目次
猫の体型の種類6タイプを紹介




猫の体型タイプを知ることのメリットは?
猫の体型タイプは、
- オリエンタル
- フォーリン
- セミフォーリン
- セミコビー
- コビー
- ロング&サブスタンシャル
の6つに分けることができます。
自分の猫の体型がどのタイプかを知ることは、猫との生活や食事、運動、健康管理のうえでさまざまなメリットがあります。
食事管理
体型タイプごとに適正体重や筋肉量が異なるため、猫の体型を知ることで肥満や痩せすぎを防ぎやすくなります。また猫に合ったキャットフードの選定や、手作りごはんに取り入れる食材などを選びやすくなります。
運動管理
体型に応じた運動管理をすることができます。
例えば、フォーリンタイプやオリエンタルタイプの猫は活発で遊び好きなため、知育玩具や運動を取り入れるのがおすすめです。
コビータイプはがっしりとした骨格と丸みを帯びた体型を持つため、関節に負担をかけないような、無理なく適度に体を動かせる遊びが良いでしょう。
品種特有のリスクを理解する
それぞれの体型タイプには、遺伝的な健康リスクがある場合があります。
例えば、フォーリンタイプは細身の体型であるため低体温や栄養不足のリスクがあります。またコビータイプは関節炎や肥満に注意が必要であり、ロング&サブスタンシャルタイプは大型猫種特有の心疾患(肥大型心筋症など)のリスクが高い傾向です。
適切な環境作り
体型タイプによって必要な生活空間が異なります。
例えば、ロング&サブスタンシャルタイプなどの大型猫には広いキャットタワーや頑丈な家具が必要ですが、フォーリンタイプやオリエンタルタイプなどの小型猫には高さや上下運動を楽しめるような配置が向いています。
猫のボディタイプ①オリエンタル

オリエンタルの特徴
最も華奢でスレンダーな体型タイプなのが「オリエンタル」です。
細身でしなやかな筋肉質の体で、骨格は計量、長い脚と長い尾を持ちます。スレンダーでモデル体型のボディで、細長く優雅な体型が特徴です。頭部はくさび形で、長くて直線的なラインを持ち、大きい耳で顔のバランスを強調しています。
運動能力が高く、俊敏さや機敏さがあります。動くおもちゃやレーザーポインターなど動く遊びや運動を好みます。
オリエンタルの代表的な猫種
- オリエンタルショートヘア
- オリエンタルロングヘア
- シャム
- バリニーズ
- コーニッシュレックス
- ピーターボールド など
猫のボディタイプ②フォーリン

「フォーリン」は引き締まったスリムなシルエットと適度な筋肉質を併せ持つバランスの良い体型です。オリエンタルタイプのように極端に細長いわけではなく、しなやかで優雅な印象が特徴です。
骨格が軽く、脚や胴が長めでありながらも、丸みのあるラインを持つため、繊細さと力強さが調和しています。
フォーリンは自然な動きや高い運動能力を活かすために理想的な構造とされ、ジャンプや走る際にも効率的に体を動かすことができます。美しさだけでなく健康面でも有利とされており、過度に太ったり痩せたりするリスクが少ないと言われています。
フォーリンの代表的な猫種
- ジャパニーズボブテイル
- ターキッシュアンゴラ
- アビシニアン
- ロシアンブルー
- ソマリ など
猫のボディタイプ③セミフォーリン

「セミフォーリン」はフォーリンとコビーの中間に位置する体型です。
オリエンタルやフォーリンに比べると脚がややずっしりと短くなり、過度に短く詰まったわけでもなく、スリムさとしっかりした骨格が調和した特徴を持っています。適度な長さの胴体と脚を持ち、全体的にバランスが良く、健康的な体格とされています。
オリエンタルやフォーリンは顔が小さくほっそりしていますが、セミフォーリンは顔が少し丸く、可愛らしい雰囲気があります。
セミフォーリンの猫は動きに優雅さと力強さを兼ね備えており、高い運動能力と柔軟性を発揮します。また、一般的に穏やかでフレンドリーな性格を持つ猫が多いとされています。
セミフォーリンの代表的な猫種
- マンチカン
- スノーシュー
- アメリカンカール
- スフィンクス
- デボンレックス
- オシキャット など
猫のボディタイプ④セミコビー

ずっしりとした凄みのある大きな顔と、がっしりと筋肉がついた「セミコビー」。頼りがいと威厳のある風貌が特徴のボディタイプです。
次項でご紹介するボディタイプ「コビー」ほど重心が低くなく丸みもないため「セミコビー」という名前になっています。
セミコビーはがっしりした骨格と柔らかな丸みを併せ持ち、コビーほど極端に短く丸い体型ではなく、全体的にバランスの取れたしなやかなシルエットです。胴体は適度に厚みがあり、脚は太く短すぎないため、力強さと柔軟性を両立しています。
セミコビーは活発で遊び好きが多い傾向にあります。動きはしなやかで素早く、猫らしい機敏性を発揮します。
セミコビータイプの代表的な猫種
- アメリカンショートへア
- ブリティッシュショートヘア
- スコティッシュフォールド
- ボンベイ
- シンガプーラ
- コラット など
猫のボディタイプ⑤コビー

「コビー」は手足が短く、丸みを帯びたがっしりとした体型が特徴です。地面から胴体までの重心が低く、胴体が大きい丸みのあるどっしりとしています。筋肉質で重量感があり、力強い印象を与えます。
顔もセミコビーよりも丸く、大きな目や短い鼻、ふっくらとした頬など、力強さの中に柔らかさも感じられます。
コビーはフォーリンのようなスリムで優雅ではなく、穏やかで落ち着いた性格を持つ猫が多いです。
コビーの代表的な猫種
- エキゾチックショートヘア
- マンクス
- ヒマラヤン
- バーミーズ
- ペルシャ など
猫のボディタイプ⑥ロング&サブスタンシャル

長い胴体としっかりした骨格、厚みのある筋肉質な大型の体型が「ロング&サブスタンシャル」です。全体的に骨太で、他の猫種と比べて体重が2倍ほどになることもあります。
脚は適度に長く、全体的にバランスの取れた体型をしており、動きは力強く安定感があります。体の大きさと重量感から、見た目に迫力がありながらも優雅さが感じられます。
ロング&サブスタンシャルに分類される猫種の中でも、特に有名なのがノルウェージャンフォレストキャットやメインクーンです。これらの猫種は大型で、しっかりした骨格と豊かな被毛が特徴です。
また、上記の写真のラグドールもロング&サブスタンシャルに分類される猫種で、ふわりとした柔らかな印象を与えつつ、実際にはしっかりとした体格を持っています。
ロング&サブスタンシャルの代表的な猫種
- ノルウェージャンフォレストキャット
- アメリカンボブテイル
- メインクーン
- ラグドール
- ベンガル
- サイベリアン
- バーマン など
まとめ
- 猫の体型は6つに分けられる
- 体型によって運動能力や性格も多少異なる
- 愛猫の体型タイプを知ることで食事や健康管理に役立つ