猫の先祖と歴史!リビアヤマネコ~イエネコになるまでの進化過程

現在の猫(イエネコ)の祖先種はリビアヤマネコ

現在もアフリカに生息

現在飼われている猫(イエネコ)の祖先と言われているのは、現在も野生化で生息しているリビアヤマネコ(African wildcat)です。

リビアヤマネコは、今もアフリカや中近東の砂漠など、現在も野生化で生息しています。

リビアヤマネコの特徴

イエネコに比べると足が長く、被毛は明るめの褐色。尻尾は短く、先が細くなっています。

見た目に違いはいくつかありますが、写真と比べても現在のイエネコと姿は非常に似ていることがわかります(正直、私は写真を見ても普通のイエネコと区別つきません)。

飼い猫の始まりは約9,500年前

最古だと約9,500年前

現在知られている世界最古の飼い猫は、約9,500円前に人骨と一緒に埋葬されていた猫の骨と言われています。発見されたのは東地中海にあるキプロス島にあるシロウロカンボス遺跡。

遺体の状態などから猫と一緒に埋葬されていたのは、身分の高い人物であると言われています。そのような高い位の人物と同じように埋葬されていたということから、すでに猫が飼われ出していたという見解がなされています。

日本の猫の歴史と飼い猫の始まり

猫と関わり出したのは新石器時代

日本では新石器時代に農耕が盛んになったことによって、穀物がつくられるようになりました。穀物は保管されるようになり、保管されるようになった穀物を狙ってネズミが増加しました。

そのネズミの撃退と穀物を守る番人役として、猫は人の生活に関わるようになりました。

お互いに有益な関係

猫にとっては穀物を狙って寄ってくるネズミを効率良く狩れて生きるのに必要な食べ物も確保できます。人にとっては、手間や時間をかけずに穀物を守ってもらうことができたので、お互いにメリットがありました。

しかしこの時点ではまだ、猫が家畜化された、または飼い猫になったとは言えません。

飼い猫の始まりは平安時代

犬の場合は縄文時代には家畜として人と生活を共にしていましたが、猫が日本でペットや愛玩のために飼われ出したのは、暇を持て余した貴族たちの文化が栄える平安時代(8~10世紀あたり)からです。

かの有名な枕草子や源氏物語などには、愛玩動物として飼われる猫についても書かれていました。

現在も家畜化しきれているとは言えない

現在も犬ほどは家畜化できていない

家畜化、愛玩動物として猫が浸透し出した歴史をお話してきましたが、実は今現在も猫は本質的な意味で家畜化できているとは言えないという意見もあります。

猫は野生化の単独性やなわばり性などの性質や行動を今も残しており、犬などと比べて従順的な反応を見せるわけでもありません。そこが魅力的であるという方も多いのではないでしょうか。

しかし猫のような性質を持った猫は、家畜として人と暮らすのは困難とも言われてきました。

自由奔放な孤高の猫と人が暮らせるようになった理由

リビアヤマネコの適応力が高かった

それでもリビアヤマネコがイエネコとして人と共に暮らせるようになったのは、リビアヤマネコの適応力の高さと、広く様々な地域で暮らすことができる多様性があったからだと言われています。

リビアヤマネコはイエネコとして浸透していく中で、アフリカ以外の国や地域でも広く分布し、様々な環境で繁殖を続けてきました。アフリカのような暖かい地域からロシアやカナダのような雪が降るような寒い地域でも暮らすことができた多様性がイエネコとして広まった一つの理由とも言われています。

猫の歴史まとめ

猫田
以上、猫の祖先であるリビアヤマネコから、現在のイエネコになるまでの歴史についてお話してきました。
鈴木さん
確かに猫は犬に比べて、自由奔放ですし「飼われてやってる」という感じはありますね。でもそんな自由でこちらに媚びを売ってこないところが魅力の一つだと思いますし、犬のようになる必要はないかなと思います。今のままで十分可愛いです。
猫田
そうですね。猫の魅力として残っている野性的であったり本能的な部分を愛してあげるのがいいのかなと思います。