猫の痙攣(けいれん)正常な痙攣と病気や異常が原因の痙攣の違い

鈴木さん
猫の痙攣は初めて見るとかなりショッキングですよね。パニックになってしまったり、あたふた慌てて何もできなかったりしてしまいます。
猫田
ですが痙攣は何らかの病気の症状であることも多いのでなるべく落ち着いて対処することが大切です。考えられる原因や病気を解説しますので、頭に入れておきましょう。

猫の痙攣の原因

猫の痙攣の原因として考えられるのは、

  • 浅い眠り
  • てんかん
  • 腎臓の病気
  • 脳の病気
  • 肝臓の病気
  • 中毒
  • 糖尿病
  • 熱中症
などがあります。脳の病気を始め、腎臓や肝臓など様々な病気や症状が原因で痙攣が起こることがわかると思います。

正常な痙攣の特徴

浅い眠り&小さな痙攣

痙攣の中で、猫の体にとって正常で心配のいらない痙攣は、浅い眠りのときに起こるぴくぴくとした小さな痙攣です。

猫は浅い眠りの時間が長く、その分レム睡眠と呼ばれるふわふわと夢を見ている時間も長くなっています。

このぴくぴくとした小さな痙攣は、猫が夢を見ることで動くと言われており、夢の中で猫が走ったり動いたり狩りをしているからなので、問題のある痙攣ではありません。

病気や異常が原因の痙攣の特徴

ビクビクとした激しい痙攣

寝ている時に起こるぴくぴくとした小さな痙攣に対して、猫がビクビクと激しい痙攣をしたり、全身の体が硬直してしまっているような痙攣をする場合、正常とは言えません。

何らかの病気や病気による症状、発作などが考えられます。上の項目の病気について説明します。

痙攣の症状から考えられる猫の病気

てんかん

脳の神経がショートしてしまい、正常な回線に戻れずに体がコントロールできなくなってしまう状態、またはその発作を言います。

発作の間はビクビクと痙攣が続きますが、痙攣が終わると正常に戻り、元気に過ごすことができます。

末期の腎不全

腎不全の末期になると症状の一つとして痙攣が現れます。初期症状や末期になるまではそういった症状は現れることはなく、腎不全が進行することで引き起こされます。

脳の病気

脳腫瘍や脳梗塞、脳炎など脳の病気が原因で痙攣が起こることがあります。神経が沢山ある脳の病気はやはり痙攣の発作を起こしやすくなります。

肝リピドーシス(脂肪肝)

肝リピドーシスは脂肪肝とも呼ばれる病気で、肝臓に脂肪が過剰に溜まってしまった状態を言います。太り気味の猫が急にダイエットをしたり全くキャットフードを食べなくなることが原因になります。

痙攣発作だけでなく食欲不振や下痢などの症状を引き起こします。

中毒

害虫駆除剤や化学物資によって中毒を起こすと、震えや嘔吐、下痢、よだれを垂らす、など痙攣以外にも様々な症状が現れます。

また中毒によって腎不全を悪化させることもあります。

インスリンの過剰投与

糖尿病猫は治療として自宅でインスリンを注射をしたりしますが、インスリンの投与をしすぎたことで、低血糖になってしまい、重症化するとぐったりして痙攣も起こすようになります。

熱中症

熱中症が原因でも痙攣が起こることがあります。猫は人間と違って分厚い被毛を持っているので熱中症には気をつけなければなりません。

猫に激しい痙攣が出たら

獣医に見てもらう

寝ている時に見せる正常な痙攣はぴくぴくとした小さい痙攣のため、実際に見てもそこまで心配になるような激しい痙攣ではありません。

しかしもし飼い主さんが心配になってしまうとような激しい痙攣を起こすことがあったなら、なんらかの病気が原因で痙攣が出ている可能性が高いと思います。

痙攣の動画を撮っておく

猫が痙攣している姿を動画で撮るなんて急にはできない、そんなことはしたくない、という人が多いかもしれません。

しかし痙攣の仕方も様々なので、痙攣の様子を伝えるときに、痙攣の長さや痙攣している場所、どんな痙攣なのかなど動画に撮っておくと獣医さんに伝えやすくなります。

動画をそのまま見せれば説明をする必要もありませんし、適切な処置と判断をしてもらうことができます。