猫は人間と同様に、体の成長に合わせた適切な食事というものがあります。そのため、キャットフードの与え方も年齢や健康状態に合わせて正しいものを選んであげることが大切です。今回は猫の食事の正しい与え方について勉強していきましょう。
猫の気まぐれに惑わされない
猫は基本的に食事のタイミングは気まぐれで、毎日決まった時間に食べる生き物ではありません。
そのため、いつもどおりの時間にエサを与えて食べなかったとしても、急に与え方を変えたり病気などの心配をする必要はないでしょう。
しかし2~3日食事を取らないような事態は何らかの病気が考えられるため、動物病院に診察を受けに行きましょう。
そのほかにも食事が気に入らないといった理由で食事を拒否するケースもあります。
このときに食べないからといって、キャットフードを頻繁に変えてしまうと、食べなければ美味しい物が貰えるという認識を与えてしまうこともあるので注意が必要です。
食事の保存方法や種類について
猫は匂いと目で食べ物を判断します。
よく目はよく見えていないので匂いだけで判断していると紹介しているサイトもありますが、実験や観察の結果で視力も食べ物を判断をする基準になっていることが明らかになっています。
しかし匂いは重要な判断要素のひとつです。
匂いが保てる鮮度を意識して保存
このため匂いが飛んでしまうと食べないこともあるので、保存方法には注意が必要です。
また、長期間保存されたキャットフードも消費期限内でカビや腐敗がなくても、匂いが変わっていたりすれば食べない場合もあります。
与え方のポイント
与え方のポイントは開封後2週間程度で食べきれる物を選ぶことが望ましいです。
長くても開封後1か月で食べきれるものにしましょう。
猫に与える食事は、基本的に同じ物を与え続けても問題ありません。
年齢や健康状態によって種類を変えることもありますが、お気に入りの物があれば無理に変える必要はないでしょう。
もし、何らかの事情で変える必要がある時は、今までのキャットフードに混ぜるなど徐々に変えていきましょう。
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猫の成長に合わせて適切な食事量を心掛ける
猫に与える食事は、成長段階によって食事量を調整することが大切です。
生まれたばかりの子猫
与え方は、生まれて間もない頃から5週間程度はミルクによる授乳です。
これは親猫がいれば問題はありませんが、いない場合は子猫用の粉ミルクを1日5回程度に分けて与えるといいでしょう。
5週間目以降
生後から5週間程度が過ぎたら、ミルクから固形のペースト状の食事に変えていきます。
この時にいきなり食べさせるのではなく、まずは舐めさせるようにして与えて食事の仕方を覚えさせることが大切です。
与える回数は1日3~4回程度が望ましいといえます。
少しずつ固形のキトンに変えていきます。
成猫
成猫にまで成長をしたら通常のキャットフードを1日2回与えるようにして、健康状態によってエサの種類を変えていくことが大切です。