【まんがで解説】キャットフードの選び方!基本の初級から成長段階、穀物、成分値目安まで

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キャットフードの選び方まんが

キャットフード 選び方

【初級】キャットフードの基本的な選び方

1. 総合栄養食を選ぶ

猫田
第一条件として、毎日のごはんとしてキャットフードを選ぶなら「総合栄養食」かどうかは必ず確認しましょう。
鈴木さん
一般食や間食の可能性がありますもんね。
猫田

総合栄養食は、そのフードと水だけで猫が健康を維持できるよう栄養バランスが考えられていることを表しています。

反対に、総合栄養食以外のキャットフードは猫の食いつきや嗜好性を重視しているので、ごはんとしてそれだけを与え続けると栄養が偏って健康に支障が出る可能性があります。

2. ドライフードを選ぶ

猫田

猫の食事として選ぶなら基本的にはドライタイプのキャットフードがおすすめです。

ドライフードは水分量が10%以下で栄養がぎゅっと詰まっている粒なので、少ない量で栄養を沢山摂取できます。またドライフードは噛むことで、満腹効果や顎の強化、歯磨き効果も期待できます。

鈴木さん
そもそも総合栄養食で探すとドライフードばかりが出てきますしね。ドライフードの方が選べる幅も広いしより良い品質のキャットフードを選びやすいですね。
猫田

はい。またウェットフードは食いつきは良いのですが、中にはウェットフードしか食べなくなる猫もいるんですよ。美味しすぎて。

ですので災害時などフードが限られる非常時の時に備えるという意味でも、ウェットフードを与えるのは食欲がない時や特別な日のみというのがおすすめです。

3. 動物原料多いフードを選ぶ

猫田

基本的にキャットフードは、動物の肉原料や魚原料(動物原料)が多く含まれたキャットフードを選びましょう。

原材料表示は多い順で並んでいるので、1、2番目に肉や魚が書かれているキャットフードがおすすめです。

鈴木さん
猫にとってはタンパク質が主食ですもんね。動物性タンパク質が猫にとってエネルギーとなるのは、人と猫の栄養の違いとして大きいですね。
猫田

はい、そのため動物の肉や魚が多く含まれているキャットフードは、猫の体のしくみに寄り添っているレシピと言えます。

肉か魚どちらを選ぼうか迷っている方は下の記事をご覧ください!

主原料は肉か魚のどっちを選ぶ?実は肉好きが多い日本猫

2016年8月26日

4. ヨーロッパ原産のフードを選ぶ

猫田

ヨーロッパの国々は、動物愛護やペットフードへの意識が国レベルで高いので規制が厳しく、ペットフードの品質や安全性も高いと言われています。

特に、ペットフードの世界最高基準を持つドイツ、イギリスやベルギーといった原産国はぜひチェックしておきたいところです。

鈴木さん

日本やアジアは全体的にまだ動物愛護への意識は低いですし、添加物や管理体制がヨーロッパよりも規制がゆるいですもんね…。

猫が家族やパートナーとして浸透している国でつくられたキャットフードの方が安心ですね。

5. 価格帯は1kgあたり2~3,000円を選ぶ

猫田

猫の健康やキャットフードの品質を考えるなら、価格帯は1kgあたり約2,000~3,000円くらいのものを選びましょう。

1.5~2kgのキャットフードの場合、販売価格は3,500~5,500円程度が相場になります。

鈴木さん
うう…今まで安いキャットフードを買っていた人にとってはこの金額はかなり大きく感じるかもしれませんね。
猫田

この金額を高いと感じる人もいるかもしれませんが、1日あたりの食費になおしてみると、1日あたり200円もしないんですよ。

本当に愛猫を家族やパートナーと思うなら、これくらいの出費はしょうがないと考える方が増えるといいですね。

【中級】ライフステージ(成長段階)別の選び方

鈴木さん
全年齢に対応した全成長段階(オールステージ)に与えられる総合栄養食も便利ですが、ライフステージ別にキャットフードを選ぶ方もいますね。
猫田

健康で問題なければオールステージを与え続けて問題はありませんが…

ここでは中級の選び方、子猫・成猫・シニア猫それぞれの時期で気を付けたいキャットフードの選び方基準を解説します。

子猫のキャットフードの選び方

猫田
子猫用のキャットフードを選ぶ時は、月齢・消化の良さ・アレルギーこの3つに注目して選びましょう。
鈴木さん
子猫の場合、月齢によってミルク・離乳食・子猫用ドライフードと選び方が大きく変わりますよね。月齢別のフード切り替えの目安はこちらです。
月齢与えるフード
生後1ヶ月まで・母乳
・猫用ミルク
生後1~2ヶ月・子猫用の離乳食
(ミルク併用も)
生後2~6ヶ月・子猫用フード
・全年齢対応フード
生後6ヶ月以降・成猫用キャットフード
・全年齢対応フード
猫田

また子猫のうちはまだ消化器官ができあがっておらず、下痢や嘔吐、胃腸に問題がでやすい時期もあります。

そのためキャットフードは、猫にとって消化性の良い動物性タンパク質を多く含んだキャットフードを選びましょう

鈴木さん

うちでは子猫用キャットフードを選ぶ時には特にアレルゲンに注意しています。

子猫の時期はアレルギー反応が出やすい時期なので、少ない種類の原材料を使用したキャットフードが安心かなと思います。

成猫のキャットフードの選び方

猫田

成猫のキャットフードの選び方は、正直猫によってかなり違います。

現在の健康状態はもちろん、先天的にかかりやすい病気や猫の体質などを考えて、将来必ずくることになるシニア期へ備えましょう。

成猫の期間は体調も安定しやすいので、特に健康に問題がないようであれば、上記の基本的な選び方を見て選べば問題ないかと思います。 

シニア猫のキャットフードの選び方

猫田

シニア猫は腎臓病にかかりやすいので、ミネラル(灰分)の量やバランスには特に注目して選びましょう。特にリン・マグネシウム・カルシウムの比率はチェックしておくべきですね。

鈴木さん
またシニア期になると腎臓病に限らず他の病気にもかかりやすくなりますよね。場合によっては療法食という選択もありますね。
猫田
はい、こればっかりは猫によってかかりやすい病気も異なるのでキャットフードとこれまでの病気などを見ながら選んでいくしかかりません。

【上級】グレインフリー(穀物不使用)のキャットフードを選ぶべき?

グレインフリーが正義とは限らない

猫田

最近は穀物不使用(グレインフリー)のキャットフードが注目を浴びています。

ただ必ずしもグレインフリーキャットフードが良いとは限りません。

穀物は邪険にされやすい原材料ですが、穀物入りのキャットフードを好む猫もいますし、穀物入りの方が体の調子が良い猫もいます。

鈴木さん

たしかに。穀物によるアレルギーのリスクも、実際は肉や魚の方がアレルギーの発症率は高いんですよね。そもそもアレルギーを発症する猫も少数ですし…。

猫に合っているかの判断しなければならないので、これは上級の選び方ですね。

ただグレインフリーは動物原料が多い

猫田
ただしグレインフリーは、穀物を不使用にすることで原材料の肉や魚の割合が増えることになります。
鈴木さん
なるほど!その結果、グレインフリーキャットフードは動物性タンパク質が多くなって、自然と猫の体に合ったレシピになる傾向にあるんですね。

【超上級】成分値を見てキャットフードを選ぶ

猫田

キャットフードの成分表までしっかり見ている方となると少ないですね。ですが実は原材料や成分値が一番そのキャットフードを正直に語ってくれています。

数値だけが並ぶ成分値はとっつきにくいですが、知っておくと一歩進んだキャットフード選びができるかと思います。

キャットフードの成分目安

 成分名理想的、目安
成分値タンパク質30%以上
脂質10~20%
食物繊維3~8%
灰分(ミネラル)5~9%
成分の比率Ca:P:Ma
(カルシウム:リン:マグネシウム)
1:0.8:0.08
オメガ6:オメガ35:1~10:1

キャットフードのタンパク質

鈴木さん
タンパク質は猫の体をつくるために働くだけでなくエネルギー源として主力になる成分なので、他の動物より多くの摂取量を必要としますよね。
猫田

中には50%以上の超高タンパクなキャットフードもあります。

ただし重い腎臓病のようなタンパク質の摂取を制限しなければならない猫の場合は例外です。

キャットフードの脂質

猫田

脂質は10~20%程度が一般的です。5~15%のキャットフードはヘルシーな印象です。脂質が20%を超えてくるキャットフードは高脂肪と言えます。

また脂質の中で注目なのがオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸です。キャットフードの理想的な比率はオメガ6:オメガ3 = 5:1~10:1の範囲だと言われています。

鈴木さん

最近は3:1という見解もありまだ明確に分かっていないところもありますよね。

猫田

はい。魚系のキャットフードの場合、オメガ3脂肪酸がどうしても多くなってしまいがちです。

反対に肉原料がメインのキャットフードはオメガ3脂肪酸を摂取するために、オキアミやサーモンオイルなどを使用してオメガ脂肪酸の比率を調整しています。

キャットフードの食物繊維

猫田
食物繊維は3~8%のキャットフードが平均的ですね。
鈴木さん
毛玉ケア(ヘアボールコントロール)や消化器サポート(便秘・腸内ケア)のキャットフードには食物繊維が多く配合されている傾向がありますよね。
猫田

はい、鈴木さんが言うような機能性を持たせたキャットフードでは食物繊維や、オリゴ糖、乳酸菌などが多く配合されていますね。

ただし、食物繊維が多すぎるキャットフードは消化器官に負担をかけ便秘や消化不良を悪化させる原因にもなるので、食物繊維が多すぎる場合には注意が必要です。 

キャットフードの灰分(ミネラル)

猫田

キャットフードではミネラル(灰分)は5~9%が平均的です。

ミネラルは猫にとっても生命活動に必要不可欠な成分ですが、多すぎると病気の原因となってしまうので注意が必要です。

シニアの選び方でもお話しましたが、カルシウム・リン・マグネシウムの比率は特に注目してみておきましょう。理想的な比率は「カルシウム・リン・マグネシウム=1:0.8:0.08(100:80:8)」です。

鈴木さん

特に腎臓疾患や尿路疾患が心配される猫は、ミネラルの量やバランスによって腎臓病、腎不全、尿路結石、膀胱炎などのリスクに関わってきますよね。

成分表示にミネラルが細かく記載されていたら、比率は見ておきたいと思います。 

【病気】病気を患っている猫のキャットフードの選び方

療法食やウェットフードを駆使

猫田
病気にかかっている猫の場合、回復が第一優先になるので獣医師さんや動物病院が指定する療法食を与えます。
鈴木さん
病気にかかると食欲や体力が落ちてしまうので、症状や進行度合いに合わせて嗜好性の高い高脂質なキャットフードやウェットフードを与えることもありますよね。
猫田

そうですね。注意点としては、療法食は必ず獣医師さんや動物病院で診察を受けて相談してから与えるようにしましょう。

理由は飼い主さんの判断ミスの可能性があるからです。実は病気ではなかったり別の病気や原因があるかもしれません。

顎の力がない、口腔内トラブルの猫

猫田

ドライフードを食べられない猫にはウェットフードの総合栄養食を与えることもあります。

たとえば、顎の力が弱くなったシニア猫、口腔内の炎症でドライフードが食べられない猫、顎の筋肉が発達していない子猫などです。

鈴木さん
食べずに体力や免疫力が落ちてしまうことが一番心配ですから、大好物やウェットフードのような嗜好性の高いものを与えますよね。
猫田

ウェットフードの総合栄養食を探すなら下のランキングも参考にしてみてください。

おすすめウェットフード

【まんがで解説】おすすめウェットフード総合栄養食と選び方基準

2018年7月18日

【まとめ】キャットフードの選び方と探し方について

猫田

今回はキャットフードの選び方についてまとめました。実際、これをすべて考えて選ぶと非常に大変です。

愛猫にとって重要な点をおさえつつ下記のランキングで愛猫に合ったキャットフードを探してみてはいかがでしょうか。 

104種徹底比較!真のキャットフードランキング!おすすめ&口コミ

2016年8月29日

ちなみに:健康な成猫におすすめのキャットフード

ロニーキャットフード チキン

穀物グレインフリー
ポイント鶏生肉とディハイドレイテッドチキンを66%使用。34種類の野菜、フルーツ、ハーブ
実売価格単品購入:4,300円(税抜)/1.8kg
定期購入:3,870円(税抜)/1.8kg
1kgあたり単品購入:2,389円/1kg
定期購入:2,150円/1kg
第一原料鶏肉
生産国ベルギー
メーカー日本
販売元株式会社ヒューマル/マッサンペットフーズ/マッサンのキャットフードの学校

ロニーキャットフードは1.8kgで4,179円(定期)、4,644円(単品)で販売されているベルギー産キャットフードです。

チキン66%を使用した36%の高タンパク質であり、カルシウム:リン:マグネシウム=1:0.8:0.1と理想値のバランスと近い数値で設定されています。

オメガ6脂肪酸:オメガ3脂肪酸=3.5%:0.6%(5.83:1)とオメガ脂肪酸に関しても適切な比率の範囲に入っています。

オリジン キャット&キトゥン

created by Rinker
¥5,171 (2019/09/14 15:26:25時点 楽天市場調べ-詳細)
穀物グレインフリー
ポイント80%以上のパワフルな肉原料
実売価格6,136円/1.8kg
1kgあたり約3,409円
第一原料新鮮骨なし鶏肉
生産国アメリカ(カナダより変更)
メーカーカナダ
販売元チャンピオンペットフーズ社

オリジンのキャット&キトゥンは、1.8kgで6,123円で販売されているアメリカケンタッキー州で生産されたキャットフードです。

子猫から高齢猫までオールステージ対応で、原材料の90%で肉原料を使用しています。

タンパク質は40%以上と非常に高タンパクで、カルシウム・リン・マグネシウムは1.2%:1%:0.1%(1:0.83:0.083)とほとんど理想的なバランスとなっています。

オメガ6脂肪酸:オメガ3脂肪酸=3.5:0.8(4.375:1)と少しオメガ3脂肪酸が多めの配合になりますが、ほとんど適正値に近いと言えます。