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猫も人間と同じように乳歯から永久歯に生え変わるんですよね。実は私、猫も歯が生え変わると知ったのは、2代目の猫を飼った時でした。
初代の猫は子猫から飼っていましたが、生え変わっていたことにまったく気付かなくて…。
猫の生え変わり時期
生後3ヶ月くらいから
猫の歯が乳歯から永久歯に生え変わり始めるのは、生後3ヶ月くらいからです。
そこから大体3~4ヶ月かけてすべての歯が永久歯へ生え変わっていくので、生後7~8ヶ月にはすべての歯が永久歯に生え変わっていることになります。
乳歯は生後3週間~2ヶ月
ちなみに猫の乳歯は生後3週間くらいからは生え始めて、生後2ヶ月くらいまでにはすべての乳歯が生えきります。
しかしせっかく生え揃っても1~2ヶ月後にはもう生え変わりが始まるので、乳歯の時期はレアかもしれませんね。
猫の歯が生え変わる順番
始めは犬歯から
猫の歯で最も早く生え変わるのは、下顎の犬歯が一般的です。犬歯とは、牙とも呼ばれる鋭くて長い歯で、人間で言う八重歯にあたります(八重歯は上の犬歯)。
その後に奥歯
犬歯が生え変わると、その後は奥歯となる前臼歯・後臼歯が生え変わっていきます。
生え変わりに気づかない理由
猫の歯が数ヶ月かけて生え変わっているのに、気づかない飼い主さんが多いのも不思議です。ではなぜ猫の歯の生え変わりに気がつかないことが多いのでしょうか。
抜けた歯を飲む込んでしまう
猫は歯が生え変わる時、歯を吐き出したりせずに飲み込んでしまうため、猫の乳歯が抜けたことに気づかないことが多いです。
吐き出したり飲み込まないこともありますが、レアケースと言われています。
ちなみに抜けた歯はきちんと排泄されるので、飲み込んで体内に入っても心配ありません。
乳歯が抜ける頃には永久歯が生えてきている
また人間であれば、乳歯が抜けると永久歯が生えてくるまでしばらく抜けた歯の場所はなにもない状態が続きます。
ですが猫の場合は乳歯と永久歯が一緒に生えている期間があるため、乳歯が抜けた時点ですでに永久歯が生えています。
そのため、乳歯の時と変わらずごはんもパクパク食べられますし、食べにくそうにする素振りなども見られないことが多いです。
猫の歯の生え変わりのサイン
しかし猫の歯が生え変わる成長のタイミングをぜひ見たい、乳歯をとっておきたいという方は、猫の歯の生え変わりのサインを見ておくといいと思います。
口から出血している
生後3ヶ月くらいから猫の口から出血が見られたら、歯が抜けて生え変わった可能性が高いです。
他の歯もどんどん生え変わっていくので、猫の口から出血がないかなどを見ておくといいと思います。
永久歯が生えてきているか見る
猫の口の中を見て、歯が二重に生えてきている場所がないかを見るのが最も確実な方法だと思います。
生え変わりが近づくと、乳歯の隣から重なるようにして永久歯が顔を出してくるので、歯が同じ場所に2本見えたら、そろそろかなと予想することができます。
猫の乳歯と永久歯の見分け方
乳歯は細く鋭い、永久歯は太く丸い
すでに猫の歯が生え変わっているのか、これからなのか、まだ抜けていない歯がないかなどを確かめたい時は、猫の歯の大きさや鋭さ、角度を見てみましょう。
乳歯は全体的に小さく、歯も細くて鋭い印象を受けます。また犬歯の乳歯は、歯がまっすぐではなく少し曲がっている印象を受けます。
永久歯になると、始めこそ乳歯より小さいですが、歯の一本一本が太く立派になっていきます。また乳歯と比べると鋭さが若干なくなり、丸みのある歯になります。
猫の歯の生え変わり時期の食事
ドライフードを食べないことも
歯の生え変わり時期は、ドライフードを食べなくなる猫もいます。
ドライフードは固く作られているため、歯の生え変わりで歯茎から出血していたり歯がぐらぐらしていたりすると、ドライフードを食べた時にムズムズや痛みを感じるのかもしれません。
ふやかしたり砕いて与える
その際はキャットフードを少量のお湯でふやかしたり、噛む必要がないように小さく砕くことで食べてくれることもあります。
ウェットフードなら食べる猫も
また生え変わりの時期は猫缶やスープタイプの柔らかいキャットフードならガツガツ食べてくれることがあります。
キャットフードの中には総合栄養食のウェットフードも販売されているため、生え変わりの時期でドライフードを食べるのがつらそうなら、食費は少し高くなりますが、ウェットフード(総合栄養食)を与えてもいいかもしれません。
猫の歯を記念にとっておくケース
猫の乳歯を記念にとっておける木製の乳歯ケースも販売されています。猫友、猫好きの方へプレゼントとして贈られる方もいます。
形やデザインも様々で、歯の形のケース、猫の顔、肉球デザインなど可愛いケースがたくさんあるので、猫の乳歯を成長の記念にとっておきたいという方に特におすすめです。