猫用の離乳食とは
猫用の離乳食とは、子猫用ミルクに少しずつ子猫用ドライフードを混ぜて柔らかくしたものを与え始める食事です。少しずつミルクの量を減らし、ドライフードが固い状態へと進めていきます。
通常、子猫は生後4週間程度で乳歯が生え始め、自力でおしっこやうんちが出来るようになります。この時期が子猫にとって、母猫の母乳以外を摂ることができる離乳食スタートのタイミングです。
しかし、子猫の成長度合いは子猫ごとに違ってくるので、その子の成長度合いに合わせて、離乳食を始めてあげましょう。
固形のキャットフードをミルクでふやかした離乳食
乳歯が生え始めたばかりの子猫は胃腸の消化機能が未発達なので、穀物を多く含む固形のキャットフードを与えてしまうと消化不良を起こし、下痢や嘔吐を引き起こす場合があります。
まず離乳食開始から2週間程度は、ペースト状の柔らかいキャットフードを与えるのがおすすめです。
もし成猫と同じキャットフードを与える場合には、お湯などでふやかし、常温までよく冷ましてからあげるように心掛けましょう。離乳食が熱い状態と、子猫も舌を火傷しちゃうので注意が必要です!
子猫用のドライフードを使用してください
また、子猫用のキャットフードは成猫用のキャットフードよりも消化性が高く、たんぱく質・脂質・カロリーやビタミン・ミネラルなどの栄養素を十分に備わっていて、子猫の発育の為に欠かすことのできないものなので、出来る限り、成猫用のキャットフードよりも、子猫用のキャットフードを給与してあげましょう。
子猫用のキャットフードとして店頭で販売されているものには、キトン、子猫用、ベビーなど子猫用であることが商品パッケージに表記されています。成猫用と間違えないように気を付けましょう。
子猫が離乳食を食べなくなった時の対処方法
万が一、子猫が離乳食を食べなくなった時は、まず与えているものの見直しから始めてみましょう!
猫は穀物をほとんど消化することができない為、前述の通り、穀物が多く含まれているものを与えている場合は、ふやかしていても消化不良などを起こす原因となります。その場合にはグレインフリー(穀物不使用)のものを与えるのもひとつの方法です。
また、ハーブなどが多く含まれているキャットフードの場合も注意が必要です。ハーブが苦手な猫もいますし、多くのハーブが配合されている場合はどれが原因かもわかりにくくなる要素の一つです。
子猫の間は極力シンプルな配合のものを選ぶようにし、子猫に負担を与えないようにしてみるのもおすすめの方法です。
要するに、子猫に与えるキャットフードは“シンプルイズベスト”です!
猫のキャットフードの好き嫌いについては、以前に書いたこの記事も参考にして下さい。
まとめ
- 離乳食は子猫の成長度合いに合わせて、スタートする
- 子猫の消化のことも考え、キャットフードはシンプルな配合で、穀物を使用していないグレインフリーのものをあげる