目次
チアシードとは
スーパーフードとして注目
チアシード(Chia seeds)は、メキシコからグアテマラ原産のシソ科植物の種子で、スーパーフードとして数年前から注目されている食材です。現在も機能性食品としてヨーロッパを中心に人気が高く、需要拡大が見込まれています。
見た目はゴマのような小さな黒い粒ですが、水に浸すと10倍以上に膨らんでジェル状になるのが他の種子との大きな違いです。チアシードは、オメガ3脂肪酸を多く含み、グルテンフリーかつ満腹感が得られるヘルシーな食材ということで、ダイエットや健康維持を目的に人気が出ています。
注目されるようになったのは最近ですが、アメリカ、メキシコ、グアテマラ等のラテンアメリカ地域では500年以上前から食用として栽培されており、今もチアシードの主要な原産国です。またラテンアメリカ以外ではオーストラリアもチアの生産を拡大しています。
キャットフードのチアシード
チアシードを原材料に使用しているキャットフードはそこまで多くありませんが、チアシードの生産量が多いアメリカやオーストラリア、またチアの消費量が世界トップのドイツ産のキャットフードではチアシードを使用したキャットフードが見られました。
チアシードの栄養、成分分析値
オメガ3(a-リノレン酸)と食物繊維が豊富
チアシードは脂質が42%と半分近くの割合で含まれています。チアシードの脂質を構成する脂肪酸には「a-リノレン酸」というオメガ3脂肪酸が多く含まれています。
オメガ3脂肪酸は必須脂肪酸で、魚介類など限られた食材にしか含まれないので、チアシードはオメガ3脂肪酸の供給源としてキャットフードに利用することができます。
また、チアシードの種子には食物繊維も豊富に含まれています。
成分値(USDA)
成分 | タンパク質 | 18.29g |
脂質 | 42.16g | |
炭水化物 | 28.88g | |
食物繊維 | 27.3g | |
マグネシウム | 392mg | |
リン | 642mg | |
水分 | 6.96 g | |
カロリー | 100g | 534kcal |
猫の手作り食にチアシードを使用しても大丈夫?
猫にチアシードを与えてもOK
チアシードは猫に与えても問題のない食べ物です。キャットフードにも配合されていますし、下記のような犬猫用のチアシードも販売されています。
ただ与え過ぎには注意が必要で、チアシードの主成分は脂質や炭水化物なので、消化不良や肥満の原因になるので、おやつや手作り食の材料の1つとして利用しましょう。
チアシード配合のキャットフード例
- アーガイルディッシュ
- レオナルド
- ブリスミックス
- MEOW フリーズドライキャットフード