キャットフード煮干しの機能性と効果、塩分の心配は?煮干しを使った商品

にぼし キャットフード 煮干し
猫田
日本では煮干しを使ったキャットフードがよくあります。煮干しに使われる魚はイワシであることが多いです。また、トビウオ(アゴ)が使われることも。種類が不特定の小魚が煮干しに使用されたりもします。

煮干しを使ったキャットフード

ドライタイプのキャットフードでは煮干し粉や煮干しパウダーでドライフードに混ぜ込まれていたり、小魚ならそのままの形で粒と一緒に入れられることもあります。またボリボリ噛んで食べられるおやつやスナック、食欲増進のためのふりかけ等、ペットショップやネットでもよく見かけるのではないでしょうか。

日本では煮干し入りキャットフードは多い

煮干しは日本では古くから親しまれてきた食材です。猫が魚好きという印象もあるため、キャットフードの煮干しが使用されるのは日本では自然な流れかと思います。実際風味の強い煮干しが好きな猫は多いかと思います。ただ海外ではどうかというと、日本のように煮干しに対して馴染みがないため、煮干しを使用したキャットフードはあまり見られません。

煮干しの機能性

歯磨き効果やストレス解消

固くて歯ごたえのある煮干しは、デンタルケアに効果的。歯磨き嫌いで口の中を触らせてくれない猫の歯周病対策に便利です。またよく噛むことでストレス解消になる場合もあります。喉に刺さったり詰まらせたりしないようにだけ気を付けましょう。

魚の風味が強く嗜好性を高める

煮干しは煮詰めて乾燥させることで魚の香りが強くなり、猫の嗜好性アップにも繋がります。魚好きの猫や煮干し好きな猫なら煮干し入りのキャットフードへの食いつきも期待できます。

煮干しの栄養と成分

カルシウムやDHA・EPAが豊富

煮干しにはカルシウムやDHA・EPAなどの必須脂肪酸が豊富に含まれています。カルシウムは骨をつくる材料となる成分でになります。

DHAやEPAは血液中のコレステロールや中性脂肪を減らし、血液をさらさらにする作用や炎症を抑える作用があります。

煮干しの注意点

塩分の心配は?

煮干しといえば塩分が多い食べ物で、実際煮干しは食塩を加えてつくられるのでどうしても塩分は高めになりやすいです。ペット用だと食塩無添加の商品もありますが、食塩入りのペット用煮干しも多いので、選ぶ時は原材料を見て確認することをおすすめします。

多過ぎるカルシウム

煮干しにはカルシウムが豊富に含まれていますが、カルシウムの摂取し過ぎもよくありません。カルシウムを過剰に摂取すると腎臓の機能が追いつかずに結石症の原因となります。またリンとの比率も大切なのでカルシウムだけ多く摂取しすぎるとバランスを崩して腎臓等に負担をかけてしまいます。

煮干しのキャットフード例

ドライフード(総合栄養食)

ウェット、ふりかけ、スナック

  • 三洋食品 まぐろのにぼし
  • いなば 前浜の魚
  • プリンピア たまの伝説
  • ゆきまんま 塩無添加煮干し
  • ペットの元気王

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一般社団法人ペットフード協会ペットフード販売士、キャットフード勉強会ディレクターとして、キャットフードに関する情報を提供しています。また、日本化粧品検定協会のコスメコンシェルジュ資格を有し、ペットフードだけでなく化粧品にも精通しています。販売時に必要な知識となる薬機法などについてもご紹介ができます。 日本化粧品検定協会会員。