チェコは世界一愛犬家が多い動物愛護先進国
チェコ共和国は首都をプラハに置く中央ヨーロッパにある内陸国で、美しい町並みが残り観光スポットとしても人気の国です。EU加盟国のひとつであり、ポーランドやスロバクア、オーストラリア、ドイツなどが隣り合っています。
チェコは人口に対して犬の登録数が最も多い国のひとつで、犬に優しい国として有名です。電車やバス、ショッピングモールへの同行も可能です。街にも犬と一緒に過ごせる公園や施設が多くあり、犬が最も暮らしやすい国とも言われています。
犬がフォーカスされがちですが、チェコでは猫と暮らしている人も非常に多く、2019年FEDIAFはチェコには140万匹の猫が住んでいると報告しています。
チェコ国民は動物愛護意識が非常に高く法規制も整っている
生き物すべてに対して愛護意識が高い
チェコは、犬や猫はもちろん他の動物や生き物の飼育率が高く、ペットや家畜動物への福祉に関する考えや動物愛護の意識も非常に高いことが知られています。
ペットショップでの犬猫の販売、動物虐待を禁止し、家畜動物の飼育環境の改善に関する法規制も行われています。また、魚の屠殺についても、感受性と知覚の喪失を保証するために、魚を気絶させた後にのみ放血が実行できるといった手順の規制もしかれており、犬猫だけではなく生き物すべてに優しい国と言えます。
公園や道路など公共施設にエチケット袋やゴミ箱が設置
チェコでは犬1頭あたりに税金がかかります。それだけを聞くとマイナスなイメージになるかもしれませんが、ヨーロッパでは犬の飼育に税金が徴収する国は多く、その代わり、公共施設にエチケット袋やゴミ箱が設置されるなど、犬と人が一緒に暮らすうえで便利な環境が整えられています。
税金を支払うことで、飼い主さんも愛犬も肩身の狭い思いをすることなく、対等に堂々と公共施設を利用できるという観点からも、チェコは人と動物が一緒に暮らしやすい国といえるでしょう。
これは個人的にはすごく良いなと思います。ただ動物に優しいことを目指すだけでなく、税金をおさめることで飼い主さんは肩身の狭い思いをする必要がなくなりますし、その税金で公共施設の環境が整備されれば、わざわざ「動物OK」と書かれていなくても「ここにいていい」という空気ができますよね。
税金を納めることで権利を主張できるようになりますし、動物を飼育していない人からの批判や敵視のバリアにもなる気がします。特に周りの空気や人の目が気になる日本人と相性の良い政策のように感じました。
チェコは日本のペットフード輸入量が第6位
全体の3%程度ではありますが、日本のペットフード輸入量でチェコは第6位、キャットフードは第7位となっています。
チェコ産のキャットフード例
- ヒルズ サイエンスダイエット
- Bret care キャットフード
チェコ産のキャットフードは他に見つけることができなかったので、ヒルズのサイエンスダイエットがチェコ産キャットフードの輸入力の大部分を占めているのかもしれません。
まとめ
- チェコは愛犬家が多く生き物にやさしい国
- 公共施設や商業施設に同行できる
- 法律で虐待や犬猫販売が禁止、家畜の飼育環境改善の法律がある
- チェコ産のキャットフードは全体の3%程度