キャットフードの計画的な備蓄方法。災害時や感染症によるロックダウンへの準備と対策

備蓄 キャットフード
鈴木さん
今回のコロナウイルスでキャットフードを買い貯めされた方も多いのではないでしょうか。今後もどのように第二波、第三波が来るか分からないので、どのように備えていくべきか考えたいです。
猫田

はい。コロナのような感染症に限らず、地震や台風などの災害時や、愛用しているキャットフードの製造中止などを考えても、計画的な備蓄はおすすめです。

ここでは備蓄に適したキャットフードや備蓄量と環境、おすすめの方法など、いざという時のためにできる対策をご紹介したいと思います。

キャットフードの備蓄量は最低1週間分

ロックダウンや災害時には必要な猫用品や食べ物が手に入りにくかったり、配送業がパンクして手元まで届かない可能性があるので、キャットフードは最低1週間分は備蓄しておくのが望ましいです。もっと保管できるようであれば大体1~2ヶ月分の備蓄ができると安心です。

保管の環境や方法によって品質や風味が変わります

キャットフードの備蓄では、ただ沢山のキャットフードを貯めておけば良いというわけではなく、必要量を適切な環境と方法で備蓄することが大切です。キャットフードにも賞味期限がありますが、たとえ賞味期限以内でも保管方法や備蓄する環境が適切でなければ、賞味期限よりも早く劣化や品質の低下が進みますし、反対にキャットフードの保管環境や方法が良ければ、賞味期限よりも長く風味や品質を良い状態に保てる場合もあります(賞味期限内に消費するのがもちろん望ましいですが)。

私達と同じで猫も食べ物から必要な栄養を摂取しなければ生きていくことはできません。猫の命を守るために、いざという時に備えて正しい備蓄方法と環境を知って実践しましょう。

備蓄しておくべきキャットフード

  • 主食のキャットフード(1週間分)
  • おかずやトッピング(1週間分)
  • おやつ

備蓄するキャットフードは、普段食べているドライフード(総合栄養食)はもちろん、嗜好性の高いウェットフードやトッピング、おやつなども用意しましょう

環境や生活リズムが変わってストレスを受けると、キャットフードの食いつきが悪くなりやすく、ドライフードだけでは食べてくれなくなり、嗜好性の高いウェットフードしか食べない場合があります。また、猫はストレスや環境要因で水を飲まなくなって脱水症状を引き起こしやすくなるので、ウェットフードも備蓄品として加えておきましょう。

また、嗜好性が高く猫が大好きなおやつも用意しておきます。リラックス効果のあるマタタビや噛むことでストレス解消になるジャーキー等もおすすめです。

ドライフードの賞味期限と備蓄方法

賞味期限は半年~1年前後

ドライフードは未開封の状態なら賞味期限は大体半年~1年ほど先に設定されていることが多いです。海外輸入の場合は輸出入に期間がかかるので短いかもしれませんが、多くは1年前後の賞味期限です。

このためドライフードは最長でも1年前後しか備蓄できないと考えていいでしょう。

おすすめは真空パック

ドライフードの備蓄方法として最もおすすめなのは真空パックです。真空パック保存は空気を抜いて密閉するので、パッケージのまま備蓄するより酸化しにくく、風味の損失や品質低下を防ぐことができます。また空気を抜くのでギュッと小さくまとまるので保管や非常用バッグの保存もしやすいかと思います。

未開封のまま1袋を備蓄

もし真空パックが難しければ、未開封のキャットフードを1袋そのまま備蓄品として保管しておくのが簡単かと思います。ただ、真空パックに比べれば保存性は劣るので、定期的に次のフードが来たら、備蓄分は消費して、新しいキャットフードを備蓄に回すというようにしていきましょう。

基本的に未開封であれば賞味期限までは持つので、たとえば1ヶ月後に新しいフードを購入する、備蓄品を消費して、新しいフードを備蓄に回す、というようにローテーションしていけば、常に賞味期限に余裕のあるフードを1袋備蓄しておくことができます。

備蓄する時の保管環境

備蓄する時の保管環境は、直射日光が当たらない湿気や気温差の少ない涼しい場所で保管しましょう。ジメジメとした場所ではなく、なるべく風通しの良い場所を選びます。

ウェットフードの賞味期限と備蓄方法

賞味期限はパウチ2~3年、缶3~5年

ウェットフードの賞味期限はパウチだと未開封で2~3年、缶だと3~5年くらいです。ただしウェットフードは開封後は数時間~1日で雑菌が繁殖して食べられなくなるので、必ず未開封の状態で備蓄します。

水分量が多い少量サイズがおすすめ

ウェットフードは水分補給にも効果的なので、水分が90%くらいのスープタイプのウェットフードを備蓄するのがおすすめです。

また、パウチでも缶でも、小さめの容量で何種類かのウェットフードを用意し大きめサイズは避けましょう。ウェットフードは一度開封すると冷蔵庫で保存しても1日程度しかもちませんし、災害時や避難所で冷蔵庫が使えない状態となることもあるので、一度に食べきれる量やサイズのものを選ぶのがおすすめです。

備蓄する保管環境環境

ウェットフードは未開封の状態であれば完全に密封されていて無菌状態なので、ドライフードほど取扱いや保管環境にはうるさくありません。ただ多くの場合、直射日光を避けて湿気の少ない涼しい場所で保管するように記載があるので、ドライフードと同じような環境で備蓄しておくのがいいかと思います。

備蓄や在庫の観点からおすすめのキャットフード

正規輸入の外国産キャットフード

備蓄をするには、常にキャットフードが在庫切れなく購入できることが大切です。その観点から見る、日本に正式な代理店のある海外産キャットフードは多めに在庫を確保していることが多く在庫切れになりにくいです。並行輸入品や個人が販売する商品だと、ちょっとしたことで在庫切れや販売停止になります。また、輸入や貿易がストップするような場合に備えるなら、国産キャットフードは輸出入がないので安心です。

定期購入を行うキャットフード

また、個人的におすすめなのが、定期購入を行っているキャットフードです。定期を行っているキャットフードの場合、指定したサイクルでの契約なので、ちょっとしたトラブルで在庫切れにならないよう、余裕を持って在庫を確保していることが多く、在庫切れや売り切れになりにくいと言えます。

キャットフードの備蓄まとめ

今回はキャットフードの備蓄についてお話してきました。在庫切れになりにくいキャットフードであるかもチェックしておくといざという時に早くから対策ができるかと思います。これからキャットフードを選ぶ時の一つの判断基準として考えてもいいかもしれません。

  • 正規輸入の外国産キャットフード
  • 日本メーカーが製造するキャットフード
  • 定期購入を行うキャットフード

キャットフードの他にも備えておく備蓄品は沢山あります。災害時に必要な物は下の記事からチェックしてみてください。

災害時、猫のためにすべき備えと準備物。ケージやトイレなどの猫用品はどうする?

2018年4月17日

ABOUTこの記事をかいた人

【監修・執筆】鈴木利奈

一般社団法人ペットフード協会ペットフード販売士、キャットフード勉強会ディレクターとして、キャットフードに関する情報を提供しています。また、日本化粧品検定協会のコスメコンシェルジュ資格を有し、ペットフードだけでなく化粧品にも精通しています。販売時に必要な知識となる薬機法などについてもご紹介ができます。 日本化粧品検定協会会員。