キャットフードを製造するエクストルーダー
エクストルーダーとは

エクストルーダー(extruder)とは、ドライタイプのキャットフード(ペットフード)を製造する際に使用される機器です。
エクストルーダーを持っているのは自社工場を持っているような大手メーカーであることが多く、国内で所有している工場は少ないと言えます。
ウェットフードには必要なし
同じキャットフードでもウェットフードの場合、エクストルーダーは必要ありません。
そもそもドライフードとは製造の方法や工程が大きく違うため、ウェットタイプのキャットフードの場合はエクストルーダーは使用しません。
キャットフードにおけるエクストルーダーの役割
ドライフードを作る上で、エクストルーダーはどのような工程を担っているのか、ご紹介します。これでなぜウェットフードには必要ないのかがわかります。
エクストルーダーの役目
エクストルーダーはキャットフードになる生地に熱や圧力を加えてキャットフードの形に成型していく作業を行う機械です。
ドライフードは混ぜ合わされた生地が成型され、粒状のコロコロとしたドライフードになります。
キャットフードに限らずドライタイプのペットフードはエクストルーダーを使用して成形されていることが多いです。
成形する機械であるため、ウェットフードの場合エクストルーダーが必要ないというわけです。
どのような製造ラインにあるのか

ドライタイプのキャットフードができるまでの工程は基本的に、
- 使用される原材料を混ぜ合わせる
- 水分・水分の調節する
- 生地を加熱・加圧する
- キャットフードの形に成型する
- 蒸気気化させる
このような段階を経てドライフードとして袋に詰められ出荷されていきます。
エクストルーダーはこの工程の中で、2~5までのほとんどの工程を担っています。ですのでドライフードを製造する上でエクストルーダーは非常に重要な機器と言えます。
エクストルーダーは元々工業製品を製造する機器
エクストルーダーの歴史
エクストルーダーは元々工業品を生産するために作られた機器です。そのため比較的新しく出てきた機器とも言えます。
食べるものであるか工業品であるかという違いは大きいですが、混ぜられた材料を熱や圧力で成形していく作り方や作業を考えれば、確かに工業品の製造と似ているかもしれません。
キャットフード製造のエクストルーダーまとめ



はい。
私たちは完成して袋に入った状態のキャットフードしか目にしたことはありませんが、キャットフードの製造方法を知ることで、より身近に、よりキャットフードについて理解できると思います。