キャットフードの原材料、サツマイモ
グレインフリーに多い
グレインフリーキャットフードでよく配合されるサツマイモ。穀物の代わりとして、ジャガイモや豆類と一緒に配合されることが多い印象です。
サツマイモに含まれる栄養と働き
サツマイモの栄養成分
栄養成分 | タンパク質 | 1.2g |
脂質 | 0.2g | |
炭水化物 | 31.5g | |
ビタミン | ビタミンB1 | 0.11mg |
ビタミンB6 | 0.28mg | |
パントテン酸 | 0.96mg | |
葉酸 | 49μg | |
ビタミンC | 29mg | |
ビタミンE | 1.6mg | |
ミネラル | ナトリウム | 4mg |
カリウム | 470mg | |
カルシウム | 40mg | |
マグネシウム | 25mg | |
銅 | 0.18mg | |
マンガン | 0.44mg | |
モリブデン | 4μg | |
カロリー | 100g | 132kcal |
サツマイモには食物繊維やカリウム、カルシウム、ビタミン、糖分などの栄養成分が含まれています。
サツマイモの効果、メリット
猫がサツマイモが含まれたキャットフードを食べるとどのような効果を得られるのか項目にしました。
- 腸内の掃除
- 便秘解消
- 毛玉ケア
- 腸のガン予防
- 満腹感を得られる
食物繊維は形を保ったまま消化されずに腸まで辿り着くことができるので、腸内の環境を整えるのに適した栄養成分です。
他の芋類や穀物との違い
血糖値が上がりにくい
猫は糖尿病になりやすい傾向がありますが、サツマイモは他の穀物や芋類に比べると、血糖値が上がりにくい(低GI)ことが分かっています。
ジャガイモよりも甘い分、糖質御陵はサツマイモの方が倍以上多いですが、ゆっくりと緩やかに血糖値が上がっていくため、猫の血管に負担をかけにくく、肥満や糖尿病猫にも配慮した原材料ととることができます。
アレルゲンになりにくい
猫は食物アレルギーを起こしやすく、穀物や肉など様々な食材が原因でアレルギー症状が出ることがあります。
しかしその中でもサツマイモは、他の食材に比べて猫のアレルゲンになりにくく、アレルギー症状も起こしにくい傾向があります。
サツマイモをそのまま与えるのは?
サツマイモは与えてもOK
栄養が豊富に含まれているサツマイモは、猫に与えてもOKです。適度な量をおやつとして与えれば猫もキャットフード以外の食感と味を楽しめ、便秘予防や腸内を掃除することができます。
サツマイモの与え方
サツマイモは加熱しても栄養成分が飛びにくいので加熱して与えましょう。サツマイモは生だと消化もしにくくなり猫の体に負担になります。
皮にも栄養が多く含まれているので、皮は剥かずに細かく切って茹でる方法がおすすめです。
茹でて与えた方が柔らかくなって猫の体の中で消化されやすくなるので、スープになるまで煮詰めて与える方もいるようです。
サツマイモを与える時の注意点
- 与えすぎない
- 味付けをしない
さつまいもを与える時には与える量に注意しましょう。サツマイモには栄養が豊富に含まれているので、与え過ぎると栄養バランスが崩れて体調不良になったり高カリウム症などの病気の原因になります。
また、茹でたり調理したりする時には塩や砂糖などで味付けをしないように気を付けてください。