ジャパニーズボブテイルの誕生・起源
日本猫が起源
ジャパニーズボブテイルは「三毛猫」と呼ばれ国内で親しまれてきた日本猫が起源となった猫種です。
1,000年前に中国から日本へ
ジャパニーズボブテイルの始祖は、およそ1,000年前に中国から渡ってきました。猫はネズミから米や食料を守るための退治役として連れてこられました。
その猫達の中に短い尻尾(ボブテイル)を持った猫がいたこと、狭い日本の中で尻尾の短い猫が増えていったと言われています。
平安時代になると貴族が猫を愛玩用として飼いだし、江戸時代には絵画や文芸作品にも登場するようになりました。
1976年猫種として認められる
日本猫が注目されたのは、日本を訪れた「ジュディ・クロフォード」というアメリカ人女性がきっかけです。
日本と三毛猫を非常に気に入ったクロスフォードさんが、日本猫をアメリカに送り日本猫の交配や繁殖を行ったことで、1,976年に「ジャパニーズボブテイル」が正式な猫種として認められました。
ジャパニーズボブテイルの体・見た目の特徴
丸く短い尻尾が特徴
ジャパニーズボブテイルの最大の特徴は、名前にもなっている「短い尻尾(ボブテイル)」です。
猫といえばふさふさの長い尻尾というイメージですが、ジャパニーズボブテイルは丸くて短いウサギのような尻尾をしています。
筋肉質な中型サイズ
ジャパニーズボブテイルは、長いすらっとした手足を体を持っていますが、筋肉質でがっしりしています。
しかしその割に体全体で見るとそこまで大きいサイズではなく、中型の標準的なサイズです。長い手足と筋肉質の体から、運動に適した体と言えます。
色も模様も毛の長さも様々
三毛猫と言えば、招き猫のような白と茶色と黒の色と模様がイメージとして強いですが、ジャパニーズボブテイルは様々な色の猫がいます。
また毛の長さも基本的には短毛種がほとんどですが、長毛種のジャパニーズボブテイルロングヘアという猫種も認められ、以前よりジャパニーズボブテイルの幅も広がりました。
ジャパニーズボブテイルの性格
- 穏やか
- 順応性がある
- 賢い
- 社交的
- 人見知りな一面
ジャパニーズボブテイルは、穏やかで他の猫とも仲良くできる社交性や、環境の変化にも順応できる強さと賢さを持っています。
しかし人見知りな一面もあるため、身を守るために知らない人や猫には始め、警戒心を持ったり神経質になることもあります。
ジャパニーズボブテイルがかかりやすい病気
ジャパニーズボブテイルは病気に強い
ジャパニーズボブテイルは、非常に丈夫で頑丈な体と言われるだけあり、病気にもかかりにくく強い種類です。
遺伝性の病気や異常も少ないため、他の猫種よりもたくましいとも言えます。
油断は禁物!
しかし猫が共通してかかりやすいと言われる、
- 尿路結石
- ガン
- 腎臓病
- 心臓病
などはジャパニーズボブテイルもかかる可能性が高いので、油断せず定期検診は怠らないようにしましょう。
また肥満や歯周病が原因で発症する病気もあるので、日々の体調管理や体重管理なども気を付けていきましょう。