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小さな体で免疫力もまだまだな子猫の時期は与える物や与え方一つとっても、体に大きな影響を与えてしまいますから、注意しなければなりません。
今回は子猫用のミルクやキャットフードの選ぶポイントや与え方についてまとめたので、子猫を飼ったばかりの人やこれから子猫を飼う予定がある方はぜひ参考にしてみてください。
子猫用キャットフードを選ぶポイント
1.子猫の月齢に合わせて選ぶ
子猫に与えるものは、月齢に合わせて変わってきます。
そのため子猫が現在、生後何ヶ月頃にあたるかによって、子猫用ミルクを与えるのか、離乳食を与えるのか、子猫用のキャットフードを与えるのか選ぶ必要があります。
2.栄養価が高い子猫用キャットフード
猫にとって子猫の時期というのは、最も栄養を必要とする時期の一つであるため、栄養価が高い子猫用のキトンキャットフードを購入しましょう。
またオールステージ(全年齢対応)キャットフードは、どの年齢の猫に対応したキャットフードなので、離乳食を終えた子猫にも与えることができます。
3.子猫用の総合栄養食を選ぶ
総合栄養食の子猫用キャットフードであることも選ぶ時のポイントとして重要です。一般食はおやつやおかずとして使えますが、毎日の主食として与えるキャットフードは「総合栄養食」表記があるものを選びましょう。
では次の項目からは猫の月齢別に見たキャットフードや猫用ミルク、離乳食の与え方を見ていきます。
月齢:生後0日~1ヶ月頃
母乳や子猫用ミルク
子猫は生まれてから生後1ヶ月くらいまでは、母乳や子猫用ミルクを2~3時間おきに飲んで栄養を摂取します。
子猫も始めは歯がなく固形物を食べられないので、高栄養のミルクを飲んで歯が生え始めるのを待ちます。
月齢:生後1~2ヶ月頃
離乳食
ミルクからキャットフードへの切り替え、中継ぎの役割を果たすのが離乳食です。
離乳食へは乳歯が生え始める生後1~2ヶ月頃から切り替えていきましょう。離乳食用の缶詰やキャットフードをトロトロになるまでふやかし、3~5回に分けて与えます。
始めの方はミルクと併用し、後半になると子猫用キャットフードと併用して徐々に固形物へ移行するので、毎日の食事の内容に気を遣う時期でもあります。
月齢:生後2~6ヶ月頃
子猫用・全年齢対応ドライフード
子猫用・全年齢対応キャットフードは、子猫の歯が生えてドライフードだけでも食べられるようになる生後2ヶ月くらいから始めます。
すぐにドライフードに切り替えるのではなく、フードをお湯でふやかしたり、ウェットフードや離乳食と混ぜるなどして慣れさせていきます。
給与量はその都度、調整
生後2ヶ月~6ヶ月にかけては猫が急激に成長する時期でもあるため、給与量はその都度、必要な分を増やしていくスタイルになっていくと思います。
月齢別!子猫の必要カロリー量
子猫に必要なカロリー表
子猫が一日に必要とする摂取カロリーの目安は下記のとおりです。
月齢 | 必要カロリーの目安 |
---|---|
2ヶ月未満 | 体重×200kcal |
2ヶ月~4ヶ月 | 体重×130~150kcal |
4ヶ月~6ヶ月 | 体重×100~130kcal |
6ヶ月~12ヶ月 | 体重×80kcal |
子猫により個体差があるので、あくまでも目安としてください。キャットフードのパッケージの裏に、体重と年齢別で給与量が書かれていますので、それを参考に与えてもらえば問題ないです。
参考にする時も、絶対その量を与えるのではなく、愛猫の体つきを見て痩せ気味なら追加したり、ぽっちゃり気味なら減らしたりと、飼い主さんの判断で加減を行ってください。
子猫用キャットフードの卒業時期
去勢・避妊手術後が一般的
子猫用キャットフードを卒業するタイミングとしては、だいたい生後6ヶ月くらい、去勢・避妊手術が終わったところから成猫用のキャットフードに切り替えるのが一般的です(全年齢対応の場合は給与量が変わる)。
去勢・避妊手術をすると消費エネルギーが少なくなり太りやすくなるため、高栄養である子猫用キャットフードは終了しましょう。
大型猫は成長に合わせて臨機応変に
子猫時代が長い大型猫
ただし大型猫の場合は、他の小柄な猫に比べて子猫の時期が長く、成猫になるまで3年もかかると言われています。
こういった大型猫の場合は、一般的に成猫と呼ばれる半年が経っていたとしても、まだまだ成長するので、キャットフードの移行など無理に先を急ぐ必要はありません。