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猫はイチジクを食べても大丈夫?
夏から秋にかけて旬を迎える果物「イチジク」。漢字では「無花果」と書き、これは外から花が見えず、実の中に隠れて咲くため、花がない果実に見えることから由来されています。


ここでは、猫がイチジクを食べた際に下痢や炎症を引き起こす理由、危険な中毒症状や対処法などをご紹介します。
猫にイチジクはNG!危険な成分「フィシン」と「ソラレン」
イチジクには、猫の体に刺激を与える成分「フィシン」と「ソラレン」が含まれています。
どちらも、イチジクの皮や葉、茎から出る白い樹液に多く含まれており、猫が口にすると体調不良を引き起こす恐れがあります。
フィシン
フィシンは、たんぱく質を分解する酵素の一種。イチジクを肉や魚料理と合わせて食べると、たんぱく質の分解を進め、消化を助ける働きがあります。
人間にとっては胃もたれや二日酔いなどの消化不良を防ぐ効果がありますが、猫にとっては刺激が強い成分です。
特に敏感な猫では、痒みによって口元を気にしたり、前足で顔をこする仕草を見せることもあります。
ソラレン
ソラレンは、植物に含まれる天然成分の一つ。
柑橘類や野菜に多く含まれ、紫外線への反応を強める性質があり、シミや肌荒れの原因になることがあります。
特に葉や未熟なイチジクには成分が多く含まれ、猫が食べた場合、消化器症状がみられる可能性も指摘されています。
イチジクによるラテックスアレルギーに注意
イチジクには、白い樹液に含まれる天然ゴム成分(ラテックス)によって、アレルギー反応を引き起こすことがあります。
これは「ラテックスアレルギー」と呼ばれ、このうち30〜50%は果物にみられ、人だけでなく猫でも刺激症状の原因になる可能性があるとされています。
猫がイチジクを食べたときの症状
猫がイチジクを口にした場合、食べた量や部位によっては体調不良を起こすことがあります。
特に注意したいのは、皮や葉、茎から出る白い樹液です。イチジクに含まれる刺激成分、フィシンやソラレンによって猫の口や胃腸に負担をかける可能性があります。
フィシンによる症状
- よだれが増える
- 口の中の赤み・腫れ
- 嘔吐・下痢・軟便
ソラレンによる症状
- かゆみ
- 発疹
- 口周りの炎症
- ヒリヒリとした痛み
下痢や軟便が続くと、食欲不振や元気がなくなるといった症状もみられます。イチジクは触れることでも中毒症状が起きることがあるため、猫の近くには置かないことが重要です。
また、猫の場合は、ソラレンよりもフィシンによる中毒が注意するべき症状と考えられています。
猫がイチジクを食べたときの対処法
猫がイチジクを食べたり、舐めたりした場合は、まずは口の周りや口内にイチジクが残っていないか確認し、可能であれば濡らしたガーゼや柔らかい布で優しく拭き取りましょう。
よだれが出続ける、嘔吐や下痢の症状がある場合は、早めに動物病院を受診することが重要です。
また、自宅で無理に吐かせると誤って気管に入ったり、体調悪化につながる恐れがあるため、必ず獣医師の指示を仰ぎましょう。
猫がイチジクを舐めたり、少量食べた場合は?
猫がイチジクを少し舐めたり、少量だけ食べてしまった場合は、すぐに危険な症状になることは多くありません。
しかし、猫は体が小さいため少量でも影響を受けやすい動物です。すぐには症状が出なくても、数日間は猫の体調をよく観察することが、愛猫の健康を守ることにつながります。
猫がイチジクを食べたときの致死量

しかし、猫によっては少量でもアレルギー症状が出たり、子猫や高齢猫、持病のある猫では重症化する恐れがあるため注意が必要です。
そのため、猫にイチジクを与えないこと、また誤って食べた場合は症状をよく観察し、場合によっては動物病院の受診を検討しましょう。
猫にイチジクは与えない、触れさせない!
猫にとってイチジクは、中毒症状を引き起こす可能性がある有害な果物です。食べさせないことはもちろん、イチジクの皮や葉が痒みやかぶれの原因になるため、皮膚に触れさせないようにしましょう。
ベランダでイチジクを栽培している場合は、猫が舐めたり噛んだりしないように、ネットを張るなど対策をすると安心です。
猫のためにも基本の食事はキャットフードなどを与え、愛猫の食生活を守ることが重要です。




































































































































































