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悩みどころが沢山ありますよね。この記事では、そんなキャットフードの選び方を初級編から超上級編に分けてご紹介したいと思います。
難しいことはよく分からない!という方は初級編だけを踏まえて、もっとこだわって選びたい方は、中級、上級、超上級と進んでみてください!
【初級】簡単でわかりやすいキャットフードの選び方
- 全年齢対応の総合栄養食を選ぶ
- 主食はドライタイプを選ぶ
- ヨーロッパ産キャットフードがおすすめ
1. 総合栄養食を選ぶ


第一条件として、毎日の主食としてキャットフードを選ぶなら「総合栄養食」を選びましょう。
また、初級では年齢を問わず与えられる全年齢対応のキャットフードがおすすめです。


総合栄養食は、猫の主食として与えてOKと認められたキャットフードのことで、そのフードと水だけで過不足なく猫に必要な栄養をバランスよく摂取できます。
もちろんその対象年齢のフードを与えるのは良いことですが、フードの切り替えによるお腹のトラブルやアレルギー、食べてくれないなど切り替え直後のお悩みを数多くいただく身としては、切り替えいらずの全年齢対応はそういったことが起こりにくいかもしれません。
2. 主食はドライフードを選ぶ


猫の総合栄養食はドライフードを選ぶのがおすすめです。ドライフードは水分量が少なく栄養が凝縮されているので、少ない量で栄養を沢山摂取できます。
ウェットフードは高いので、毎日の食事として継続的に続けるのはドライフードが経済的です。また、猫はちょこちょこ食べる少食多食の動物なので、開封後すぐに食べきる必要があるウェットフードは主食には向かないかもしれません。


はい。またウェットフードは食いつきは良いのですが、頻繁に与えすぎると、ウェットフードしか食べなくなる猫もいるんですよ。
ですので経済的な理由からドライフードを与えることになったり、災害時などフードが限られる非常時に備えるという意味でも、ウェットフードを与えるのは食欲がない時やおやつとして与えるのがおすすめです。
3. ヨーロッパ産のキャットフードを選ぶ


ヨーロッパは世界的に見ても動物愛護への意識が国レベルで高いペット先進国で、ペットフードについても法律や規則で厳しく定められています。
フードの性質や特徴は企業によって様々ですが、原産国やEU内の決まりや法律は共通なので、他の原産国よりも高い基準のフードが期待できます。
その点、ヨーロッパはオーガニック製品やナチュラル志向の原材料が多く、またEU独自の決まりや制限があるので、たとえばホルモン剤投与した家畜肉の輸入を禁止したり、原材料の安全性にも信頼がおけます。

アジア産や国産、米国産はだめなんですか?

もちろん国産や他の原産国のキャットフードでも良いフードは沢山あります。あくまで国が設定している法律の違いなので、フード自体を見て与えて判断するのが一番です。
ただアジアや日本はペットフードの法律は基準がゆるいと言われており、愛護意識もまだまだ高いとは言えません。米国産も比較的おすすめですが、ホルモン剤投与や遺伝子組換え原料などが懸念される場合もあり、重金属中毒による訴訟やリコールも頻繁にニュースになっているので、初級編の簡単な選び方ではヨーロッパ産をおすすめさせていただきました。
【中級】年齢・成長段階別のキャットフードの選び方


健康で問題なければオールステージを与え続けて問題はありませんが、ここでは中級の選び方、子猫・成猫・シニア猫それぞれの時期で気を付けたいキャットフードの選び方基準を解説します。
- 子猫用(生後2~6ヶ月)
- 成猫用(生後6ヶ月~12ヶ月以降)
- シニア猫用(7、8歳以降)
1. 子猫のキャットフードの選び方(生後2ヶ月~)


子猫用のキャットフードを選ぶ時は、月齢・食べ物の消化性・食物アレルギーこの3つに注目して選びます。それを踏まえて子猫用キャットフードでは以下のような選び方をおすすめします。
- 歯の生え具合と月齢に合ったフード
- 単一動物性タンパク質のキャットフード
- キャットフードをコロコロ変えない

子猫の場合、月齢によってミルク・離乳食・子猫用ドライフードと選び方が大きく変わりますよね。月齢別のフード切り替えの目安をご紹介します。
生後0~1ヶ月 | ・母乳 ・猫用ミルク |
生後1~2ヶ月 | ・子猫用の離乳食 (ミルク併用も) |
生後2~6ヶ月 | ・子猫用フード ・全年齢対応フード |
生後6ヶ月以降 | ・成猫用キャットフード ・全年齢対応フード |

月齢と子猫の歯の生え具合の様子を見ながら離乳食からドライフードへ切り替えて行きましょう。
また、子猫のうちはまだ消化器官ができあがっておらず、下痢や嘔吐、胃腸に問題がでやすく、アレルギー反応も出やすいので、あまりころころキャットフードは変えず、消化性の良い食材を使用した、単一動物性タンパク質のキャットフードが安心です。
2. 成猫のキャットフードの選び方(生後6ヶ月~)


成猫のキャットフードの選び方は、正直猫によってかなり違います。
猫それぞれに合わせつつ、成猫期は体調が安定しやすいので、特に健康に問題がないようであれば、総合栄養食という範囲内で割と自由に与えてもらっても大丈夫です。


具体的にいうと、以下の点には配慮した方がいいかと思います。
- 健康状態や猫種に合わせて選ぶ
- 肥満に配慮した低GI食材やカロリー設計
- 猫の好みを把握、偏食対策
成猫期は病気の原因となる肥満対策はした方がいいかと思います。肥満対策には、脂質量や炭水化物量、また原材料の血糖値の上昇度(GI値)なども関係するため、一概にカロリーだけで判断はできませんが、高タンパクで低脂質なレシピ、また炭水化物にGI値の低いサツマイモやエンドウ豆を使用したものがおすすめです。
また、シニア期になると病気や体の衰えなどで、療法食やウェットフードを与えなければならなくなったりと、何かとフードに制限が出てきます。
それに備えて猫自身がなんでも食べられるように何種類かのフードも与えてみたり、猫の好みを把握するために猫の食いつきがいい味や食感のフードを見つけておくなども、シニア期への準備の一つになるかと思います。
3. シニア猫のキャットフードの選び方(7歳以降~)


シニア猫は以下のようなところに気をつけてキャットフードを選びましょう。
シニア猫は腎臓病にかかりやすくなるので、特にカルシウム・リン・マグネシウムの比率やバランスには注目しましょう。
- ミネラルバランス(カルシウム・リン・マグネシウム)
- 健康診断の結果や病気を踏まえて獣医師にも相談
- コンドロイチンやグルコサミン(関節の構成成分)
- オメガ3(関節、脳の活性化、血液さらさら)
- 低GI食材(肥満、血糖値上昇の対策)


【上級】成分値や栄養素でみるキャットフードの選び方
- タンパク質
- 脂質
- 食物繊維
- 灰分(ミネラル)
- 炭水化物

キャットフードの成分表までしっかり見ている方は少ないですね。ですが実は原材料や成分値が一番そのキャットフードを正直に語ってくれています。
数値だけが並ぶ成分値はとっつきにくいですが、知っておくと一歩進んだキャットフード選びができるかと思います。
成分名 | 目安 | AAFCO成分基準 | |
---|---|---|---|
成分値 | タンパク質 | 30%以上 | 子猫 30%以上 成猫 26%以上 |
脂質 | 10~20% | 9%以上 | |
食物繊維 | 3~8% | - | |
灰分(ミネラル) | 5~9% | - | |
成分の比率 | Ca:P:Ma (カルシウム:リン:マグネシウム) | 1:0.8:0.08 | - |
オメガ6:オメガ3 | 5:1~10:1 | - |
キャットフードのタンパク質


中には50%以上の超高タンパクなキャットフードもあります。
ただし重い腎臓病のようなタンパク質の摂取を制限しなければならない猫の場合は例外です。
キャットフードの脂質

脂質は10~20%程度が一般的です。5~15%のキャットフードはヘルシーな印象です。脂質が20%を超えてくるキャットフードは高脂肪と言えます。
また脂質の中で注目なのがオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸です。キャットフードの理想的な比率はオメガ6:オメガ3 = 5:1~10:1の範囲だと言われています。

最近は3:1という見解もありまだ明確に分かっていないところもありますよね。

はい。魚系のキャットフードの場合、オメガ3脂肪酸がどうしても多くなってしまいがちです。
反対に肉原料がメインのキャットフードはオメガ3脂肪酸を摂取するために、オキアミやサーモンオイルなどを使用してオメガ脂肪酸の比率を調整しています。
キャットフードの食物繊維



はい、鈴木さんが言うような機能性を持たせたキャットフードでは食物繊維や、オリゴ糖、乳酸菌などが多く配合されていますね。
ただし、食物繊維が多すぎるキャットフードは消化器官に負担をかけ便秘や消化不良を悪化させる原因にもなるので、食物繊維が多すぎる場合には注意が必要です。
キャットフードの灰分(ミネラル)

キャットフードではミネラル(灰分)は5~9%が平均的です。
ミネラルは猫にとっても生命活動に必要不可欠な成分ですが、多すぎると病気の原因となってしまうので注意が必要です。
シニアの選び方でもお話しましたが、カルシウム・リン・マグネシウムの比率は特に注目してみておきましょう。理想的な比率は「カルシウム・リン・マグネシウム=1.2:1:0.08」です。

特に腎臓疾患や尿路疾患が心配される猫は、ミネラルの量やバランスによって腎臓病、腎不全、尿路結石、膀胱炎などのリスクに関わってきますよね。
成分表示にミネラルが細かく記載されていたら、比率は見ておきたいと思います。
キャットフードの炭水化物(糖質)





炭水化物源はどのような食材を使用するかがキャットフードを選ぶ上で重要なポイントで、アレルギー性が低く、血糖値の上昇度が低い(低GI)食材をつかったキャットフードがおすすめです。
アレルギーと血糖値に配慮した原材料としておすすめの食材が、エンドウ豆、サツマイモです。また、ジャガイモはGI値は高いもののカロリーは低く、腹持ちがよくてアレルギー性も低いため、次点でおすすめです。玄米は穀物なので米アレルギーがある猫にはNGですが、低GIでヘルシーな食材として知られています。また玄米はアレルギー性も低いと言われています。
【超上級】原材料や添加物、調理方法でみるキャットフードの選び方
- 動物原料が多いキャットフードを選ぶ
- 添加物に配慮した製品を選ぶ
- 調理法にこだわった原材料の製品を選ぶ
1. 肉や魚が多いグレインフリーフード

キャットフードを選ぶ時は肉や魚など動物原料が多く含まれたものを選びましょう。
肉や魚はアミノ酸スコアが高く利用性が高い良質なタンパク質が含まれていて効率よくエネルギーと栄養素を吸収でき、猫本来の食事に近い食材です。少ないタンパク質で必要なエネルギー分をまかなえるので、猫が病気になりやすい腎臓や肝臓への負担も少ないんですよ。

猫にとっては動物性タンパク質が主要なエネルギー源という点は、人と猫の栄養の違いとして大きいですね。
肉か魚どちらを選ぼうか迷っている方は下の記事をご覧ください!

また、グレインフリーを基準とした選び方もおすすめです。グレインフリーは穀物を不使用にする分、肉や魚が多くなる傾向があるので、原材料名欄を見るよりパッと見で探しやすくなります。
ただ穀物入りのキャットフードを好む猫もいますし、穀物入りの方が体の調子が良い猫もいますので、グレインフリーが正義というわけではありません。

確かにグレインフリーはプレミアムキャットフードやヒューマングレード、タンパク質が35%以上のものが多いですよね。
2. 添加物に配慮したキャットフードを選ぶ

よく「無添加」という宣伝を見ますが、実際ドライフードを無添加で製造するのは不可能に近いとされています。
というのも、総合栄養食は栄養バランスの調整や、加熱調理や保存期間で失われる栄養素を補うために栄養添加物が使用されますし、一度開封して酸素に触れたフードが酸化しないよう酸化防止剤も加えられるからです。




はい。当サイトの見解としては、使用実績が長く自然由来の添加物を使ったキャットフードを選ぶのがおすすめです。
ただペットフード安全法で、酸化防止剤、着色料、保存料、増粘安定剤、発色剤、甘味料の添加物は、用途名と添加物名の両方の記載が義務づけられています。
そしてBHAやBHT、○色○号など、合成添加物は名称が割とわかりやすいので、もし添加物で「これって危険?」と不安になったら下記の記事から避けたい添加物に該当しているか確認してみるといいかと思います。
3. 栄養損失の少ない原材料を使ったキャットフード



たとえば、キャットフードではよく目にするチキンミール。ミール(乾燥肉)類は、他の工場や国で、加工された状態で仕入れられ、キャットフード製造でさらに加熱加工が加えられるので栄養損失は大きくなります。チキンミールやミートミールは保存性が高く、利用はしやすいですが、個人的には食材というよりタンパク源、プロテイン単体のような印象です。
対して、同じチキンでも生の状態から低温でゆっくりと乾燥させる脱水鶏肉や鶏生肉は、栄養損失を抑えて食材に含まれる天然の栄養を最大限に利用し、栄養添加物も最小限に抑えることができます。

【病気】病気を患っている猫のキャットフードの選び方
療法食やウェットフードを駆使



そうですね。注意点としては、療法食は必ず獣医師さんや動物病院で診察を受けて相談してから与えるようにしましょう。
理由は飼い主さんの判断ミスの可能性があるからです。実は病気ではなかったり別の病気や原因があるかもしれません。
口腔内トラブルがある、顎の筋力が衰えた猫

ドライフードを食べられない猫にはウェットフードの総合栄養食を与えることもあります。
たとえば、顎の力が弱くなったシニア猫、口腔内の炎症でドライフードが食べられない猫、顎の筋肉が発達していない子猫などです。


ウェットフードの総合栄養食を探すなら下のランキングも参考にしてみてください。
【マニアック】企業やブランドの信頼性、透明性でみるキャットフードの選び方

近年、ペットフード業界は盛り上がりを見せています。新興ペットフードメーカーも増え、様々なブランドやメーカーがペット用品を展開するようになってきました。
ペットフードの製造や販売を行っているのが、海外ブランドなのか、国産原料にこだわった国産キャットフードなのか、食品や日用雑貨でも有名な有名な大手企業が製造販売しているのか、それぞれにメリットとデメリットがあり、判断材料の一つとして利用できるかと思います。
大手企業のメリットとデメリット

大手企業が販売するキャットフードは、店頭販売やテレビCM、動物病院への営業なども行っているので、知名度が高く、よく目にする商品が多いかと思います。
また、大手は自社工場を持っていることも多く、確かな販売実績もあるため、新興ペットフードメーカーに比べると安心して与えられるかと思います。また、手頃な価格帯のキャットフードが多く、手に取りやすいメリットもあります。


ただ保存性や利益率を重視した合成添加物や乾燥肉、穀物の使用が多く見られるため、飼い主さんとしては避けたい原材料が使用されていることも多いです。
また、大手の場合、様々な国に工場を所有しているため、新設工場が韓国や中国になる可能性も。
海外輸入ブランドのメリットデメリット

日本の輸入代理店がすでに海外で製造販売されているキャットフードを輸入して販売している製品も多くなってきています。海外ブランドのキャットフードだと、特に欧米産のものが多く輸入されている印象です。
また、動物原料を多く使用した高タンパク質なグレインフリーキャットフードの傾向が強く、合成添加物なども使用されていないものが多いです。


国産ブランドのメリットデメリット



日本企業開発の海外産キャットフードのメリットデメリット



良いところ取りなところはありますね。日本で初めての販売となると販売実績が浅いというデメリットはあるかと思いますが、海外工場ではすでに他製品も製造している実績があるので、その点は心配ないかと思います。
また、国産の小ロットで始めるペットフードブランドに比べると、資金力と覚悟は必要になるかと思いますので、長期的な挑戦できる企業も限られるのではないかと思います。
【まとめ】キャットフードの選び方で導いた当サイトおすすめキャットフードは?

今回はキャットフードの選び方についてまとめました。実際、これをすべて考えて選ぶと非常に大変です。
愛猫にとって重要な点をおさえつつ下記のランキングで愛猫に合ったキャットフードを探してみてはいかがでしょうか。
おすすめ:ロニーキャットフード チキン

穀物 | グレインフリー |
ポイント | 鶏生肉とディハイドレイテッドチキンを66%使用。34種類の野菜、フルーツ、ハーブ |
実売価格 | 単品購入:5,203円(税込)/1.8kg 定期購入:4,257円(税込)/1.8kg 単品200g:999円(税・送料込) |
1kgあたり | 単品購入:2,890.5円/1kg 定期購入:2,365円/1kg |
第一原料 | 鶏肉 |
生産国 | ベルギー |
メーカー | 日本 |
販売元 | 株式会社ヒューマル/マッサンペットフーズ/マッサンのキャットフードの学校 |
ロニーキャットフードは1.8kgで4,257円(定期)、4,730円(単品)で販売されているベルギー産のグレインフリーキャットフード総合栄養食です。
チキン66%を使用していて、その内容も高品質な鶏生肉やディハイドレイテッドチキンを使用し、ミール類は使用していません。また、猫の消化性とアレルギーに配慮し、穀物不使用の原材料でまとめ、動物性タンパク質もチキンと卵のみとなっています()。野菜や果物、ハーブを使用し、香ばしい香りに食欲がそそられます。
原材料だけでなく成分だけでみても非常にバランスの良さが分かります。ミネラルバランスでも、カルシウム:リン:マグネシウム=1:0.8:0.1と理想値のバランスと近い数値で設定されています。
また、必須脂肪酸のオメガ6脂肪酸:オメガ3脂肪酸=3.5%:0.6%(5.83:1)も適切な比率(5~10:1)の範囲に入っています。
また、最近999円で200g少量パックの販売を開始し、通常サイズを購入する前にお試しすることができるようになりました。
おすすめ:オリジン キャット&キトゥン
穀物 | グレインフリー |
ポイント | 80%以上のパワフルな肉原料 |
実売価格 | 6,136円/1.8kg |
1kgあたり | 約3,409円 |
第一原料 | 新鮮骨なし鶏肉 |
生産国 | アメリカ(カナダより変更) |
メーカー | カナダ |
販売元 | チャンピオンペットフーズ社 |
オリジンのキャット&キトゥンは、世界中で販売されているアメリカ原産のキャットフード総合栄養食で、日本では1.8kgあたり6,123円で販売されています。
子猫から高齢猫までオールステージ対応で、原材料の90%が肉原料という非常にパワフルな原材料構成となっていて、タンパク質量も40%以上と他と比較しても非常に高タンパクとなっています。グレインフリーのため穀物アレルギーについては配慮されていますが、動物原料については様々な種類のものが配合されているので、アレルギー反応が出てしまった場合、特定が難しいので、アレルギーの出やすい子猫の時期よりも成猫以降の猫におすすめです。
カルシウム・リン・マグネシウムは1.2%:1%:0.1%(1:0.83:0.083)とほとんど理想的なバランスとなっています。
オメガ6脂肪酸:オメガ3脂肪酸=3.5:0.8(4.375:1)と少しオメガ3脂肪酸が多めの配合になりますが、ほとんど適正値に近いと言えます。
おすすめ:エリザベスキャットフード サーモン

穀物 | グレインフリー |
ポイント | ・サーモンとニシンを41%使用 ・魚系フードで崩れがちなオメガのバランスにも配慮 |
実売価格 | 単品購入:5,445円(税込)/1.8kg 定期購入:4,455円(税込)/1.8kg 単品200g:999円(税・送料込) |
1kgあたり | 単品購入:3,025円/1kg 定期購入:2,475円/1kg |
第一原料 | 生サーモン |
生産国 | ベルギー |
メーカー | 日本 |
販売元 | 日本 |
エリザベスキャットフードは、ロニーを販売するマッサンペットフーズの第二製品として登場した魚のキャットフード総合栄養食です。4,455円(定期)、4,950円(単品)で販売されているこちらもベルギー産キャットフードです。
サーモンとニシンを41%使用したグレインフリーフードす。魚系ではオメガ6、オメガ3のバランスが崩れがちですが、エリザベスは成分調整もしっかりされています。また、第一商品であるロニーと比べると、ややカロリーや脂質が控えめとなっているので、体重管理を考えている猫や、カロリーが気になる猫にもおすすめのキャットフードです。
まとめ


以上、キャットフードの選び方について、今回はかなり詳しく、いろいろな観点からご紹介してきました。これだけボリュームがあっても、正直、紹介しきれたとは言えません。


- 年齢、成分、原材料、メーカー、添加物、猫の体調など様々な選び方がある
- 始めは簡単な選び方からが分かりやすいのでおすすめ
- 病気や疾患がある場合は獣医師さんの判断を優先
- 愛猫に合ったキャットフードを選ぶことが大切