ウェットフード開封後の正しい冷蔵保存&冷凍保存の方法と使用期限。

ウェットフード 保存方法

基本的にウェットフードはすぐに食べきる

1つのウェットフードの缶詰やパウチを何度かに分けて与えている方もいらっしゃるかと思いますが、基本的にウェットフードは一度開封したらすぐに食べきるのがおすすめです。

ウェットフードは水分の割合が非常に高い(80~90%)ため、空気が入らないよう密閉性の高い缶詰やパウチなどで包装されますが、開封し空気に触れると、保存料などが使用されていない分、すぐに酸化や劣化が進み細菌も急激に繁殖していきます。また、時間が経ったウェットフードは風味や色も変わり食いつきも悪くなります。

このため開封後はウェットフードは正しい方法で保存しなるべく早く食べきることが大切です。

ウェットフード開封後の保存方法と期限

冷蔵保存する方法

ウェットフードを開封して1~2日以内に食べきれるなら、密閉袋やタッパー、ジップロック等に移し替え、なるべく空気が入らないよう密閉した状態で冷蔵庫で保存しましょう。

少し大きめの密閉容器を使用する場合、容器に移し替えた後、スプーンなどで底に平らに広げ、上からラップなどを敷いてから蓋をすると空気が触れる部分が少なくなるのでおすすめです。

冷凍保存する方法

数日以内に食べきれない場合は、冷凍庫で保存する方法もあります。ですが通常ウェットフードは冷凍保存を考慮されて製造されていないので解凍前と見た目や風味が変わる可能性があるので、あまりおすすめはしていません。

冷凍する場合は、1回に食べきれる量をラップなどで小分けにして保存します。冷凍保存でも1ヶ月以内には食べきるようにして、もし解凍した時に変なニオイがしたり異変を感じたら、保存期間に関わらず与えず捨てましょう。

解凍する時は冷蔵庫や常温で解凍します。電子レンジで解凍する場合は、温め過ぎて犬が舌を火傷しないように注意しましょう。

間違った保存方法

缶詰のまま保存はNG

開封後に缶のままラップをして冷蔵庫で保存する方もいますが、一度開封したら別の容器や袋に移して保存しましょう。

缶詰は内側が塗装されていればスズが溶け出すことはないので缶詰のまま保存しても問題ないとされていますが、食品でも缶詰は一度開けたら容器に移して冷蔵保存が基本です。

金属は錆びやすく、開封後の保存には向いていないので、キャットフードでも同様に容器に移して保存するのが安心かと思います。

冷蔵でも冷凍でもなるべく早く食べきる

冷凍庫で保存しても完全に劣化が防げるわけではなく、凍った状態でもフードは少しずつ悪くなります。このため、開封後のウェットフードは冷蔵保存でも、冷凍保存でもなるべく早く食べきるようにしましょう。

開封後のウェットフードの保存方法まとめ

  • 基本的にウェットフード開封後は早めに食べきる
  • 密閉容器か密閉袋に移して冷蔵保存
  • 冷蔵は1~2日、冷凍は1ヶ月以内に使い切る
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2018年7月18日

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一般社団法人ペットフード協会ペットフード販売士、キャットフード勉強会ディレクターとして、キャットフードに関する情報を提供しています。また、日本化粧品検定協会のコスメコンシェルジュ資格を有し、ペットフードだけでなく化粧品にも精通しています。販売時に必要な知識となる薬機法などについてもご紹介ができます。 日本化粧品検定協会会員。