グレインフリーキャットフードが人気の理由!デメリットと口コミ評判、おすすめ商品を紹介

グレインフリーキャットフード
鈴木さん
最近、グレインフリーって少々もてはやされ過ぎでは…?と感じるようになりました。
猫田
確かにグレインフリーキャットフードはメリットばかりが紹介されがちです。飼い主としては、デメリットも知った上で判断したいですよね。ということで今回はグレインフリーの良い所と悪い所、両面を学んでいきましょう。

グレインフリーとは

グレインフリーとは、穀物(小麦、米、トウモロコシ等)を一切不使用にした食品や加工品です。ペットフードは昔から穀物を使用した商品が多く、日本でも大手で長年の販売実績のあるメーカーは穀物を使用したラインナップが多いです。しかし近年、キャットフードでは穀物を不使用にした「グレインフリー」が猫本来の食事に寄り添っているということで人気が高まっています。

なぜグレインフリーキャットフードが人気なのか

猫の体に合っている

グレインフリーは猫の健康を想う飼い主さんに人気が高いです。日本猫は猫まんまを食べるイメージがあるかもしれませんが、本来猫は肉食性の動物なので、米や小麦などの炭水化物の消化吸収が苦手です。このため猫の体の仕組みにあったキャットフードを選ぶなら、グレインフリーは一つの良い目安となるかと想います。

高品質で良いフードが多い

またグレインフリーのキャットフードは、穀物を不使用にしているだけでなく、ヒューマングレードやプレミアムキャットフードなど、原材料の品質や原産国、添加物や栄養バランス、機能性など猫の体に気を遣ったフードが多い傾向があるため、良いフードを見分ける時の指標として考えている方もいるかもしれません。

グレインフリーのメリット

猫田
具体的なグレインフリーキャットフードのメリットをいくつか紹介します。

消化器官への負担が軽くなる

グレインフリーで穀物を不使用にすることで、猫の内臓への負担が軽くなります。穀物には、不溶性食物繊維という消化されにくい成分が豊富に含まれています。不溶性食物繊維は腸内の掃除や便を固める働きがありますが、消化器官を通るのに時間がかかるため、猫の消化器官にも負担がかかります。

不溶性食物繊維が多い穀物の代わりに、肉や魚のような動物原料や水溶性食物繊維が豊富な野菜を使うことで、猫の内臓への負担は軽くなります。

穀物アレルギーへの配慮

穀物の中でも特に利用されることが多い小麦やライ麦、トウモロコシはアレルギー反応を引き起こしやすい食材です。

グレインフリーは穀物すべて不使用なので穀物アレルギーの対策にもなります。穀物の中にもアレルギー性が低い物もあるので、一概にグレインフリーという選択肢になるわけではありませんが、大麦やオート麦には小麦やライ麦が混ざって入り込んでしまうこともあるため、しっかりと穀物アレルギーの対策をされたいならグレインフリーはおすすめです。

グレインフリーのデメリット

猫田
ただしグレインフリーキャットフードにもデメリットはあります。デメリットも知った上でグレインフリーにするかどうか決めましょう。

お腹が減りやすい

グレインフードは消化吸収が良いため、食べてもすぐにお腹が減りやすいです。食いしん坊な猫や今まで沢山の量を食べることに慣れていた猫は、いつもの量を食べても追加のフードをねだられることもあるかもしれません。

そこでキャットフードを追加で与えてしまうと癖になり肥満の原因になるので給与量には注意しましょう。

軟便や下痢になりやすい

今まで穀物入りのものを食べていた猫は、穀物不使用のグレインフリーキャットフードに切り替えると、慣れるまでしばらく下痢や軟便が続くことがあります。

穀物には不溶性食物繊維が豊富に含まれており、不溶性食物繊維にはうんちを固めたり量を増やしたり作用があるので、急にグレインフリーフードに切り替えるとうんちを十分に固められず軟便や下痢気味にはなりやすいです。

グレインフリーは高い

グレインフリーキャットフードは、低コストな穀物を使用しないので、価格がその分高くなります。穀物は様々な地域で安定的に大量生産ができるため、他の食材に比べて安い原材料費で手に入れることができます。

グレインフリーではコストがかかる肉や魚、野菜や他の食材の配合が多くなるため、ホームセンターなどで販売される主原料が穀物の激安キャットフードに比べれば価格はどうしても上がってしまいます。

タンパク制限がかかる病気の猫はNG

グレインフリーキャットフードは穀物の代わりにタンパク質が豊富な動物原料をたくさん使用するので、タンパク質を制限するように言われた腎臓病や肝臓病の猫には、グレインフリーは基本NGとなります。

高齢期に入ったシニア猫は、こういった病気のリスクが高くなるので、タンパク質を制限することが勧められますが、重度の疾患でない場合には、むしろ回復や体力維持のためにタンパク質は減らさない方がいいという考え方もあります。動物病院でグレインフリーが向いているか進行具合など診察を踏まえて判断しましょう。

グレインフリーキャットフードに関する口コミ評判

キャットフード勉強会では口コミをいただくので、グレインフリーフードで多い口コミを紹介したいと思います。

良い口コミ評判

  • 「毛並みが良くなって毛にも艶が出た」
  • 「食いつきがよくなり食べ残しや吐き戻しがなくなった」
  • 「いい意味で野性的になった」
  • 「元気がでて目をキラキラさせるようになった」
  • 「便秘がなくなった」

全体的に総合すると、グレインフリーにしたことで猫が元気で若々しくなったというような口コミが良い口コミには多かった印象です。目の輝きについては半信半疑でしたが、確かに肉が多いグレインフリーキャットフードにしてからというもの、食事が楽しみになったのか目を輝かせてごはんをねだるようになったので、あながち間違っていないかもしれません。

悪い口コミ評判

  • 「穀物入りのものしか食べてくれない」
  • 「下痢や軟便がしばらく続いている」
  • 「血尿になった」
  • 「高くて続けられない」
  • 「肉にアレルギーが出た」
  • 「しばらくすると食いつきが落ちた」

悪い口コミではデメリットで心配された下痢や軟便が続くという声が多かった印象です。また高価で長期的に続ける事が難しいという意見もあります。1日の食費にすれば100円~200円程度でも、袋買いだと高く感じる方は多いようです。

猫の食事はグレインフリーである必要があるのか

猫田
グレインフリーにはメリットもデメリットもありました。それを踏まえた上で、グレインフリーである必要はあるのか当サイトの見解をお話します。

グレインフリーに絞る必要はない

当サイトと私個人の考えとしては、必ずしもグレインフリーキャットフードである必要はないと思います。現在グレインフリーがトレンドということもあり、メーカーでもサイトでも、アフィリエイトでも、全面的にグレインフリーを推す傾向があります。

猫も40%程度はデンプンを消化できる

しかし加熱されα化したデンプンは猫も消化が可能です。また40%程度までは炭水化物の消化吸収は問題がないとされています。さらに穀物は栄養価が高く、ビタミンやミネラルなど様々な栄養素を取り入れることができるため、主原料でなければ猫にとって穀物は大きな問題はないと言えます。

もっとも、穀物アレルギーを発症している猫の場合、グレインフリーはおすすめですが、穀物アレルギーを発症する確率はとても低いです。

グレインフリーキャットフードの選び方と注意点

猫田

とはいえグレインフリーは猫の体の仕組みや消化吸収、代謝に合っているので、幅広い猫におすすめです。

ただグレインフリーだからといって全てが良いフードというわけではないので、グレインフリーフードを選ぶ時にはどんな点に注意して選べばいいのかお話します。

メインが肉や魚になっているか

グレインフリーキャットフードでは、主原料にどんな原材料が増えているのか原材料名欄をチェックしましょう。原材料表示で1、2番目に肉や魚が記載されていれば最も多く配合されている主原料であることがわかります。

せっかくグレインフリーを選ぶなら、肉や魚を主原料にしたキャットフードにしましょう。グレインフリーでも芋類や豆類がメインになったフードもありますが、これではけっきょく炭水化物が多くなってしまい、タンパク質量はそこまで多くなりません。

食物繊維が補われているか

穀物が少ない分、どのような食材で食物繊維やビタミン、ミネラルなどを補っているのか、成分同士のバランスにも気を付けながら選べるといいです。

グレインフリーでは食物繊維が少なくなりがちです。食物繊維が少なすぎると軟便や下痢になりやすいので、3%以上は食物繊維量が含まれるキャットフードを選ぶのがおすすめです。

グレインフリーとグルテンフリー

グレインフリーとよく似た言葉に「グルテンフリー」があります。

グルテンフリーとは、「グルテン」というタンパク質を不使用にしたキャットフードです。グルテンは小麦やライ麦などに多く含まれるタンパク質です。キャットフードでグルテンフリーと記載されているものは、グルテンが含まれない米などの穀類を使用したものが多いです。

グレインフリーは、小麦やライ麦など全ての穀物を不使用にしているので、グルテンフリーも兼ねているということになります。

まとめ:当サイトおすすめのグレインフリーキャットフード

ロニーキャットフード チキン

ロニーキャットフード

2018年7月に販売を開始したロニーキャットフード(RONNIE)。グレインフリーでチキンを66%使用した動物性タンパク質が豊富なキャットフードです。穀物を使用せず野菜やハーブ、フルーツなど、こだわりの41種類の原材料を配合しています。脂質量18%、食物繊維量3%、ミネラル10%と成分バランスも整った高品質なフードです。

炭水化物量については、表示されていませんがチキンを66%も配合しているので、炭水化物の食材は多くて30%台という計算になり、猫が消化できる値に収まっています。

キャットフードの工場開拓から契約、レシピ考案まで行ったマッサンペットフーズの第一号の商品であり、不安な点や疑問点は電話やメールで気軽に相談もできるため、グレインフリーに不安があった方も納得して購入できたという口コミも見られました。

オリジンキャットフード キャット&キトゥン

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Orijen(オリジン)
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世界的に高評価を受け人気の高いオリジンキャットフード。グレインフリーで肉原料の配合が非常に多い超高タンパク質キャットフードであり、低炭水化物が売りとなっています。オリジンにも炭水化物量の記載はありませんが、原材料のほとんどが肉や魚原料であり、炭水化物源の豆類の配合も全体の2%以下なので、炭水化物源はほとんど含まれていないと言っても過言では無いかと思います。

ロニーと同じく原材料には野菜やハーブ、フルーツなども使用しており、食物繊維も3%程度含まれています。

エリザベスキャットフード サーモン

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2019年12月に発売開始したエリザベスキャットフードは、サーモン&ニシンを41%使用した魚味のグレインフリーフードです。穀物を不使用にしているため魚の含有量も4割以上。ロニーを販売するマッサンペットフーズの第二商品で、ロニーの原材料や成分の魅力はそのままに、魚好きの猫に対応した商品という印象です。

数ある魚のキャットフードの中でも非常に栄養バランスが計算され、成分同士の比率にも配慮された商品です。タンパク質36%、脂質16%、粗繊維4%、粗灰分8.5%、水分9%、オメガ6とオメガ3の比率も適正比率に近づけています。

ロニーと同様、穀物以外にも、人口酸化防止剤や着色料、香料、中国産原材料、遺伝子組換え食材、動物性油脂、乾燥肉など飼い主さんにとって気になる原材料を不使用にするこだわりっぷりです。

上記の2商品に比べると、低脂質・低カロリーなので、ヘルシーなレシピに仕上がっています。

ABOUTこの記事をかいた人

【監修・執筆】鈴木利奈

一般社団法人ペットフード協会ペットフード販売士、キャットフード勉強会ディレクターとして、キャットフードに関する情報を提供しています。また、日本化粧品検定協会のコスメコンシェルジュ資格を有し、ペットフードだけでなく化粧品にも精通しています。販売時に必要な知識となる薬機法などについてもご紹介ができます。 日本化粧品検定協会会員。