本日のテーマ
TRILOGY（トリロジー）のキャットフードの特徴や設立、商品やメーカー情報、今後の展望について解説します。
トリロジーはプレミアムフードの一つで、自然の食性に基づいて猫本来の捕食スタイルを意識した設計が特徴です。人工添加物や穀物を使わず、動物性たんぱくをしっかり確保しています。
袋に“フリーズドライ生肉入り”って書いてありましたけど、普通のドライフードとはどう違うんですか？
そこが大きな魅力なんです。トリロジーでは、オーストラリア産のカンガルーの中に、ニュージーランド産のフリーズドライラム肉を混ぜています。香りや嗜好性が高くなるだけでなく、消化にも優しいレシピですね。
なるほど…それなら食が細い子にもよさそうですね。ほかにも何か特長ってありますか？
“Complete Prey”という考え方が採用されていて、筋肉、内臓、骨などの構成を自然の捕食スタイルに近づけている点も見逃せません。アルファルファやタウリンなどの栄養素もバランス良く配合されています。
トリロジー オーストラリア産カンガルー + フリーズドライニュージーランド産ラム キャットフード
| 穀物 | グレインフリー |
| ポイント | ・自然本能に基づく「Complete Prey™」設計 ・フリーズドライ生ラム肉混合 |
| 実売価格 | ドライ300 g：約1,650 円(税込)/袋(Amazon.co.jp) |
| 第一原料 | カンガルー |
| 生産国 | オーストラリア |
| メーカー | Real Pet Food Company |
| 販売元 | 輸入者 株式会社エヴァリス |
| 公式サイト | トリロジー公式サイト |
原材料からの考察
カンガルー肉、エンドウ豆タンパク質、エンドウ豆、レンズ豆、カンガルーミール、動物性脂肪（牛肉）、牛肉ミール、魚粉、フリーズドライラム肉、ラムミール、タピオカ澱粉、ダイジェスト、牛肉パルプ、セルロース繊維、全粒亜麻仁、魚油、塩、ビタミンおよびミネラル、リン酸二カリウム、アルファルファ、チコリ根イヌリン、タウリン、メチオニン、天然酸化防止剤、ユッカ抽出物
主原料がカンガルーって珍しいですよね。うちの子、アレルギーがあるからちょっと気になってて…。
カンガルー肉は高たんぱく・低脂肪で、アレルギーリスクも低い希少なたんぱく源です。猫の消化にも優れていて、よく療法食や除去食でも使われていますよ。
パッケージの原材料を見ると、エンドウ豆タンパクとかレンズ豆も入ってますが、植物性たんぱくってどうなんですか？
それは少し注意が必要です。植物性たんぱくは動物性よりアミノ酸バランスが劣ることがあるので、割合が多すぎると本来の猫の栄養ニーズに合わない場合も。
しかしトリロジーの場合は、カンガルーやラム、牛肉、魚など動物性たんぱくも豊富に使われているので、全体としては良いバランスです。
あと“フリーズドライラム肉”も気になりました。総合栄養食のドライフードに入ってるのは珍しいレシピですよね？
はい。フリーズドライは加熱処理せず栄養や風味を保つので、猫の食いつきが抜群なんです。自然な肉の香りがするので、グルメな子も喜びますよ。
セルロースやユッカ抽出物の配合目的はなんでしょう？
セルロースは毛玉対策に、不溶性繊維として腸の動きをサポートします。ユッカは便臭を軽減する植物成分ですね。あと、チコリ根のイヌリンも腸内の善玉菌を増やすプレバイオティクス効果があります。
全体的に良さそうなレシピですね。しかし、“ビートパルプ”や“ダイジェスト”って、ちょっとわかりにくい名前だなと思って…。
ビートパルプとは、砂糖の主原料となる甜菜から砂糖を抽出したあとに残る搾りかすのことで、天然の食物繊維です。腸内環境の改善や毛玉対策として使われています。
ダイジェストとは動物の肉や内臓などを酵素で分解し、旨味成分を抽出したものを指すことが多いです。たとえば嗜好性を上げる目的でペースト状にされたり、消化しやすく加工されています。
「○○ダイジェスト」と記載されていない場合は何由来か分かりづらいですが、AAFCOでは消化可能な良質原料と認められており、危険なものではありません。
価格的には300gで1,600円台とちょっと高めですが、原材料を見ると納得ですね。
ええ、高品質な動物性たんぱくとフリーズドライ肉を使っていて、グレインフリー、人工添加物不使用ですからね。一般的な市販品よりも少しお値段は張りますが、それだけの価値はあると思います。
じゃあ、うちの子にも合いそうかも。少量から試してみます！
トリロジーキャットフードの成分表
| 成分（保証分析値） | 粗たんぱく質 | 38％ |
| 粗脂肪 | 16% | |
| 粗繊維 | 6% | |
| エネルギー | 360kcal/100g |
日本での取り扱いは？
トリロジーキャットフードは日本でも購入可能です。amazonや楽天などの通販サイトや、キャットフード専門通販サイトmipetなどで購入できます。
また、インターペットなどの大型展示会にも出展し、試食やお試し販売を行っていました。
まとめ
- 動物性たんぱく質を重視した高品質設計
- Complete Prey™ コンセプトを採用
- グレインフリー・無添加で安全性も高い
- フリーズドライ肉やダイジェストで嗜好性向上
- 日本でも入手可能で評価も高い
参考：Table 1 Selected AAFCO Ingredient Definitions and Common Language Translation
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