オーガニックキャットフードは化学物質を抑えた安全性の高いフード

鈴木さん
オーガニックのキャットフードも登場してきているんですね。
猫田
そうですね。でも実はオーガニックについてよくわかっていない人もいるのではないでしょうか。今回はそんなオーガニックのキャットフードについて見ていきましょう。

オーガニック(有機)について

オーガニックとは

まずオーガニックとは、生産までの過程で、

  • 合成化学物質
  • 生物薬剤
  • 遺伝子組換

など化学物質の使用を抑えた農産物を言います。

オーガニックの定義

オーガニックの定義は、オーガニック認証機関が出している基準をクリアしていることです。

原材料になる家畜や野菜などに基準以上の化学肥料や生物薬剤が使われていたり、遺伝子組換が行われていた場合、オーガニック食品として認められることはありません。

オーガニックの基準に大きな差はない

オーガニック認証機関は国ごとにあるので、クリアしなければならない「一定の基準」は各認証機関で変わってきます

しかし認証機関によって数値や%はそこまで換わらないので、ヨーロッパであればどの国でもだいたいのオーガニックの基準は同じ位になります。

オーガニックキャットフードのメリット

オーガニックキャットフードを猫に与えることで、猫にとってどんなメリットがあるのでしょうか。

アレルギーを起こしにくい

猫はアレルギー反応が出やすい動物ですが、化学合成によって作られた自然界には存在しない添加物が猫のアレルゲンになることがあります。

オーガニックキャットフードでは農薬や合成添加物をなるべく使用しないので、猫がアレルギーになりにくいというメリットがあります。

より安全性が高い

オーガニックキャットフードは安全性が高く、猫の健康により良いフードを見極める上で大切な情報です。

通常、どんなにキャットフードの原材料を選んだり、製造方法を工夫されていても、私達がそれを見抜くことは難しいです。

しかしオーガニックキャットフードでは、オーガニック認証機関によってチェックが行われてるため、安全性の高さが保証されていると言えます。

オーガニックキャットフードのデメリットと注意点

オーガニックキャットフードは高い

またオーガニックキャットフードの価格は、通常より千~数千円ほど高いこともあり、出費の負担は覚悟しなければなりません。

オーガニックの場合、通常より原材料の生産に時間も手間もかかるので、キャットフードの価格はどうしても高くなりがちです。

国産オーガニックキャットフード

日本ではヨーロッパのような「ペットフードのオーガニック認証」を行っている機関や団体がありません。

そのため国産オーガニックキャットフードの場合、稀になんの認証も受けずに「オーガニック」と名乗っていることがあります。

また何の認証も受けていないキャットフードを、オーガニックだと言って紹介しているサイトもあります。

国産キャットフードの中で、きちんとオーガニックキャットフードを製造している場合は、ヨーロッパの国のオーガニック認証を得ていることが多いので購入する前にチェックしましょう。

おすすめはヨーロッパ産オーガニックキャットフード

オーガニックキャットフードを選ぶならヨーロッパ産の物を選ぶのがおすすめです。

ヨーロッパの国では、国ごとにペットフードのオーガニック認証を行う機関があり、基準をクリアしなければオーガニックキャットフードとして販売されることはありません。

そのため品質や安全性に関して安心して猫に与えられます。

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一般社団法人ペットフード協会ペットフード販売士、キャットフード勉強会ディレクターとして、キャットフードに関する情報を提供しています。また、日本化粧品検定協会のコスメコンシェルジュ資格を有し、ペットフードだけでなく化粧品にも精通しています。販売時に必要な知識となる薬機法などについてもご紹介ができます。日本化粧品検定協会会員。