さて今回は猫の帰巣本能についてお話したいと思います。
果たして、猫は遠く離れた場所からでも住んでいた場所や巣に戻ってくる性質や能力を持っているのでしょうか。
猫に帰巣本能はあるのか?
帰巣本能がある猫もいる
猫の中には帰巣本能がある猫もいます。猫が非常に遠く離れた場所から何百kmという距離を歩き、自宅や引っ越し先の家にまで辿り着いたという話もあります。
猫は環境の変化が苦手で家になつくとも言われているため、家に帰りたいという本能がないわけではないと思います。
80%の迷い猫は行方不明
ただすべての猫に帰巣本能があるとは言えません。実際、脱走した猫の80%以上は行方不明のままで家に帰ってくることはありません。
帰巣本能は猫が育てられた飼育環境や現在の猫の成長段階などによっても変わってくるそうなので「帰巣反応がある猫とない猫がいる」と思っておきましょう。
帰巣本能が強い猫の特徴
帰巣本能が強い猫、帰ってくる可能性が高い猫にはどんな特徴があるのでしょうか。
親猫(成猫)
生まれたばかりの子猫がいる親猫は、子猫を世話をしたり守ったりするために他の猫に比べて帰巣本能が高い傾向があります。
また成猫は五感含め感覚が鋭く帰巣するための体力もあるので、帰ってくる可能性は高いと言えます。
室外に普段から出る
また完全室内飼いで初めて脱走した猫より普段から室内と室外を行き来する猫の方が、外の環境にも慣れていて方向感覚も優れているので帰巣性が高いと言われています。
※しかし病気の感染や事故に巻き込まれる可能性が高い室外飼いはおすすめではありません。
猫の帰巣本能まとめ
帰巣本能をアテにしない
まとめとしては基本的に猫の帰巣本能はあまりアテにしない方がいいと思います。
たとえ帰巣本能があったとしても帰路の途中で餓死、事故、連れ去り、体力が尽きるなどで猫が帰って来れない可能性もありますし、猫によっては野良猫生活が気に入ってあえて帰ってこなくなるケースも。
脱走対策をしっかり行う
もし猫が帰巣本能で戻ってきたら、また脱走してしまわないようにマクロチップ、GPSなどの脱走対策をしっかり行いましょう。
帰巣本能がある猫とない猫がいるんですね。うちの気ままで図太い子はそのまま野良にもなってしまいそう…。
あまり帰巣本能には期待せず脱走対策したいと思います!