猫にとってマタタビは麻薬?マタタビによる効果と危険性

猫がマタタビ好きというのは多くの人が知っていますが、なぜ猫はマタタビが好きなのか、マタタビは猫にとってどんな存在なのかを解説していきたいと思います。

猫にマタタビを与えた時の効果

猫にとってのマタタビ

多くの猫はマタタビに対して強い反応を見せるため「猫にマタタビ」という言葉ができ、猫のマタタビ好きは多くの人が知っています。

実際、猫はマタタビを「好きな物」と認識していることがほとんどで、猫にとってマタタビは媚薬やお酒のような物と言われています。

効果はまさにお酒のようで、

  • ストレスが解消
  • リラックス効果
  • 元気になる

などの効果があり、マタタビは猫にとってこの上ない嗜好品なのかもしれません。

ただ全ての猫がマタタビ好きというわけではなく、約8~9割の猫はマタタビに強い反応を見せますが、1~2割の猫はまったく反応せずいつも通りに過ごす猫もいるようです。

マタタビを与えた時の猫の行動

マタタビを与えたときに猫がする行動として一般的なのは、

  • 体をこすりつける
  • お腹を見せて寝そべる
  • 落ち着きがない様子
  • 甘えてくる
  • ヨダレを垂らす

などです。これらの行動は猫が興奮している時の様子や行動を表しています。

なぜ猫はマタタビで興奮するのか

猫がマタタビでこのような様子や行動を見せるのは、猫がマタタビのある成分によって「性的に興奮する」ことが理由だと言われています。

ではなぜ猫はマタタビで興奮を覚えるのでしょう。

マタタビラクトンやアクチニジンに興奮

猫はマタタビに含まれている、

  • 臭気物質「マタタビラクトン」
  • 昆虫フェロモンの「アクチニジン」

などの成分に反応しています。これらの成分には猫科の動物を興奮させ神経を麻痺させる作用があります。

またマタタビにはヨダレを促進する成分(β-フェニルエチンアルコール)も含まれており、猫はマタタビを与えられると興奮すると同時に骨抜き状態になってしまいます。

麻薬のような物!猫に与え過ぎは危険

マタタビで呼吸困難

しかしマタタビはむやみに与えすぎてはいけません。与えすぎることで猫の命が危険にさらされることもあります。

脳に影響を与え神経を麻痺させてしまうマタタビは、与えすぎるとついには呼吸すら自力でできなくなってしまうとても危険な物なのです。

マタタビの与え方や保管方法には注意

飼い主さんが猫にマタタビを与え過ぎたことで猫が呼吸困難になり、そのまま亡くなってしまうといったという例もあります。

ですのでマタタビを与える時には十分注意が必要ですし、猫がいたずらをして簡単に開いたりしないように保管場所や保管方法も考える必要があります。

マタタビを与えている時は加減を知らない

またマタタビを与えられた猫は、神経が麻痺して力の加減ができなくなることがあります。

そのため猫から引っかかれたり噛まれたりすると、いつもより数倍痛い!なんてことも。飼い主さんが傷を負ってしまう可能性もあるので、マタタビを与えた猫と接する時には気を付けましょう。

マタタビ入りの猫グッズ、おもちゃ、おやつ

猫用のグッズやおもちゃ、おやつなどを探すと「マタタビ入り」「マタタビの香り」の物が多くあります。

たとえば

  • マタタビ入りの爪とぎ(家具が傷つくのを防げる)
  • マタタビ入り歯ブラシ(歯磨きが苦手な猫もすんなり口に入れられる)

など、猫が大好きなマタタビを使って猫の興味をその商品に向けることで、猫の行動パターンをコントロールしたり、普段困難なこともやりやすくすることができます。

マタタビという植物について

マタタビは蔓草(つるくさ)とも呼ばれるマタタビ科の蔓植物で、大きな木などに絡みついて蔓を伸ばしていく植物です。

日本や朝鮮半島などのアジアに生息するマタタビは、1,000年以上昔の日本最古の薬物辞典にも登場します。

花も咲かせるマタタビは、つぼみが生薬に使われることもあり、冷え性や神経痛、リューマチに効果があるとされています。

猫とマタタビの関係まとめ

いかがだったでしょうか。今回はマタタビの効果とその理由、そしてマタタビの与えすぎへの危険性などをご紹介しました。

猫にとってマタタビは危険もありますが、量や与え方を正しく行えばしつけやコントロール、食欲増進に使える非常に便利な物です。

ぜひマタタビを正しく利用して、猫が健康に楽しく生きていけるように工夫してみてください。