猫の耳掃除は、猫の耳を清潔に保つことはもちろん、外耳炎などの耳の病気を防ぐためにも大切なことの一つです。今までされていなかったなら、すでにダニがいたり外耳炎などの病気になっているかもしれません。
この機会にぜひ猫の耳掃除と耳のチェックをしてみてください。
猫の耳掃除が必要な理由
猫は自分で耳を手入れできない
猫は自分の耳の手入れをすることができません。猫は全身を自分の舌を使って毛繕いで手入れしますが、耳も含め、顔周りの手入れはすることができません。
そのため、野生の猫や、野良猫は耳にダニがいたり酷い炎症があることも珍しくありません。
飼い猫の場合も、耳掃除をせずに放っておけば耳に汚れがたまり耳の病気を引き起こしてしまうので、飼い主さんが耳掃除を定期的にすることが大切です。
耳のチェックの重要性
猫の耳は他の動物と比べても目立つため、病気になりにくい、また異変があったらすぐ気付けると油断してしまっている人も多いかもしれません。
ですが猫の耳には産毛が生えており見え難い部分もあります。また耳を触られるのを嫌がる猫もいます。
そういった場合、猫の耳の病気や寄生虫を見逃して重症化させてしまうこともあるので、耳のチェックは耳掃除と一緒に行いましょう。
猫の耳掃除の適切な頻度
目安は2週~1ヶ月に1回
2週間~1ヶ月に1回くらいが適切と言われています。ですが、猫によって汚れがたまりやすい場合は1週間に1回のペースで耳掃除をする場合もあるようです。
猫の耳が傷ついてしまったり雑菌が入ってしまうこともあるため、耳掃除はやり過ぎないようにすることも大切です。汚れがないのに毎日のように掃除するのが良いというわけではありません。高頻度で耳掃除をしすぎないよう適切な頻度を守りましょう。
猫の適切な耳掃除の方法
猫の耳掃除に必要な準備物
猫の耳掃除に必要な準備物は、
- 猫用イヤークリーナー液
- 耳掃除用シート、コットン、ガーゼ、綿棒 等
です。下のものはどれか一つを用意できれば大丈夫です。管理人はシートやコットンが特におすすめです。
猫用のイヤークリーナーも市販で販売されているので、ペットショップはネット通販から購入しておきましょう。
猫の適切な耳掃除の手順
- イヤークリーナー液を綿棒、ガーゼに浸します(シートの場合は必要なし)
- 液を浸したら強めに絞ります
- 猫をヒザに乗せて撫でながら耳を触っていきます
- 耳の内側をめくって汚れや炎症がないか確認します
- シートまたはクリーナー液が染みたガーゼやコットンを優しく耳に当てます
- 耳に付着した汚れを優しくふき取って完了です
あまり耳の奥深くまで拭き取ろうとすると、猫が痛がったり耳が傷ついたりすることがあります。
猫が耳掃除を嫌なことだと思ってしまうと、これからの定期的な耳掃除が難しくなってしまうため、飼い主さんが耳掃除をする場合は、外側の見える部分をメインに優しく拭き取ることを意識しましょう。
奥の方に汚れが溜まっていて時分では掃除できそうもない場合は、動物病院に連れて行って掃除してもらいましょう。
猫が耳掃除を嫌がる場合
スキンシップから
いきなり耳の内側を触ろうとすると怖がったり嫌がる可能性があります。まずは撫でたり耳を外側から触ったりしてスキンシップをすることが大切です。
また耳掃除ができた後にはすぐにご褒美に好きなおやつをあげたり遊ぶことで、耳掃除への苦手意識がなくなる可能性もあります。
動物病院やトリマーにお願いする
猫の耳掃除は動物病院やトリマーさんにお願いすることもできます。動物病院やトリマーさんによって料金の相場は違いますが、もしどうしても耳掃除をさせてくれない、耳掃除ができないという場合は、一度プロの方に教えてもらってもいいかもしれません。