本日のテーマ
猫用療法食を販売するドクターズケア(Dr’s Care)キャットフード。老舗ペットフードメーカーのペットラインが販売していますが、総合栄養食とどんな違いがあるのでしょうか。企業背景や原材料、成分についても聞いてみたいと思います!
大手のペットライン株式会社が販売する療法食「ドクターズケア(Dr’s Care)」
昭和42年創業の老舗メーカー「株式会社ペットライン」が製造販売
はい。ペットラインは岐阜県多治見市に本社を置いていて、本社のすぐ隣には生産拠点となる自社工場を所有しています。店頭販売やテレビCM、なども行っていて、全国に支店や工場、開発センターを所有しています。
また、親会社が飼料業界の最大手の一つ「日本農産工業株式会社(NOSAN)」なので、バックアップも大きいのではないでしょうか。NOSANは配合飼料では業界最大手の一つで、他にもいくつもの飼料メーカーを所有しています。
全国の動物病院と提携する猫用療法食ブランド
ドクターズケア(Dr’s Care)の療法食キャットフードは、動物病院と開発メーカーが提携して運営しているため、購入には動物病院で発行される「動物病院コード」が必要になります。
楽天やアマゾンでは単品で購入できますが、公式サイトからは申込みには動物病院のコードが必須なので、ロイヤルカナンやヒルズに比べると手軽さや利用のしやすさを比べるとやや劣るのかもしれません。
Dr’s Care キドニーケア チキンテイスト(慢性腎臓病猫用療法食)
穀物 | トウモロコシ、コーングルテン、小麦粉 |
気になる点 | ・主原料は穀物 ・動物性油脂やミートミールを使用 |
実売価格 | 1,650円/480g(120g×4) 3,850円/1.5kg |
1kgあたり | 2,566.6円 |
第一原料 | トウモロコシ |
生産国 | 日本 |
メーカー | 日本 |
販売元 | ペットライン株式会社 |
ドクターズケアで人気の高い商品は、慢性腎臓病の猫用療法食です。
慢性腎臓病は高齢になると発症リスクが高くなり、治療によって回復することもないので、人気というより、長期間の利用になるので利用年数や継続率が高いといった方が正しいかもしれません。
原材料からの考察
腎臓病の猫用の療法食ということで、キャットフードには珍しいマッシュルーム抽出物(シャンピニオン)が配合されています。
マッシュルーム抽出物(シャンピニオン)には、慢性腎不全の進行を抑制するというデータがあります。また、胃腸症状の軽減作用や口臭や体臭、便臭を抑える作用もあることから、消臭目的でも利用される注目の有効成分です。
残念ながら、トウモロコシや小麦、コーングルテンなど穀物が多く使われているので、消化性やグルテンアレルギーの面では評価できません。
また、動物性油脂とミートミールも、動物の種類が不特定で、どのような動物がどんな状態で使用されているか不明瞭という点で避けられることが多いかと思います。
成分表
成分(分析値) | 粗タンパク質 | 26.3% |
粗脂肪 | 24.8% | |
粗繊維 | 2.8% | |
粗灰分 | 6.6% | |
炭水化物(N.F.E) | 39.5% | |
カルシウム | 0.74% | |
リン | 0.38% | |
マグネシウム | 0.09% | |
ナトリウム | 0.22% | |
食物繊維 | 8.7% | |
カロリー | 100g | 426kcal |
腎臓病療法食ということで、カルシウムやリンなどの値がかなり抑えられています。
また、脂質が24%とかなり高脂肪で、カロリーも高いので、炭水化物が多くはなっていますが、効率的なエネルギー補給が見込めるのではないでしょうか。
商品ラインナップ
- ストルバイトケア スターター
- ストルバイトケア フィッシュテシスト
- ストルバイトケア チキンテイスト
- ストルバイトケア ライト
- 尿石ケア
- キドニーケア(慢性腎臓病用)フィッシュテイスト
- キドニーケア(慢性腎臓病用)チキンテイスト
まとめ
- ペットラインが動物病院と提携販売する療法食
- 腎臓病の進行を抑制するマッシュルームを配合
- 主原料はトウモロコシ、動物性油脂、ミートミール
- タンパク質、カルシウム、リンを控えた高脂肪食
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ストルバイトの発症で獣医師さんから指示されたが食べてくれない。なおるまで続けたいがほかの療法食も検討しようか迷っている
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