【2024年最新】値上げしたキャットフード一覧。改定予定のフード。価格高騰の原因は?

値上げキャットフード
鈴木さん
コロナウイルスに始まりロシアのウクライナ侵攻や円安などが原因で、現在物価の高騰や値上げラッシュが加速していますね。
猫田

ペットフードも例外ではなく、やむを得ず値上げに踏み切ったキャットフードブランドも相当数となっています。特に今年2022年は価格改定するキャットフードが多い気がします。

ということで、この記事では2019年から現在にかけて、価格改定により値上げが行われたキャットフードを一覧で紹介したいと思います。

【最新】値上げしたキャットフードブランド一覧

2024年

キャットフード開始日商品名旧価格価格改定後値上げ率
ジウィピーク6月26日ベニソン400g8,470円9,240円約8%
ラム400g4,730円5,170円約9%
ラム1kg10,010円11,000円9%
ビーフ400g4,730円5,170円約9%
ビーフ1kg10,010円11,000円9%
マッカロー&ラム400g5,115円5,610円約9%
マッカロー&ラム1kg10,835円11,880円約9%
フリーレンジチキン400g4,730円5,170円約9%
フリーレンジチキン1kg10,010円11,000円9%
ヒルズ5月23日特別療法食k/dチキンドライ4kg12,697円14,780円約14%
特別療法食k/d腎臓ケア500g2,334円2,515円約7%
特別療法食k/d腎臓ケア2kg7,488円8,247円約9%
グリーンフィッシュ5月1日キャットドライ500g1,980円2,200円10%
キャットドライ1,5kg4,455円4,840円約8%
シェフ4月30日CAT成猫用363円396円約8%
エクイリブリア4月30日CATファンクショナル418円462円約9%
フィジカライフ4月3日子猫用チキン入り500g1,386円1,595円約13%
室内猫用チキン入り500g1,320円1,518円約13%
室内猫用チキン入り1.8kg4,070円4,675円約13%
室内猫用まぐろ入り500g1,320円1,518円約13%
室内猫用まぐろ入り1.8kg4,070円4,675円約13%
室内猫シニア用チキン入り500g1,386円1,595円約13%
室内猫シニア用チキン入り1.8kg4,268円4,895円約13%
チキン&ハーブ352円385円約9%
ソリッドゴールド4月3日カッツフラッケン
インディゴムーン
フィットアズアフィドル
インドアキャットサーモン
ブレンド ツナ缶
Forza103月27日アクティブ454g1,480円1,700円約15%
アクティブ1.5kg4,280円4,800円約11%
レギュラーダイエット400g1,360円1,580円約14%
レギュラーダイエット1.5kg3,900円4,680円約17%
メンテナンスフィッシュ500g1,400円1,680円約17%
メンテナンスフィッシュ2kg4,000円4,900円約18%
Mr Fruit400g950円1,100円約14%
Mr Fruit1.5g2,520円2,900円約13%
テラカニス3月26日ピュア、クラシック1,188円1,408円約16%
フルーツ&ベジタブル1,078円1,188円約9%
ハイポアレルゲン1,408円1,628円約14%
グレインフリー200g858円968円約11%
グレインフリー400g1,188円1,408円約16%
テラフェリス3月26日マルチプロテインシリーズ528円583円約9%
モノプロテインシリーズ484円539円約10%
銀のスプーン3月1日贅沢うまみ、国産生かつおなど
いなばペットフード3月1日CIAO、金のだしなど
ナチュラルバランス2月13日ホールボディヘルス500g1,551円1,914円約19%
ホールボディヘルス1kg1,936円2,552円約24%
ホールボディヘルス2.85kg5,401円6,798円約21%
リデュースカロリー500g1,551円1,936円約20%
リデュースカロリー1kg1,947円2,585円約25%
リデュースカロリー2.85kg5,390円6,820円約21%
グリンピース&ダック1kg2,310円2,772円約17%
グリンピース&ダック2.85kg5,005円6,006円約17%
ロニー2月1日チキン1.8kg定期4,477円
エリザベス2月1日サーモン1.8kg定期4,686円

2023年

値上げしたキャットフード発表・開始日値上げ率
カントリーロード-リニューアル&価格改定、一部商品販売終了予定
モグニャン2023年12月10%
カナガン2023年12月10%
カナガンデンタル2023年12月10%
モグリッチ2023年12月10%
モグデリ2023年12月10%
モグセレクション
ウェットフード
2023年12月10%
マックアダムズキャットチキン&ターキー2023年12月10%
アルモネイチャー2023年10月約1.5~29%
ナウフレッシュ2023年9月約8~16%
ギャザー2023年9月約7~10%
リリーズキッチン2023年9月29日約10~20%
ナウフレッシュ2023年9月29日約7~15%
オリジン2022年8月1日約12~14%
アカナ2022年8月1日約12~15%
ロイヤルカナン2022年7月1日約9~16%
アーテミス2023年6月1日約7~10%
シェフキャット2023年6月1日-
アーテミス2023年6月1日約8~10%
tama ボナペティ2023年5月15日約15~18%
ヒルズ2023年5月1日約8~16%
キャッツファインフード2023年4月28日約15~30%
アボダーム2023年4月1日約10%
ピュリナ ワン2023年3月6日約18%
Grand Cru2023年3月1日約15~16%
キアオラ2023年2月28日約20%
ナウフレッシュ2023年2月28日10%
ギャザー2023年2月28日10%
ロイヤルカナン2023年2月10%〜19%
フィッシュ4キャット2023年2月1日10%
ジロ吉ごはん2023年2月1日約6%
モグニャン2023年2月1日約8%
ナチュラルチョイス2023年2月1日?%
ロニー・エリザベス2024年2月1日約5%
ジウィピーク2023年1月31日約7%
リリーズキッチン2023年1⽉31⽇約18%
アーガイルディッシュ2023年1月5日15%

2022年

値上げしたキャットフード発表・開始日値上げ率
カントリロード2022年10月約10%
ナチュラルハーベスト2022年10月約10%
C&R2022年10月20%
クプレラ2022年10月20%
ホリスティックレセピー2022年10月
FORZA10(フォルツァ10)2022年9月約8~15%
ブッチキャットフード2022年9月ブッチナイフのみ
ロイヤルカナン2022年7月約9~16%
シシアキャットフード2022年7月約20%
オーブンベイクド2022年7月約50~70%
セレクトバランス2022年7月10%
カナガン2022年7月8.1%
K9ナチュラル2022年7月約5~10%
キアオラ2022年7月約12%
AATU2022年6月10%
アニモンダ2022年6月10%
アーガイルディッシュ2022年6月6~15%
ナチュラルバランス2022年5月約13%
オリジン2022年5月10%
アカナ2022年5月10%
ハッピーキャット2022年5月10%
エルモ2022年5月20~27%
アボダーム2022年5月6~50%
ジウィピーク2022年5月約15%
ロイヤルカナン2022年4月約10%
ユーカヌバ2022年4月約10%
アーテミス2022年4月約10%
ブリスミックス2022年4月約10%
ゴー!2022年3月約15~26%
ギャザー2022年3月約9~27%
ナウフレッシュ2022年3月約13~24%
ロータス2022年3月約10~15%
ファインペッツ2022年2月10%

2021年

値上げしたキャットフード発表・開始日値上げ率
キャラットミックス2021年10月1日15%~30%程度
ジウィピーク2021年5月約8~9%
リアルネイチャードライフード2021年3月約11~12%

2020年

値上げしたキャットフード発表・開始日値上げ率
ロイヤルカナン2020年3月約3~15%
ドクタープロ2020年2月 約20%

2019年

値上げしたキャットフード発表・開始日値上げ率
ヒルズ サイエンス・ダイエット2019年8月約20%
ナチュラルチョイス
ニュートロ
2019年6月約5~8%
ワイルドレシピ
ニュートロ
2019年6月約7~20%
ヒルズ サイエンス・ダイエットプロ2019年3月約3~15%

内容量を減らして実質値上げしたキャットフードも…?

内容量を減らすことで実質的には値上げしたキャットフードもあるようです。たとえば「銀のスプーン」は価格改定は行っていませんが、1.5kgから200gほど減らして1.3kgに容量を変更しています。

内容量はそのままで値上げしたブランドは上記で紹介していますが、内容量によって調整をしているキャットフードも含めると上記よりもさらに増えると思います。

キャットフードの値上げの原因は?

原材料(食料品)価格の高騰

キャットフードの値上げの理由として大きいのは、まず原材料費の高騰です。

新型コロナウイルスに始まり、ロシアのウクライナ侵攻による混乱や輸出入の制限、また近年の主要な穀物生産国で起こった干ばつや天候不順による不作など、様々な理由で現在食料品の価格が高騰しています。

特に小麦やトウモロコシ、大豆、植物油は深刻で、食品としての値上がりはもちろん、家畜飼料として穀物を消費する牛や豚、鶏などの肉類の値上がりにも影響しています。また、近年は石炭や火力発電を制限し、トウモロコシや大豆を原料としてバイオ燃料が代替手段として用いられるようになったことから、さらに穀物需要を圧迫しています。

穀物の供給減少は、穀物を飼料とする肉や卵、乳製品などの高騰にもつながることから、肉類や野菜類など食材を幅広く利用するキャットフードでは原材料コストを上昇させます。

原油価格、輸送費の高騰

キャットフードの値上げは、原油価格や輸送費の高騰も大きい要因の一つです。

2021年以降、ロシアがウクライナに侵攻したことを受けて、世界ではロシアに対する経済制裁を行い、ロシア産の原油輸入禁止などの対策を行ってきましたが、ロシアの2019年時点の原油生産量は世界シェアの約1割を占めています。

原油の輸出総額でも2割に相当していることから、ロシアはエネルギー資源の輸出国として重要なポジションでしたが、制裁措置によりロシアから安くエネルギー資源を手に入れられなくなったため、工場で大型機材を動かすための燃料費や、商品を運搬するための輸送費等も高騰しています

円安により海外産キャットフードは大打撃

円安とは、円と他の通貨(ドル等)と比較した時に、円の価値が相対的に少ない状態のことを言います。

日本は景気回復のために大規模な金融緩和を行ったため、急激に円安が進み、海外産キャットフードを輸入する販売者にとっては非常に厳しい状況となっています。

円安では海外のキャットフードを購入するためにより多くの金額を支払う必要があり、一度の輸入で数十万、数百万と非常に大きな損出が出てしまいます。

このため、現在国産キャットフードの値上げはそこまで見られませんが、欧米から輸入しているキャットフードは軒並み値上げの対策をとっています。

値上げを行っていないキャットフードブランド

同じ条件下でも値上げをしないブランドもありましたが、2022年12月時点でほとんどすべてのキャットフードが値上げに踏み切っています。また、一度値上げしたフードも2回目、3回目の値上げを行うなど、厳しい値上げラッシュはしばらく続きそうです。

キャットフードの価格高騰への対策方法

価格改定の表からも分かるとおり、値上げは大体10%前後に設定しているキャットフードが多いので、10%割引または10%割引に相当するお得な購入方法やキャットフードを探すのがポイントです。

価格改定にあたって、キャットフードを変更する場合、価格改定前にまとめて商品を購入し、真空パックや密閉容器でしばらくの間、鮮度を保ちつつ新しいキャットフードを探せば、余裕をもって安くていいキャットフードを探すことができます。

また、大容量サイズ(5kg、10kgなど)は、賞味期限や酸化等の問題はありますが、g数換算で見れば通常サイズよりもかなりお得です。

購入方法でいえば、現在通販で販売されているキャットフードは、定期購入にすると5~20%の割引があります。他にもまとめ買いで送料(700~1,200円)が無料になったり、袋数や継続回数が増えると割引率が10%、20%、30%と高くなったり、お得な購入方法を案内しているキャットフードもあります。

まとめ

鈴木さん
以上、今回は値上げしたキャットフードについて紹介しました!徹底して調べたつもりではありますが、探せば他にも値上げしたブランドはあるかもしれません。。
猫田

「値上げ」というとマイナスなイメージで実際に家計を圧迫しますので、決していいものではありませんが、どの企業もやむを得ない状況であることは事実です。

また、値上げせずに販売を続け、結果敵に倒産してフード自体がなくなってしまう可能性もあります。

鈴木さん
食品も値上げされている状況で、キャットフードだけ価格を変えずに維持するのはなかなか難しいですよね…。
猫田
飼い主の方も苦しい状況ではありますが、これからも愛用しようと思っているキャットフードなら、応援するような気持ちでこれからも購入していただけるといいかもしれませんね。

ドッグフードの値上げリストはこちら

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一般社団法人ペットフード協会ペットフード販売士、キャットフード勉強会ディレクターとして、キャットフードに関する情報を提供しています。また、日本化粧品検定協会のコスメコンシェルジュ資格を有し、ペットフードだけでなく化粧品にも精通しています。販売時に必要な知識となる薬機法などについてもご紹介ができます。 日本化粧品検定協会会員。