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猫にも歯磨きはした方がいい
猫にも歯磨きは必要
猫に歯磨きをしないという飼い主さんも多いですが、できるなら歯磨きはした方がいいです。
猫は虫歯にはならないということが有名ですが、歯の汚れが付いたままの状態は、猫の歯周病になるリスクを高くします。
現代の猫の方が歯周病になりやすい
また現代の猫は以前よりも歯周病になりやすいと言われます。野生化の猫や屋外にいる猫は、狩った動物を噛み切ることで自然に歯が磨かれていました。
しかし現代の飼い猫は完全な室内飼いの猫が多く、やわらかいウェットフードや丸呑みできる小さい粒のフードを与えられるため、歯が汚れやすく歯周病などの口腔内の病気にかかりやすいです。
猫の歯磨きは子猫から始めるべき
いつから歯磨きを始める?
猫の歯磨きを始めるなら生後1~2ヶ月。子猫のうちから始めておくと、大人になっても歯磨きを続けやすくなります。
すでに大人の猫に成長してしまっていると、歯磨きを断固拒否されることも少なくありませんし、飼い主さんも歯磨きの仕方に慣れていないので、猫にとってもストレスになります。
猫の歯磨きは永久歯が生え揃う生後6ヶ月くらいまでには、習慣づけておけるようにしましょう。
猫の歯磨きをする頻度
歯磨きの頻度は週に2~3回
猫が食べるキャットフードの固さや粒の大きさなどにもよりますが、猫の歯磨きの頻度は週に大体2~3回くらいが目安となります。
毎日歯磨きしてもかまいませんが、歯磨きは嫌がる猫の方が多いので、ストレスを感じていないかなどを見ながら、多くても1日1回くらいまでにしておきましょう。
猫の歯磨き専用の歯ブラシは必要か
猫用の歯ブラシでなければいけないということはありません。しかし猫用の歯ブラシやシートの方が歯磨きはしやすいです。
猫用歯ブラシ
猫用歯ブラシにも様々な商品があります。たとえば、
- マタタビの匂い付き
- ブラシの面が小さい
- 360度ブラシがついている
など、嫌がる猫の歯を短時間でスムーズに磨けるように工夫がされているため、普通の歯ブラシよりも磨きやすいでしょう。
猫用歯ブラシシート
また猫用の歯ブラシシートも登場しています。歯ブラシよりもシートの方が抵抗の少ない猫も多いようなので、シートの方がやりやすいかもしれません。
猫に歯磨きする方法
- 猫と遊んだり触れ合う時に口を触る
- 口が触れられることに慣れさせる
- 口の中に指を入れ、歯を触ってみる
- 指で歯を触ることに慣れさせる
- 奥歯まで触れるようになったらシートやガーゼを用意する
- シートやガーゼを指に巻いて歯をこすってみる
- 慣れたら歯ブラシにも挑戦してみる
流れと順序はこのようになります。徐々に口の中に何かが入っても大丈夫なように慣れさせることが大切です。
猫用歯磨きシートを使う場合は、6までいけば成功です。歯ブラシは口を閉じられない時間が長いため、苦手という猫もいるので、猫に合わせて選んでみてください。
始めは噛まれたりすることもあるので、顎の力が弱い子猫から始めた方が飼い主さんの手や指も安全だと思います(笑)
歯磨きジェルは必要か
必要というわけではない
人間は歯磨きをする時には歯磨き粉を使ったりしますが、猫に歯磨き粉や歯磨きジェルはそこまで必要というわけではありません。
もちろん使用した方が汚れが取れやすかったり口臭が気にならなくなったりするというメリットはありますが、歯磨き粉や歯磨きジェルが猫にとってより苦痛になる可能性もあるので、使用する場合は、少量から始めた方がいいでしょう。
猫に歯磨きする時の注意
猫の生え変わりの時期
生後6ヶ月前後はちょうど猫の乳歯が永久歯に生え替わる時期。歯磨きをしていると出血してきたり、ぐらぐらしたりすることがあるかもしれません。
生後7~8ヶ月を過ぎるまでは、抜けそうな乳歯を飛ばして磨いてあげたり、抜けそうな乳歯の裏側に生えた永久歯を磨いてあげるなどして対応しましょう。
歯磨き以外で歯周病対策する方法
おもちゃ、おやつ
歯磨きを嫌がる猫は少なくありませんが、そんな猫のためにおもちゃや、おやつを使って歯周病対策ができる商品も登場しています。
おもちゃに噛みつくことで、歯が磨けるおもちゃ、固くてなかなか噛みきれないおやつなど、ネット通販でも購入できるのでぜひ利用してみてください。
添加物や塩分、糖分には注意
ただおやつの場合、添加物や塩分、糖分が多く含まれていることもあるので、デンタルケア用のおやつを選ぶ時や与え方には注意してください。