食べるものには食材や調理法により、好き嫌いが分かれていきます。それは人間に限らず猫でもそうであり、きちんと選んで買ってこなければ、好みに合わずに残される原因になります。そのため、どのようなキャットフードがあるのかを把握して、その猫に合ったものを食べさせましょう。
好き嫌いの原因のひとつ「愛猫の習慣」
猫が好き嫌いを起こす原因には色々なことがありますが、それらの一つに子猫時代の食事が関係してきます。子猫の時に食べたものは食べられるものと記憶されるため、小さいときから色々な味のキャットフードを食べさせることで、好き嫌いを少なくすることができます。
好んで食べていたものであっても、それを食べていたときに嫌なことが起こったり、味が変で苦味があったり腐っていたりすることで嫌いになり、食べなくなってしまいます。
そのため食事を出す際には、安心して食べられる場所であること、キャットフードが悪くなっていたり異物が混入したりしていないかなど、必ず毎食時に確認することが重要でもあります。それでも好き嫌いがある場合には、栄養が偏らないようにしましょう。
味や匂い、食感は大切
キャットフードには、マグロやカツオなどの魚系の味、チキンやビーフなどの肉系の味のものがあります。このほかにも豊富な種類があり、猫も当然味や食感に好き嫌いがあります。
また味以外にも重要なものが、キャットフードの形状でありドライとウェットがあります。ドライはカリカリとも呼ばれ、適度な固さがあり歯ごたえがあるものであり、ウェットは缶詰やパウチなどであり、魚などを茹でてほぐされている状態のものが多くあります。ウェットは水分も多く、匂いも強いため、好む猫が多いのが特徴です。
猫の食事環境
猫の顔の高さで生活してみてください。思わぬ匂いや汚れに気づくことがあります。
普段から清潔にしていたとしても、猫のご飯が猫のトイレの近くだった場合、猫のトイレのにおいが気になって食べないということもあります。そうした場合には匂いの強いキャットフードだけを食べ、反対に匂いの弱いキャットフードを食べない状況になることもあります。
このように猫の食事の環境を落ち着いた、清潔な場所に移すことで、食べられるものが増える場合もあります。
また、普段猫が生活している場所から遠い場所にあると食べない場合があります。こうした場合、猫は積極的に水分を取る動物ではないので、水分不足に陥って体調を崩すこともありますので、なるべく猫が生活している環境においてあげるようにしましょう。
口内環境をチェック
歯が弱い子や口の中に問題を抱えていることでドライフードを嫌がったり、反対にウェットフードを嫌がることがあります。
猫の好き嫌いを治すためには少しずつ混ぜ込んで
好き嫌いが多くて特に問題になるのは、病気になってしまった時の療法食です。限定されたものしか食べられない状況で、好き嫌いで食べない場合、他に食べさせられるものがなくなってしまいます。
このため、人間と同じように常日頃から好き嫌いをなくすように努力しておいて損はありません。
成猫の場合には好き嫌いを治すには時間が掛かり、根気が必要となりますが、治すことができます。
方法は好きなキャットフードに少しずつ違うキャットフードを加え、徐々に好きなものとの比率を変えていきましょう。