本日のテーマ
グレインフリーじゃない魚系キャットフードとしてファンがいたシンプリーですが、最近グレインフリーになったようです。詳細を猫田さんに聞いてみます。
目次
シンプリーキャットフード(symply catfood)
イギリス産のサーモンキャットフード
シンプリー(symply)は、サーモンをベースにしたイギリス産の魚系キャットフードです。
開けた瞬間に「魚以外の何者でもない!」と分かるほど、香りは強かったですね。
シンプリーを販売する会社
シンプリーを販売しているのは、イギリスのカナガングループ(Canagan Group)の親会社にあたるシンプリーグループ(Symply Group)です。同じ会社といっていいでしょう。
カナガンキャットフードの方が認知度は高いかもしれませんが、シンプリーの方が先にできたキャットフードです。
日本に輸入販売を行っているのは、同じくカナガンを輸入販売している株式会社レティシアンです。
また株式会社レティシアンは自社でオリジナルのモグニャンキャットフードも販売していて、そちらはシンプリーと同じく魚ベースのキャットフードです。
2016年にシンプリーのレシピがリニューアルされました
リニューアルでカナガンサーモンと同レシピに
詳しい比較は下で行いますが一言で言うと、カナガンのサーモンと同じレシピのようです。
カナガンのサーモンを入れたと公表しているわけではないので同じものかはわかりませんが、原材料や成分表のどれもが全く同じです。
シンプリーキャットフード
穀物 | グレインフリー |
気になる原材料 | 非常に多くの魚原料 |
実売価格 | 4,277円/1.5kg |
1kgあたり | 約2,851円 |
第一原料 | 骨抜き生サーモン |
生産国 | イギリス |
メーカー | イギリス |
販売元 | 株式会社レティシアン |
原材料からの考察
【新レシピ】骨抜き生サーモン(31%)、さつまいも、乾燥ニシン(12%)、乾燥サーモン(11%)、じゃがいも、サーモンオイル(8.1%)、乾燥白身魚(6.5%)、生マス(4.65%)、サーモンスープ(2.3%)、ミネラル、ビタミン、アルファルファ、クランベリー、マンナンオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、りんご、にんじん、ほうれん草、海藻、カモミール、ペパーミント、マリーゴールド、アニスの実、フェヌグリーク
【旧レシピ】乾燥サーモン(29%以上)、サーモン(24%以上)、米(24%以上)、コーングルテン、サーモンオイル、ヒマワリ油、オート麦、ミネラル、グレイビー、乾燥全卵、全粒亜麻、タウリン(0.23%)、メチオニン、マンナンオリゴ糖(0.05%以上)、フラクトオリゴ糖(0.05%以上)、クランベリー、グルコサミン(170mg/kg)、MSM(170mg/kg)、コンドロイチン硫酸(120mg/kg)
旧シンプリーレシピとの比較
はい、メイン食材として乾燥サーモンが29%、生サーモンが24%、米が24%とこれらで77%を占めるキャットフードでした。
グレインフリーがもてはやされる中、旧シンプリーは非常に食いつきも良く、日本の猫には根強い人気があり、私の友人も愛用している方がいましたが、リニューアル後は完全にレシピが変わってしまい、米はなくなり、魚系原材料だけで70%近くを占める製品となっています。
新シンプリーと旧シンプリーの成分表
成分(分析値) | 旧レシピ | 新レシピ | |
タンパク質 | 31.0%以上 | 37.0%以上 | |
脂質 | 14.0%以上 | 20.0%以上 | |
粗繊維 | 1.5%以下 | 1.5%以下 | |
灰分 | 8.5%以下 | 9.5%以下 | |
水分 | - | 7.0%以下 | |
オメガ6脂肪酸 | 2.74% | 1.33% | |
オメガ3脂肪酸 | - | 3.89% | |
カルシウム | 1.89% | 1.89% | |
リン | 1.32% | 1.32% | |
マグネシウム | - | 0.13% | |
ビタミンA | 30,333IU | 25,000IU | |
ビタミンD3 | 2,106IU | 1,730IU | |
ビタミンE | 402mg | 320IU | |
タウリン | 2,312mg | 2,200mg | |
ビタミンC | 478IU | - | |
カロリー | 約357kcal | 約380kcal |
新レシピではタンパク質量や脂質量が増え、カロリーも高くなりました。日本の流行のフードレシピという印象です。
魚のキャットフードではオメガ3脂肪酸が多くなりがちですが、シンプリーも例外ではなく、オメガ6脂肪酸の3倍くらいのオメガ3脂肪酸が含まれています。
新シンプリーとカナガンサーモンのレシピが同じ理由
今まで販売してきたシンプリーのネームバリュー、ウェブサイトや広告を有効活用しつつ、グレインフリー化するための開発費用も抑えられて一石二鳥だったのでは?と勝手に推測します。
上でもお話しましたが、カナガンとシンプリーは全く別ブランドのように見えて、実はイギリスでは同じ会社が発売しているので、このようなことが可能だったんだと思います。
価格据え置きで中身はカナガンなのでお得です
<追記情報>レティシアンがGRANDS(グランツ)を販売するシー・コネクトを提訴
<過去の追記情報>モグワンに異物混入 平成30年8月10日
平成30年8月10日付けモグワンで青い粉末状の塗料混入がありました。
シンプリーも同じ工場です。ドッグフードとキャットフードが同ラインで製造されているかなどはわかりません。公式サイトでは「弊社取扱の他商品については問題ございませんので、ご安心いただけますようお願い申し上げます。」とアナウンスされています。
まとめ
- リニューアル後のシンプリーはカナガン サーモンと同じレシピのよう
- 値段据置きでカナガンサーモンになったので割安に
- 魚系グレインフリーとしてはトップクラス
- ただしオメガ3脂肪酸の多さが気になる
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途中でレシピが変わってグレインフリーになった時から全く食べなくなりました。その前の穀物入りのレシピの方があっていたみたいです。一応それをきっかけに他のグレインフリーも試しまして食べるものもありましたが、元のシンプリーが一番良かったかも。なくなると良く見えるだけかもしれませんが…今もうちの子は穀物入りのキャットフードに落ち着いてます。
感想から行くと普通という感じです。期待していたより良いわけではなかったので、ほしは3つです。
袋を開けた瞬間、独特の魚臭がしますが、それさえ気にならなければ良い製品だと思います。お魚もお肉も好きな子なので、うちは食いつきもよかったです。粒は小さ過ぎず大き過ぎず、丸みがあって食べやすそうです。魚のオイルなのか、ちょっと油っぽい気も…。その為、1匹飼いの我が家では少しずつしか消費できないので、大袋のシンプリーは後半になると酸化していないか気になりました。小袋での販売があれば使用を続けたかったです。
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