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猫にシャンプーは必要なのか
無理にしなくてもいい
必ずしも猫にシャンプーは必要というわけではありません。
というのも、ほとんどの猫はシャンプーやお風呂のような全身が濡れることに対して警戒心を持っていますし、シャンプー自体が嫌いという猫もいるからです。シャンプーを気持ちのいいもの、積極的にしてもらいたいものだと考える猫はごく少数かもしれません。そのためむしろ頻繁なシャンプーはおすすめしません。
1年に1~4回位の頻度
猫にシャンプーをする場合、頻度としてはだいたい1年に1~4回くらい。年1回~3か月に1回くらいで問題ありません。猫は全身の毛づくろいで清潔に保つことができることから、シャンプーをしなければと意気込む必要はないのです。
長毛猫の場合は短毛猫よりも被毛が長く汚れも付きやすいため、年に3~4回くらいしてもいいかもしれません。また猫が外に出てひどく汚れて帰ってきた時や、体臭や手足の臭いが気になる時、というように猫の状態を見てシャンプーのタイミングを決めてもいいと思います。
猫用シャンプーを選ぶ4つのポイント
1. 猫用のシャンプーを使用
まず大前提として猫用のシャンプーを選ぶことが大切です。
猫はたまにしかシャンプーをしないので犬用や人間用のシャンプーで代用できたらとても便利ですが、猫に他の動物や人間用のシャンプーを使用すると、猫の皮膚が炎症を起こしたり香りで体調を崩してしまったりする可能性があります。
他の動物には問題なくても猫にとって刺激や香りが強い物もあるので、猫用シャンプー以外のシャンプーで代用するのはやめましょう。
2. 低刺激シャンプー
猫用シャンプーは低刺激なものを選びましょう。
低刺激とは具体的には、
- 合成界面活性剤不使用
- 弱酸性
- アミノ酸
- 植物由来
- ウォーターレス
などがあります。猫の皮膚は人間の肌とpHが違うので、猫にあった弱酸性のシャンプーにすることで猫にとって刺激が少なくなります。
またアミノ酸系、植物由来の猫用シャンプーは洗浄成分にアミノ酸や植物由来の成分を使用しています。こちらは洗浄能力は若干劣りますが、猫の皮膚などへの刺激は少なくなります。
最後に水嫌いの猫には水を使用せずにシャンプーができるウォーターレスもおすすめです。こちらは猫のメンタルにも低刺激です。水嫌いな猫にとっては少ないストレスでシャンプーができる優れものとなります。
3. 無香料 or 微香料
香りの強いアロマによる猫の死亡例もあるくらいですから、シャンプーでもなるべく香りの少ないシャンプーを選ぶべきです。
猫は嗅覚に優れ人間の何倍も何十倍も多くのニオイを感じ取っています。無香料または微香料くらいのシャンプーをさがすことをおすすめします。
4. 速乾性に優れている
最後に猫のストレスを少なくするポイントとして速乾性の優れた猫用シャンプーを選ぶことをおすすめします。
シャンプー後はドライヤーやタオルを使って濡れた被毛を乾かしていきますが、ドライヤーの音を嫌う猫も多く、乾くまでの時間がストレスになる猫もいます。
速乾性の高い、乾きやすい猫用シャンプーはその猫のストレスを軽減することにつながるため、可能であれば速乾性の高い猫用シャンプーを選ぶといいでしょう。
おすすめの猫用シャンプー4選
アミノ酸系!定番人気:ゾイック キャッツシャンプー
オーガニック原材料:アズミラ オーガニックシャンプー
超低刺激の泥シャンプー:ペットエステ マッドシャンプー猫用
すすぎいらず:ジョイペット 水のいらない泡シャンプー猫用
猫のシャンプーをする時のコツ
すぐに始めない
猫のシャンプーのコツとしては、まず猫を浴室に連れて行ってすぐにシャンプーを始めないことです。浴室にあまり立ち入ることがない猫の場合、しばらく浴室で自由に歩かせて様子を見て落ち着いてきたらシャンプーを始めましょう。
また落ち着いてきたら床だけ濡らして猫に慣れさせるのもいいと思います。
シャワーは勢いを弱める
シャワーの勢いは弱めにしておきましょう。人間にとって普通のシャワーの勢いでも猫はびっくりしてしまうことがあります。
また刺激が強いと感じて逃げてしまうかもしれませんので、なるべく音や勢いで猫を刺激しないようシャワーの勢いは弱めましょう。
シャンプー後はしっかりタオルドライ
シャンプーが終わった後は、猫の毛の水気をなるべくしっかりタオルで拭き取ることを心がけましょう。
長毛猫は特にドライヤーを使ってもなかなか乾かないことがあります。しっかりとタオルドライをして水気をなくしておくことでドライヤーの時間を短縮できます。
ドライヤー嫌いな猫も多いので、猫のストレスを少しでもなくすためにもしっかりタオルドライはしておきましょう。
シャンプー代わりになる猫用シャンプータオルも
どうしてもシャンプーを嫌がる猫には、水に濡れずにささっと汚れを拭くことができるシャワータオルがおすすめです。
汚れをきれいにふき取ると同時に、被毛や皮膚の保湿効果も同時に与えることができる使い捨てタイプのものも販売されているのでチェックしてみましょう。