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キャットフードに配合される乳酸菌
キャットフードの乳酸菌
腸内環境、消化器官、免疫力のサポートを目的としたキャットフードに配合されていることが多い乳酸菌。
配合量は他の原材料に比べればごくわずかな量ですが、数種類の乳酸菌が配合されていることもあります。
乳酸菌配合の食品
食品ではヨーグルトや乳酸菌飲料(ヤクルト等)、チーズ、キムチ、漬け物などに多く含まれており、よく目や耳にするため私たちにとってはかなり身近な菌ではないでしょうか。
乳酸菌は「乳酸菌」という特定の菌があるわけではなく、乳酸を作り出す菌の総称です。そのため乳酸菌と一言でいってもその中にはたくさんの種類の菌が含まれています。
キャットフードによく配合される乳酸菌一覧
- 乳酸菌類
- ラクトバチルス・プランタルム
- エンテロコッカス・フェシウム
- ラクトバチルス・カゼイ
- ラクトバチルス・アシドフィラス
- ビフィドバクテリウムアニマリス
- フェシウム菌
- カゼイ菌
- ビフィズス菌
- フェカリス菌FK-23
- プロバイオティクス類
キャットフードに含まれている乳酸菌の例としては上記のようなものが挙げられます。菌名の最後に「発酵物」「発酵産物」と表記されることもあります。
プロバイオティクス類
キャットフードによっては、乳酸菌や菌類などをまとめて「プロバイオティクス」と表記しているメーカーもあります。
プロバイオティクスとは、乳酸菌、ビフィズス菌、ラクトバチルス・プランタルム、カゼイ菌など、体に良い影響を与えるとされる微生物(善玉菌)のことを言います。
ただしプロバイオティクスとは「人体」にとって良い影響を与える微生物として使われている呼ばれ方で、猫にとって人と同じように良い影響を与えるかというのは、はっきりとは断言できません。
猫の体内での乳酸菌の働き
善玉菌として腸内環境を整える
乳酸菌は善玉菌として腸内などの消化管に住み、腸内の環境を改善したり整える働きがあります。
腸内の環境を整えることで、便秘の改善や大腸がんの予防など腸の病気の予防にもつながります。
善玉菌が増えれば腸内環境は良い状態に、悪玉菌が増えれば腸内環境は良くない状態に傾くため、善玉菌を増やすことは健康維持のためにとても大切です。
免疫機能の維持やサポート
また乳酸菌は免疫機能の維持やサポートも期待できます。
免疫力とは、猫が侵入してきた最近やウイルス、体内で発生したがん細胞などへの抵抗力です。腸は体全体の健康や免疫力にも影響するため、腸内環境が良い状態になるということは猫の体全体の健康につながります。
乳酸菌の過剰摂取は問題ない?
問題ないと言われている
乳酸菌は大量に摂取しても勝手に体の外に排出されるため安全性が高く、たくさん摂取しても問題ないと言われています。
しかしそれは反対に、沢山摂取しても体の外に排出されてしまうので、とにかくたくさん与えれば良いというものでもないということです。
また乳酸菌を沢山摂取すること自体は問題ありませんが、乳酸菌が沢山含まれている乳製品や食材を与える際には、量に注意しましょう。乳酸菌は問題なくても乳糖による下痢や他の成分によって栄養バランスが崩れて体調不良になることはあります。そのため乳酸菌が豊富な食品を与える際には適切な量でとどめておく意識が大切です。
乳酸菌が配合されているキャットフードの例
- ピュアラックス
- レガリエキャットフード
- ハロー
- プロステージ ルシャット
- ブルーバッファロー
- ワイソン バイタリティ
- ホリスティックレセピー
- ジェーピースタイル 幼猫用離乳食
- ネイチャーズロジック
- カントリーロードキャットフード
- ネイチャーズバラエティ インスティンクト
- オリジンキャットフード
- チャオチュール
- ウェルネスヘルシーバランス キャットフード
- フォルツァ10 インテスティナルアクティブ
- ブリミックス
乳酸菌が配合されるキャットフードまとめ
- 乳酸菌は善玉菌として働く
- 腸内の環境を整えたり免疫機能を正常に保つ
- 乳酸菌は種類が多く、キャットフードにも様々な乳酸菌が配合されている
- 腸内サポートや免疫サポートが目的のキャットフードに配合されていることが多い