キャットフードの原材料、キノコ類
キノコはあまり使われない
キャットフードではきのこ類が原材料として使用されることもあります。
しいたけ、まいたけ、しめじなど身近なものから、アガリクスやキクラゲなどが配合されていることも。また手作り食ではきのこを使ったレシピがよく見られます。
ただキャットフードではきのこを使用したフードは比較的少ないかもしれません。
きのこの栄養素を比較
栄養分析値 | しいたけ | 乾燥椎茸 | マッシュ | シメジ | キクラゲ | エノキ | エリンギ |
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カロリー | 18kcal | 182kcal | 11kcal | 14kcal | 13kcal | 22kcal | 24kcal |
タンパク質 | 3g | 19.3g | 2.9g | 2.1g | 0.6g | 2.7g | 3.6g |
脂質 | 0.4g | 3.7g | 0.3g | 0.3g | 0.2g | 0.2g | 0.5g |
食物繊維 | 3.5g | 41g | 2g | 3.3g | 5.2g | 3.9g | 4.3g |
炭水化物 | 4.9g | 63.4g | 2.1g | 4.4g | 5.2g | 7.6g | 7.4g |
生の状態だと水分がほとんど
キノコは生の状態だと水分と食物繊維がほとんど。脂質はほとんど含有されていないので、とてもヘルシーな食材です。
あまり栄養素は多くは見えませんが、乾燥椎茸は水分が少なく栄養が凝縮されているので、同じ100gでも栄養が豊富に含まれています。
キャットフードをつくる際は、乾燥させたキノコをつかうので、乾燥椎茸と同じ位の栄養が期待できます。
アガリクスが注目!
またキノコの中でも特にアガリクスは抗腫瘍効果やウイルスの侵入を防ぐ働きなどが注目されています。
アガリクスが配合された、犬や猫の免疫力サポートを目的としたサプリメントもいくつか販売されています。
猫が毒きのこを食べてしまわないように注意
基本的に人が食べているキノコであれば、猫が食べても問題はないと言われていますが、屋外に出る猫は、毒キノコを食べてしまう可能性があるので注意しましょう。
- クサウラベニタケ
- ドクツルタケ
- コレラタケ
- テングタケ
- ベニテングタケ etc…
エノキやエリンギ、マッシュルームなど見た目が似ているきのこもあります。キノコ狩りなどで一般の方が採集したキノコは見分けが付かず、毒キノコで食中毒を起こす可能性があるので、注意しましょう。
キノコを使用したキャットフード
キノコを使用したキャットフードはあまり見られませんが、マッシュルームや椎茸、乾燥きのこ、アガリクス、たもぎ茸あたりがキノコ類の中では一般的のようです。
ネイチャーズロジック チキンディナー(乾燥きのこ)
ネイチャーズロジックから販売されているチキンディナーは原材料の一つに乾燥きのこを使用しています。
配合量はそこまで多くありません。どのきのこが入っているかはわかりません。
和味(しいたけ)
和味は原材料とはいえないかもしれませんが、和風調味料にしいたけが含まれています。
ブリミックス(アガリクス)
ブリミックスのキャットフードにはアガリクスが含まれています。アガリクス意外にも、乳酸菌や口腔内で働く善玉菌なども配合されています。
菌類を効果的に利用しているキャットフードとなっています。