽天から購入できます。
口コミ評価
【おすすめ犬猫ペット飼い主向けハンドクリーム8】トリマヴェール ハンドプロテクションクリーム
続いてこちらもトリマーさん用に販売されているハンドプロテクションクリーム、こちらは100g容量で3,740円で販売されています。ヒアルロン酸、コラーゲンを配合している無香料ハンドクリームです。原材料には紫外線カットで利用される酸化チタンと酸化亜鉛が含まれていているので、日焼け止めの機能ももしかしたらあるかもしれません。
口コミ評価
100gと大容量なので、ハンドクリームをこまめに塗り直している方やたっぷりと使いたい方におすすめのサイズ感です。日本製で無香料、精油や香料も使用されていないので匂いの心配はなさそうです。
主原料に、石油を精製してつくられる鉱物油(ワセリン、ミネラルオイル)や防腐剤のパラベンが使用されています。
猫や犬が避けたいハンドクリームの原材料
化学由来の成分
赤色○号、黄色○号、ポリエチレングリコール、ラウリルグルコシド、フェノキシエタノール、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、ラウリル硫酸ナトリウムなど見たことがある成分もあるのではないでしょうか。始めにも紹介しましたが、ハンドクリームには、
品質や保湿力、香り、見た目の良さを保つために、様々な化学由来の合成添加物が使用されています。
- 防腐剤
- 着色料
- 石油系界面活性剤
- アルコール
- 遺伝子組換え原料
- 鉱物油
- 紫外線吸収剤
- 旧表示指定成分(102項目)
こういった添加物や原材料は、人間の赤ちゃん用の基礎化粧品でも不使用にされることが多く、特に飼い主さんの手をよく舐める犬や猫の場合、注意したい成分です。
強い香りの精油や香料
下記のようなモノテルペン炭化水素類、フェノール類、ケトン類は猫の飼い主さんには避けていただきたい香りです。また、犬も柑橘系の匂いに異常が出るので注意。
- レモン
- オレンジ
- グレープフルーツ
- ベルガモット
- オレガノ
- クローブ
- シナモン
- タイム
- バジル
- カンファー
- セージ
- ヒソップ
- スペアミント
- キャラウェイ
始めにも触れた通り、アロマの香りの種類は非常に多く、犬や猫にとって安全な香り・危険な香りの種類と判別がはっきりとついてない香りも多いので、犬も猫もこれだけを気をつければいいというわけでなく、強めの香りのものは全般的に注意した方がいいでしょう。
アレルギー物質
ハンドクリームに含まれる原材料に猫や犬がアレルギー反応を引き起こす可能性があります。アレルギーの場合、猫や犬に皮膚炎や脱毛、嘔吐や下痢などの症状が見られます。
アレルギーは化学由来でも自然由来でも引き起こすことがあるので、オーガニックや自然由来だからとアレルギーにならないわけではありません。むしろ、化学由来の成分の代わりに様々な植物のエキスを使用することで、原材料が多くなってアレルギーの原因物質を摂取しやすくなる場合があります。
このため、危険な成分を避けつつなるべくシンプルな原材料で構成されるハンドクリームを選ぶのがおすすめです。
ハンドクリームの代用品(食品や日用品)
猫や犬が舐めても安心なハンドクリームの代わりになる物もあります。
オリーブオイル
スーパーやネットでも手に入れやすいオリーブオイルは猫や犬が舐めても問題ない物の一つです。私たち自身が口にしているということもあり、使用に抵抗がない人が多いようです。
オイルなので塗った手はヌルヌルになってしまいますが、保湿力が高く乾燥も防ぎます。
馬油
ドラッグストアでも手に入る馬油も猫や犬が舐めても問題ないということでハンドクリームとして使用する飼い主さんが多いです。
馬の油ということで倫理的な部分に抵抗を感じる方もいますが、馬油は敏感肌の人も使っているのでオリーブオイルより使いやすいと感じる方もいます。
こちらもべたつきは気になりますが、保湿力も高く持続時間も長いです。
飼い主やトリマー向けハンドクリーム
最近は上記で紹介したような猫や犬が触ったり舐めたりしても害のないハンドクリームやペット飼い主用の安全なハンドクリームも販売されています。
猫や犬が舐めたりハンドクリームを使用した手で触っても害のないハンドクリームとは、紹介している合成保存料やアロマオイル(精油)、香料、合成着色料を不使用にしたものなどです。
人とペット兼用のハンドクリームはある?
ペットと人の兼用は法律上認められない
「人とペット両方が使用できるクリームなら、猫や犬に舐められても安心だし肉球の乾燥ケアもできる」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかしペットの肉球ケアと人のハンドケアの両方が使用可能な商品は法律上、製造することができません。
別の場所で製造しなければならない
実際は、原材料を考えればペットと人が兼用できる物を製造すること自体は可能です。
ですが日本では、動物に使用する物と人に使用するハンドクリーム(化粧品)は別の場所で製造する決まりがあるので、法律的に猫犬人兼用の商品と言うことができません。
このため現状どうしてもペットと兼用でクリームを使いたい場合、私たち人間が犬猫用のハンドクリームを一緒に使うという方法しかありません。
猫や犬がハンドクリームを舐める危険まとめ
猫や犬がハンドクリームを舐めるのはやはり危険ですよね。でもハンドクリームに代わる物や飼い主用ハンドクリームがあることを知れたのでチェックしてみようと思いました!
はい。猫や犬の健康を考えてハンドクリーム選びは慎重に行いましょう。ハンドクリームを選ぶ時には、無香料・危険な原材料が使用されていないか・メーカーや販売者に信頼がおけるかなどチェックしてみるといいと思います。
今回はハンドクリームをご紹介してきましたが、全身の保湿ケアをするボディクリームの選び方についての記事もあるのでチェックしてみてください!