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豊かな自然が魅力!ニュージーランドについて

ニュージーランド(New Zealnad)は、2つの主要な島と小さな島からなる島国で、オーストラリア大陸の南東に位置しています。面積は日本より100km²ほど少し小さい位ですが、人口は日本の1/3ほど。もともとは先住民のマオリだけが住んでいましたが19世紀以降はヨーロッパ系の民族が増えています。1年を通して過ごしやすい温暖な気候ですが、雨が多いため湿度が高いのは日本と共通しています。映画ロードオブザリングの舞台になったことで観光客も増加しました。
rニュージーランドのペットフードの傾向
肉原料が非常に豊富なレシピ
ニュージーランドは豊かな地形と国土を生かした酪農や畜産等の農業が盛んなため、キャットフードも、魚系に比べてビーフ、チキン、ラム、ベニソンなど様々な肉原料を使用した商品が多いです。
ニュージーランドは農家の数が少なく、1つの農家が広大な土地で大量の生産を行っています。このため、放牧でのびのびとストレスなく育ち、ホルモン剤など影響を受けない健康的で安全性の高い肉原料が生産されています。さらにニュージーランドではBSEが出ていないことから、狂牛病など動物に感染する病気のリスクも低いメリットがあります。
ミートミールのような複数の動物が混ざった肉原料は少なく、高たんぱくかつアレルギー対策に望ましい単一の動物肉原料のキャットフードを探すことも容易です。
ニュージーランドのペット事情
猫は最も人気なペット
2015年の調査によると、ニュージーランドでは特に猫を飼っている世帯が最も多く、他の動物を抑えて44%、約半分の世帯で飼育されるほど人気が高い動物ということがわかりました。猫以外も合わせると全世帯の64%がペットを飼育しています。
情報元:Companion Animals in New Zealand 2016
ペットショップより動物愛護団体から
ニュージーランドは国民全体で動物愛護の意識が高い国です。ペットショップもありますが、犬や猫は販売されておらず、猫や犬を飼う時は、動物保護施設やSPCA、友達、家族のペット、迷子になった猫を引き取ることがほとんど。
また、ニュージーランドでは飼育する猫へのマイクロチップ装着や理事会への動物登録(NZCAR) も進んでいます。猫の避妊去勢率も93%と非常に高く、欧米と同様、動物への関心や安全管理の水準が高い国と言えると思います。
かつてイギリス領だったこともあり、動物愛護への意識が高いヨーロッパとのつながりが強いことも理由の一つかと思います。
ニュージーランドのペットフードの法律
ニュージーランドでのペットフード製造には多くの規制要件があります。ペットフード製造業者は他の業者と同様、1986年の公正取引法、1992年の労働安全衛生法、1991年の資源管理法、1986年の重量および測定法などに準拠する必要があります。
中でもニュージーランドのペットフードメーカーにとって特に重要な法律が以下の2つです。
- 農薬および獣医薬法 1996 (ACVM Act)
- 動物製品法 1999年 (APA)
この法律はペットフードの商号や成分表、責任者、生産から流通までの追跡記録、食品リスクの管理システムへの登録などを定めた法律となっています。
どちらも第一次産業省(MPI)によって法律とそれに関連する規制、仕様、および通知の両方がペットフードの製造を管理します。
ニュージーランド産のキャットフード
まとめ
ニュージーランドの猫とペットフード事情について触れてきました。肉原料が豊富で高タンパクな商品が多いので猫にとっては願ったり叶ったりなフードが多いのではないでしょうか。
いままでニュージーランド産キャットフードについて知らなかった方もこれを機会に注目してみてはいかがでしょうか。