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業務用キャットフードについて
業務用キャットフードとは
一般的に業務用キャットフードとは6㎏、10㎏、12㎏など通常のサイズと比べてかなりの量が入った状態で販売されているキャットフードを言います。
通常、飼い猫用に家庭が購入するキャットフードは1~3㎏程度のサイズが一般的ですから、業務用キャットフードは何倍もの量ということになります。
ペットショップで販売されていることもありますし、楽天やAmazonなどの通販サイトでも探すことができます。
業務用キャットフードのメリット
安くキャットフードが買える
何より業務用キャットフードの魅力はかなりの量のキャットフードを非常に安く購入できることです。
例えばAATUキャットフードの1.5㎏と10㎏の価格を比べてみましょう。
- 1.5㎏ 3,650円 1㎏あたり2,433円
- 10㎏ 13,824円 1㎏あたり1,382円
1㎏あたりの価格に換算してみると、およそ1,050円ほど10㎏キャットフードの方がお得だということがわかります。業務用キャットフードのような大きな袋で販売されているキャットフードのように、販売量が多くなればなるほど、1食分の価格が安くなっていきます。
またこれに毎回かかる送料や手数料などを入れて考えれば、業務用キャットフードは理屈ではかなり安くてお得なキャットフードだと言えます。
注文や受取りトラブルなどが少なくなる
さらに業務用キャットフードは一度にたくさんの量が届くので、注文や受取りの手間やトラブルの確率は低くなります。
購入や注文、キャットフードの受取りなどの手間などが少なくなるので、便利だと感じる方も多いと思います。
業務用キャットフードの注意点、デメリット
業務用キャットフードのメリットをお話してきましたが、実際上記のメリットは、キャットフードを食べきれるくらいの猫がいる場合に成り立つお話です。ここからは本題である業務用キャットフードの注意点やデメリットをお話していきたいと思います。
酸化または賞味期限切れのリスク
まず大袋のキャットフードを猫が数匹しかいない一般家庭で購入した場合、食べきるまでに時間がかかるため、キャットフードは酸化(劣化)していき品質はどんどん落ちていきます。
またキャットフードの酸化は猫の体内で発がん性物質を発生させる可能性もあることから、酸化したキャットフードを与えるのも猫にはよくありません。
余った場合は大量に無駄になる
大袋のキャットフードで購入してしまうと、いざ猫たちの食いつきが悪かった場合、余った分が大量に無駄になってしまうリスクがあります。
猫たちは気まぐれなので、前回気に入ってたくさん食べていても、今回は飽きて食べてくれない可能性もあるので、猫たちの性格やキャットフードへの食いつきを見ながら判断していく必要があります。
場所をとる
大きな袋で購入する業務用キャットフードは保管するために場所をとります。キャットフードを置ける場所や収納がある方は問題ありませんが、キャットフードを置ける場所がない場合、小分けにされたりフードストッカーに移したりなどの手間ができるので、キャットフードを置く場所を確保できない方にはあまりおすすめとは言えません。
選べる幅が少なくなる
さらに業務用キャットフードのように大袋で売っているキャットフードを探そうと思うとどうしても選べる幅は狭くなります。
1㎏~3㎏程度の容量でしたら選べるキャットフードもたくさんありますが、大袋で販売しているキャットフードは少ないです。
10㎏以上は穀物使用のキャットフードが多い
最後に大容量の中でも10㎏以上を超えた非常に大きいキャットフードの場合、穀物が入っていることが多いです。
グレインフリーのキャットフードをお探しでしたら、業務用キャットフード以外のキャットフードを選ぶことをおすすめします。
業務用・大容量キャットフード例
業務用キャットフードや比較的大容量で購入できるキャットフードを一覧でご紹介しますので気になった方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
アルモネイチャー ホリスティック 12㎏
種類が豊富なアルモネイチャー。グレインフリーではありません。タンパク質は31%とありますが、植物性のタンパク質も添加されており、米や大麦、トウモロコシなどの穀物も多く使用されています。穀物や野菜類が使用されていながら粗繊維が1.5%以下という点も気になります。
カークランドコストコ 11.34㎏
カークランドのコストコは鶏肉、トウモロコシ、米、コーングルテンなどをメインに使用したキャットフードです。鶏脂肪なども含まれていますが、非常に猫のアレルゲンになりやすいトウモロコシやコーングルテンが含まれている点が気になります。
タンパク質量が30%なのに対して粗脂肪も30%を超えているのでヘルシーとは言えません。
ホリスティックレセピー 11㎏
ホリスティックレセピーも原材料は鶏肉や鶏肉粉、米、大麦、オートミール、豆粉などを使用したキャットフードです。豆粉というのがどの豆を使用しているのかわかりませんが、大豆を使用した豆粉だった場合、アレルゲンのリスクも高くなるので、注意が必要かもしれません。
ロイヤルカナン 10㎏
動物病院やペット系の施設でおすすめされたり取り扱われたりすることもありますが、合成酸化防止剤であるBHAや没食子酸プロピルを使用している点は気になります。
ペットショップなどでも販売しているので手には入れやすいのではないかと思います。
アディクション キャットフード 9㎏



ブリスミックス キャットフード 6㎏



ソリッドゴールド 6㎏


業務用キャットフードの購入者
以上のメリットとデメリットを踏まえると、業務用キャットフードを購入するのは、
- ブリーダー
- 猫カフェ
- 保護猫団体
- 動物病院
- ペットホテル
- 沢山の猫がいる家庭
など、多くの猫がいる家庭や法人が購入者の傾向になってきます。
業務用キャットフードのまとめ


