ペットフード協会とは
ペットフード関連の企業によって運営
ペットフード協会とはペットフード関連事業を行っている企業の協力によって運営される団体です。
ペットフード協会の展望としては、国内のペットフードの安全性や品質の向上、ひいてはペットと人の生活の質を向上させることとしています。
体は食事によってつくられると言っても過言ではありません。特にペットは飼い主に与えられる食べ物が全てになるわけですから、その上でペットフードに重点を置くことは必然と言えます。
ペットフード協会のメンバー
現在の会長
現在のペットフード協会の会長を務めているのは、マースジャパンリミテッド副社長でもある石山亘会長です。
会員数
会員数は全86社(正会員56社、賛助会員30社 2019年1月1日現在)から成り立っています。
ペットフード協会の活動
ペットフード協会の活動は様々ですが、一例をご紹介していきます。
ペットに関するイベントの企画
インターペットや○○などペットやペットフードに関するイベントの企画、運営を行っています。
ペットフード関連の資格や検定の実施
ペットフード協会では、
- ペットフード/ペットマナー検定の試験実施
- ペットフード販売し認定制度・試験の実施
- ペットフード安全管理者の認定講習会・試験の実施
などペットフードに関する資格や検定の実施や管理を行っています。
犬猫に関する統計調査を実施
ペットフード協会では犬や猫を飼育している人に対して統計調査を実施しています。飼育数から与えているフードについてまで様々な調査が行われています。
ペットに関する情報の発信
またペットフード協会はペットに関する情報発信も行っています。サイトにも基礎知識や制度に関する情報が多く書かれ、上で触れた統計調査についても見ることができます。
猫の日・犬の日の制定もペットフード協会
最後に猫の日(2月22日)や犬の日(11月1日)を制定するなどもペットフード協会によって制定されました。
ペットフード協会では上記のように、ペットに関連する様々な取り組みを行ってきました。
ペットフード協会の歴史
ざっくりとした歴史
ペットフード協会の始まりは西暦1,969年(昭和44年)に遡ります。
西暦1,969年(昭和44年)10月、日本ドッグフード工業会が設立されました。その後1,975年、6年ほどで名前を「日本ペットフード工業会」に変更しました。
ここでドッグフードのみだったところからキャットフードも視野に入れたのかもしれません。
その8年後、1,987年2月22日(猫の日)にペットフード工業会に改めました。
さらにそこから22年後、2,009年4月に一般社団法人ペットフード協会と改め、現在にいたります。
事業内容や目的は大きくは変わっていませんが、改組が多く名前は変わってしまっていますが、組織としては約50年続く団体です。
歴史が長い団体
日本にペットフードが輸入され始めたのは世界第二次大戦が終わる1,950年代からですので、日本におけるペットフードの歴史自体がまだ浅いと言えます。
その中でペットフード協会は国内の団体の中では最も歴史の長い団体の一つではないかと思います。
任意団体と一般社団法人に違い
歴史の部分で、ペットフード協会が任意団体から一般社団法人に改組したことがわかりましたが、任意団体と一般社団法人でどのような違いがあるのか解説します。
任意団体とは
任意団体とは法人格のない団体で、法律で認められた組織ではありません。そのため団体名義で何か物を所有したり購入することはできません。
そのため団体としての信頼度は高いとは言えず、あまり力も持っていません。
一般社団法人とは
一方、一般社団法人とは、営利を目的としない非営利法人ですが、法人格を取得することができます。ただし営利目的であってはいけないので、事業の内容は公益を目的としたものである必要があります。
登記のみで特に難しい審査や許可が必要なわけではありませんが、信頼度は上がります。
ペットフード協会も以前は任意団体で法的な団体ではありませんでしたが、一般社団法人という制度ができたことからこちらに改組したようです。