キャットフードのゴーヤ。夏バテに効果抜群!豊富なビタミンやDNA合成にも関わる。おすすめの与え方や注意点まで

キャットフードのゴーヤ。夏バテに効果抜群!豊富なビタミンやDNA合成にも関わる。おすすめの与え方や注意点まで

キャットフードの原材料:ゴーヤ(bitter gourd

沖縄野菜の代表格といっても過言ではないゴーヤ。実はゴーヤという呼び名は沖縄の方言で、正式名称はニガウリやツルレイシとよばれるウリ科の植物になります。

ゴーヤはグリーンカーテンとしても活躍しています。グリーンカーテンとはツル科の植物を建物の壁を覆うように育てることで完成するカーテンのことで、日差しから守って室内が涼しくなったり、水分が蒸発することで環境の気温低下にも貢献することができるエコなカーテンです。

猫田
 ゴーヤは独特な苦味や青臭さ、シャキシャキとした食感が特徴ですが、その苦味や青臭さを好む猫も多いようです。猫にとって中毒となる成分は含まれていないので猫はゴーヤを食べても大丈夫です!

ゴーヤに含まれる栄養素は猫の健康にどのようなメリットがあるのか、与え方の注意点などをご紹介します。

ゴーヤの栄養素とメリット

下表は、生のゴーヤ100gあたりの栄養素です。

ゴーヤ(生)ゴーヤ(油いため)
エネルギー1547kcal
水分94.490.3g
カリウム260260mg
葉酸7279μg
ビタミンC7675mg

※出典:日本食品標準成分表(八訂)増補2023年

ビタミンC

ゴーヤに含まれるビタミンCは野菜の中でトップクラスの含有量です。なんと、ビタミンCが豊富なイメージのレモンやキウイよりも多いんです。(レモン果汁のビタミンC含有量:100gあたり50mg、キウイのビタミンC含有量:100gあたり71mg)

猫はブドウ糖からビタミンCを肝臓で合成することができます。しかし食欲不振や肝臓機能の低下があると十分に合成することができず、ビタミンCが不足してしまいます。

カリウム

カリウムは体内の水分量を調整する働きを持ちます。神経伝達や血圧の調整、エネルギー代謝にも関わっており、ナトリウムと作用してサポートし合っています。どちらかが過剰になると体内のバランスが崩れてしまいます。

腎臓や副腎の機能が低下していたり、体調不良などで嘔吐や下痢が続くと、過剰分泌されたカリウムは尿とともに排出されます。そうなると低カリウム血症を発症する恐れがあります。とくにシニア猫は低カリウム血症にかかりやすいといわれているので、適正量のカリウムの摂取は重要となります。

葉酸

葉酸はビタミンB群の一種で、細胞の生成や再生、神経組織の発達などの働きがあります。

また、葉酸はDNAの合成にも大きく関わっています。葉酸は肝臓に貯蔵されますが、胎児期の細胞増殖に大量に必要とされるので、妊娠・授乳中の母猫は葉酸が不足する傾向にあります。

母猫の葉酸が欠乏すると、胎児形成異常が起こる恐れがあります。そのため、妊娠中の母猫が食べ物から葉酸を摂取すると胎児へも移行するため、適正量の摂取がとても重要になります。

ゴーヤ特有の苦み成分「モモルディシン」

モモルディシンとはゴーヤ特有の苦み成分です。胃腸を刺激して消化液の分泌を促すことで、食欲の促進が期待できます。また、血糖値を下げたり頭痛の改善などの効果もあります。

ゴーヤが夏の野菜といわれるのは、夏バテ改善に効果的な栄養や働きが適しているからでしょう。

初夏から食べたい!ゴーヤのおすすめの与え方

ゴーヤを食べるなら初夏から

梅雨の時期による気圧の変化や、夏本番のジリジリとした猛暑、暑さにより食欲の低下、汗をかくことによるカリウムの不足・脱水症状、夜でも油断できない熱帯夜など、人にとっても猫にとっても6~9月にかけては厳しい季節です。

基本的に猫は室内飼いで外に出ることはありませんが、家の中にいても脱水症状を起こしたり、暑さにより食欲が低下することもあります。

ゴーヤには豊富なビタミンCとカリウム、食欲促進が期待できるモモルディシンが含まれているので、夏本番を迎える前に食べることがおすすめです。6月の梅雨入りごろから体力作りの準備をしていきましょう。

加熱したものを与える

生のゴーヤも加熱したゴーヤも、どちらを食べても摂取できる栄養素量はほとんど変わりません。しかし生のゴーヤは消化不良になる恐れがあるので、猫に与えるときは加熱したゴーヤを与えましょう。

モモルディシンは水溶性なので茹でることで苦味をとることができますが、ゴーヤの栄養を十分に摂取したい場合は茹でるよりもレンジなどで加熱することで栄養素の流出を防ぐことができます。

小さく刻んで与える

ゴーヤは加熱しても歯ごたえが強い野菜なので、猫に与えるときは必ず細かく刻んで与えましょう。キャットフードにトッピングしたり、おやつとして与えるのがおすすめです。

ゴーヤ料理の定番であるゴーヤチャンプルーは、油を少量にして味付けをしなければ猫に与えても大丈夫です。卵やカツオ節などと一緒に食べることができるので、栄養効果が抜群です。

猫にゴーヤを与えるときの注意点

種やワタは取り除く

猫にゴーヤを与えるときは種を取り除きましょう。喉に詰まったり胃腸への負担となる恐れがあります。

ワタには中毒となる成分が含まれていませんが、取り除いた方が安心です。

人間用のゴーヤ料理は与えない

人間用に加工されたゴーヤチャンプルーやゴーヤスープ、ゴーヤチップスなどは、塩分や調味料などが大量に含まれています。猫にとっては塩分過多になるので、与えてはいけません。

心臓病・腎臓病の猫には与えない

カリウムは猫の体内で良い効果をもたらしますが、心臓病や腎臓病を患っている猫にはゴーヤを与えるのは控えましょう。

健康な腎臓の場合は過剰なナトリウムやカリウムを排出することができますが、腎臓病の猫はこれらを排出することができず、体内に蓄積されていきます。そうなると体内のバランスが崩れて不整脈や食欲不振などの症状があらわれ、心臓へ大きく負担がかかります。

猫はシニア期に入ると腎臓の機能が低下するケースが多いといわれています。心臓病や腎臓病を患っている猫だけでなく、シニア期に入った猫はカリウムの摂取に十分に気を付けましょう。

まとめ

  • ビタミンC含有量は野菜の中でトップクラス
  • 苦み成分モモルディシンは、食欲促進や血糖値の減少などが期待できる
  • ゴーヤは夏バテに効果的
  • 夏本番前の体力作りにおすすめ