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猫はゴムの木を食べても大丈夫?
丈夫で育てやすく、室内のインテリアとしてもぴったりな「ゴムの木」。人気な観葉植物のため、猫を飼っているご家庭で育てている方も多いかと思います。

結論から言うと、猫にゴムの木は危険な観葉植物です。
かじったり誤って食べたりするとアレルギー症状を起こすこともあるため、しっかりとゴムの木について学んでいきましょう。
「ゴムの木」とは
ゴムの木は、フィカス属(イチジク属)に分類され、観葉植物ではガジュマル、食べ物ではイチジクと同じ属に分けられます。
「インドゴムの木」、「フランスゴムの木」「フィカス・ウンベラータ」など品種が多く、日当たりと風通しがよい室内で簡単に育てられる人気の観葉植物です。
ゴムの木は、その名の通り「天然ゴム」を作ることができる資源で、ゴムの木を傷つけたときに分泌される白い樹液から生成されています。
この天然ゴムは、主に「パラゴムノキ」から採取される樹液を原料として作られ、医療用手袋や輪ゴム、自動車のタイヤなど、私たちの生活に欠かせないさまざまな日用品に使用されています。
猫に危険なゴムの木の毒性「ラテックス」
猫にとって危険なのは、ゴムの木の白い樹液に含まれる「ラテックス」と呼ばれる成分です。
観葉植物として人気のゴムの木の品種にも、このラテックスは含まれており、剪定時に白い樹液に触れるとかぶれなどのアレルギー症状を起こすことがあります。
このアレルギー反応は「ラテックスアレルギー」と呼ばれ、私たち人間だけでなく猫も発症する可能性があるため、ゴムの木は猫にとって危険な観葉植物に分類されています。
ラテックスのアレルゲン(アレルギーを引き起こす原因となる物質)と構造が似ている特定の果物を食べることでも発症し、主にバナナ、キウイ、栗、アボカドが指定されています。(ラテックス・フルーツ症候群)
ゴムの木と同じフィカス属の植物
クワ科フィカス属(和名:イチジク属)は、約800種もの植物が含まれます。熱帯を中心に生育する種が多く、日本では南西諸島に多く自生しています。日本に産する12種のうち、本土には5種、それ以外は以南に産しています。
- ゴムノキ
- イチジク
- ガジュマル
- アコウ
- イタビカズラ
- オオイタビ
- イヌビワ
猫がゴムの木を食べたときの症状
猫がゴムの木をかじった際に、この樹液を食べたり皮膚に触れたりすると以下のような症状が現れることがあります。
- よだれが増える
- 嘔吐・下痢
- 口内の炎症
- かゆみ
- じんましん
- 食欲不振
- 呼吸困難
初期症状は、よだれや嘔吐・下痢、かぶれ、じんましんなど。「アナフィラキシーショック」を起こすと、呼吸困難に陥り、最悪の場合は死に至るケースもあります。
人間だけでなく、猫にもラテックスアレルギーを持つ個体がおり、発症するとラテックス製品を回避する以外に治療方法がないため、日頃からゴム製品に触れさせないことが重要です。
参照:ラテックスアレルギー
猫がゴムの木を食べたときの対処法
猫がゴムの木をかじったり食べたりして、上記のような症状が見られる場合は速やかに動物病院に連絡を取りましょう。
自宅でできる応急処置としては、口元を濡らしたガーゼでぬぐう、水を飲ませるなどの方法です。猫が嫌がる素振りを見せた場合は、無理に行わず獣医師の判断にゆだねましょう。また、無理に吐かせる行為は事態を悪化させることもあるため厳禁です。
診療時には、以下の内容を伝えられると処置がスムーズに行われます。
- 何を食べたか
- どのくらいの量を食べたか
- 食べた時間
- 現在の様子や症状
猫とゴムの木が共生するためのすすめ
猫がいる家にはゴムの木は置かないことが一番ですが、すでに購入してしまった場合は猫との共存を考え、以下のような対策をとりましょう。
①猫に届かない場所に置く
まずは、猫の手が届かない場所にゴムの木を配置し物理的に接触を防ぐ方法です。
ただし、この方法はジャンプ力がある猫にとっては完璧な対策にはならず、再び誤食やいたずらしてしまう可能性があります。
②木酢液をスプレーする / 柑橘類を置く
次に、猫が嫌いな匂いで遠ざける方法です。猫は木酢液や柑橘類の匂いを嫌うため、木酢液スプレーをしたり柑橘類の皮を置くと近づかなくなる傾向があります。キャットフードにはオレンジが原材料に含まれることがありますが、匂いに敏感な猫は柑橘の香りを嫌い食べないこともあります。
また木酢液には、まれに「ホルムアルデヒド」という猫に有害な化学物質が含まれている商品があるので、市販されている猫用の木酢液スプレーがおすすめです。
③生活圏を分ける
それでも改善しない場合は、猫がいる部屋とゴムの木を置く部屋を分け、徹底的に接触させないようにしましょう。猫にとって安全な環境を整えることも、飼い主の大切な役目です。
猫にゴムの木は近づけない
家の中でインテリアとして癒しをもたらす観葉植物。なかにはゴムの木など、猫にとってアレルギーや中毒を発症させる植物もあるので、購入する際は安全かどうか判断しましょう。
好奇心旺盛な猫は葉や枝をかじったり、土を掘り起こすなどイタズラしてしまう場合もあるので、その都度対策をとっていく必要があります。
猫に害のない観葉植物を取り入れて、楽しいグリーン生活をお過ごしください。







































































































































































猫は好奇心旺盛で、ときには植物の葉や枝をかじったり土を掘り起こすなどイタズラをすることもありますよね。
そもそも、ゴムの木は猫にとって安全な植物なのか?