デボンレックスの性格や飼い方、かかりやすい病気を解説

デボンレックスの性格・飼い方・かかりやすい病気まで完全解説!

デボンレックス(devonrex)の誕生と歴史

デボンレックスはくるくるとした被毛と大きな耳、そしてスレンダーな体つきが特徴の個性的な猫種です。日本ではまだあまり見かけない猫種ですが、欧米ではそのユニークな外見と人懐っこい性格から熱心なファンも多く、徐々に注目度が高まっています。

デボンレックスは1960年代にイギリス南西部デボン州で誕生した猫種です。廃坑近くで暮らしていた巻き毛の野良猫と短毛猫の交配から、独特の縮れた被毛を持つ子猫が生まれました。当初、この被毛は同時期に発見されたコーニッシュレックスと同じ遺伝子だと考えられていましたが、交配試験の結果、異なる突然変異であることが判明します。

こうして独立した猫種として確立され、「デボンレックス」と名付けられました。

デボンレックスの性格

甘えん坊で愛情深い

デボンレックスの性格をひとことで表すなら「愛され上手」です。とにかく人が大好きで、家族のそばにいることを望みます。知らない人に対しても比較的警戒心が少なく、初対面でも甘える仕草を見せることがあります。

また、他の猫種と比べてもスキンシップを好む傾向が強く、飼い主の膝に乗る、肩に飛び乗る、枕元で一緒に眠るなど、常に触れ合いたがる様子が見られます。

遊び好きで好奇心旺盛な一面も

デボンレックスは非常に活発で、子猫のような無邪気さを大人になっても持ち続けます。おもちゃに対する興味も強く、インタラクティブなおもちゃやキャットタワーを活用すると、一人遊びでも楽しそうに過ごします

飼い主との遊びが楽しみであるため、時間があるときには積極的にコミュニケーションを取ってあげると、より信頼関係が深まるでしょう。

デボンレックスの外見的特徴

カーリーな被毛と大きな耳

デボンレックスの最大の特徴は、まるでパーマをかけたかのように縮れた被毛です。この柔らかな被毛は、毛が抜けにくいという利点がある反面、皮膚が見えやすいため、肌のケアが重要になります

また、耳が非常に大きく、顔の横に広がるような形をしているのもデボンレックスの大きな魅力です。この独特の外見が「エルフのよう」と形容されることもあり、一度見たら忘れられないインパクトがあります。

スレンダーで筋肉質な体つき

全体的な体型は細身で筋肉質です。無駄な脂肪が付きにくく、運動好きな性格も相まって、引き締まった体型を維持しやすい猫種と言えます。尾も長く、先端に向かって細くなるのが特徴的です。

デボンレックスの飼いやすさは?

初心者にもおすすめできる理由

人懐っこく、トイレトレーニングも比較的スムーズに進むことから、初めて猫を飼う人にも向いている猫種です。鳴き声もそれほど大きくなく、攻撃的な一面もほとんどないため、マンションや集合住宅での飼育にも適しています。

さらに、多頭飼育にも比較的向いており、他の猫や犬に対しても友好的に接することができます。

ただし、自立心が強いというよりは、依存性の高いタイプなので、長時間の留守番が続くとストレスを感じやすい点には注意が必要です。

ケアは少し手がかかることも

短毛で毛が抜けにくい一方で、被毛が薄いため皮膚の健康管理には気を配る必要があります。定期的な保湿やシャンプー、耳掃除など、こまめなケアが求められます。

また、寒さに弱いため、冬場は室温の管理にも注意が必要です。

ハイポアレジェニック・キャットの一種

デボンレックスは、ハイポアレジェニック・キャットの一種として知られています。

ハイポアレジェニック・キャットとは、猫アレルギーの原因物質が比較的少ない、または拡散しにくいとされる猫のことです。デボンレックスは被毛が短く縮れており、抜け毛が比較的少ないことから、アレルゲンが空気中に舞いにくいと考えられているためです。

ただし、猫アレルギーの主な原因は毛そのものではなく、皮脂や唾液に含まれるタンパク質であるため、アレルギー反応が起きないと保証されるわけではありません。「出にくい傾向がある猫種」と理解したうえで、事前に接触して確認することが大切です。

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2018年5月18日

デボンレックスがかかりやすい病気

猫種に限らず、猫は猫下部尿路疾患肥大型心筋症歯周病にかかりやすい傾向にあります。ここでは、これらの病気以外でデボンレックスがかかりやすい病気をご紹介します。

遺伝的に注意すべき疾患

デボンレックスはその特異な遺伝背景から遺伝性疾患に注意が必要で、

とくに「遺伝性ミオパチー(筋力低下症)」や「肥大型心筋症」などが報告されています。ミオパチーは筋肉の発達異常で、若齢時に症状が出るケースもあります。

皮膚炎や外耳炎

デボンレックスは皮膚が敏感なため、アレルギー性皮膚炎や真菌感染も発症しやすいとされています。過剰なグルーミングによる皮膚炎や、耳が大きいために耳垢が溜まりやすく外耳炎になることもあるため、日常的な観察が重要です。

デボンレックスと暮らすうえで大切なこと

スキンシップを大切にする生活スタイルを

デボンレックスは人と関わることで精神的な安定を得る猫です。忙しい日々の中でも、少しの時間を作って抱っこしたり、話しかけたりすることで、大きな安心感を与えることができます。

長時間の留守が必要な家庭では、猫用の見守りカメラを設置する、帰宅後にたっぷりと触れ合うなど、精神的ケアにも目を向けると良いでしょう。

健康と快適さを守る環境づくり

皮膚が敏感なため、部屋の湿度や温度にも配慮が必要です。

夏場の冷房の風が直接当たらないようにすること、冬場は暖房器具の設置場所や暖かいベッドの用意など、季節に応じた対応が重要になります

また、日光浴も健康維持に効果的ですが、日焼けしやすいので窓辺ではレースカーテンを使って紫外線を調整することも忘れずに。

まとめ

デボンレックスの独特の被毛や体質、甘えん坊で人との距離が近い性格を知っておくことで、日々のケアや接し方に無理がなくなります。見た目の可愛さだけで判断するのではなく、寒さ対策や皮膚のケア、十分なスキンシップの必要性なども踏まえて向き合うことが大切です。

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