言葉が話せないからこそ毎日の健康チェックが必要
猫は言葉が話せません。このため具合が悪くても飼い主に伝えてはくれません。
さらに猫は痛みに強い動物で、人が気付く頃には病気が進行していることも多い生き物です。
毎日触れ合いの中で健康チェックを行うことで少しの変化を見逃さずに、早期発見をすることで大きく改善される可能性があります。
健康チェックポイント
食事
食欲があるか、食べる量が減っていないか、水分を取っているか、水分を取り過ぎていないか、おかしな食べ方をしていないかなど、いつもとの変化に注目してください。
食欲や食事量であれば風邪や内臓の病気など多くの病気に繋がっている可能性があります。おかしな食べ方をしている場合は口内炎ができていたり、病気以外にも手足に痛みを感じていたりと怪我も影響している場合もあります。
トイレ
うんちの状態は多くの情報を得ることができます。量、硬さ、色、匂いを確認しましょう。量が少なければ便秘や食欲不振が疑われますし、軟便、血便であれば食あたりや内臓疾患なども考えられます。
また排泄時に痛そうにしていたり、失敗が増えた場合ににも原因があるはずです。
遊び
おかしな歩き方をしていないか、歩行チェックを行いましょう。例えば足を引きづっていたり、足をつこうとしなかったり、歩くことを嫌がっていたり、猫の様子をしっかり確認してください。
猫の様子
人間と同じように見てわかる症状が出ていないかをチェックします。例えば鼻水やくしゃみ、目やに、よだれ、鼻血、痒み、嘔吐などです。
触診
見てわからないことにしこりなどがあります。スキンシップをとる時に触診を行い、しこりや腫れがないか気付く傷や脱毛、触ることで痛がらないかをチェックします。
また耳や歯が汚れていないか、匂いを発していないかなども確認しましょう。
定期健診も大切
それでも気付けないことはあります。
人間と同じように定期健診を受けることで早期発見につながることがあります。
また定期的に検査データが溜まることで何か気になることが起こった場合に比べることができ、異常に早く気付くことができるようになります。
定期健診の間隔
平均的には年に一回ですが、年齢が上がるにつれ、季節に1回か最低年に2回程度が推奨されています。
最近は猫は20年を超えることも増え、長寿命化が進んでいるので、元気に長生きできるようにしっかりチェックを行うことで健康を守るようにしていきましょう。