エイプロキャットフードについて
タイ原産の総合栄養食
そうですね。タイはまぐろやかつおなどの海産物が豊富にとれるので、タイからは特にウェットフードの輸入は多いようです。農林水産省のペットフード産業実態調査(平成28年度)でも、日本は最もタイから猫用フードを輸入しています。
自国で原材料調達、自社工場で管理
タイという国がペットフードに対して意識が特別高いというイメージがないため、疑問を感じる方もいるかもしれません。しかしエイプロを販売する会社では、ISO 9002、GMP、HACCPなど国際的な製造環境や管理体制を保証する認証をタイで初めて取得するなどの取り組みも見られています。
またこのメーカーはキャットフードに使用する主原料の多くはタイ国内で生産し調達しており、施設の設備なども自社管理する体制が整っています。嗜好性や体調、栄養性についてチェックするためのペットリサーチセンターも設置されており、自社で一括した管理ができる点は大会社の魅力の一つかと思います。
エイプロを販売するパーフェクトコンパニオングループ
タイ最大のグループ会社PCグループの企業
2011年に日本支社が設立
日本へは2011年に日本支社が設立され輸入が開始されています。日本に輸入されているフードは、犬・猫・ウサギ用のフードのみで、エイプロの他、スマートハートやラビットダイエットなどが販売されています。
ただ販売店には偏りがあり、静岡や愛知、兵庫、鳥取、島根などでは店頭販売が行われていますが、関東地方や他の地域では店頭販売はあまり行われていないようです。
エイプロのラインナップと特徴
日本人受けの良い魚味のフード
エイプロキャットフードのラインナップは、
- まぐろ
- かつお
- お魚ミックス
- 11歳以上の高齢猫用
の4種類です。最近は肉系のキャットフードが増えていますが、エイプロキャットフードは、まぐろやかつおなど日本人受けの良い魚味のキャットフードを販売しています。
エイプロキャットフード まぐろ
穀物 | 糟糠類(ふすま、米糠)、コーングルテンミール |
ポイント | 大豆ミール |
実売価格 | 2,490円/8kg |
1kgあたり | 311.25円 |
第一原料 | ふすま、米糠 |
生産国 | タイ |
メーカー | タイ |
販売元 | PERFECT COMPANION JAPAN株式会社(日本支社) |
原材料からの考察
成分表
成分(分析値) | タンパク質 | 30%以上 |
脂肪 | 9%以上 | |
粗繊維 | 6%以下 | |
粗灰分 | 8.5%以下 | |
水分 | 10%以下 | |
カルシウム | 1%以上 | |
リン | 0.8%以上 | |
マグネシウム | 0.2%以上 | |
タウリン | 0.1%以上 | |
カロリー | 100g | 347kcal |
成分については、まず非常に低脂肪という印象を受けました。キャットフードでは脂質が平均15~20%くらいが一般的なので、低脂質なキャットフードと言えます。
タンパク質については、肉や魚に含まれる動物性タンパク質だけでなく植物性タンパク質も合算されるので、おそらくエイプロのタンパク質は植物性タンパク質の割合も大きいかと考えます。
植物性タンパク質も良質なものであれば、猫は消化吸収してエネルギーとして利用することができますが、植物性タンパク質で懸念されるのは、植物性タンパク質の約20%は体にとって有害なアンモニアを生成してしまうという点です。
アンモニアの解毒のために肝臓に負担がかかり、さらに解毒後に送られる腎臓にも負担がかかりやすくなるので、メインのタンパク質は動物性タンパク質が望ましいというのが、当サイトの見解です。
エイプロキャットフードまとめ
- タイ最大のグループ会社の子会社
- 資金力があるため、自社工場や設備が充実
- 製造環境などに関する国際規格を取得
- 穀類や大豆などをメイン食材として使用
- 合成着色料(食用黄色5号、赤色102号)を使用
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