アラビアンマウの誕生・起源
アラビアンマウは、アラビア半島を原産とする自然発生の猫種です。猫の中でも歴史が古く、少なくとも1000年以上前からアラビア半島に生息していたと考えられています。
砂漠や乾燥地帯などの厳しい環境で暮らすなかで、暑さに適応しながら長い年月をかけて形成された在来種です。
長い間、現地では野良猫として暮らしていましたが、2000年代に入ると、その特徴を持つ猫たちを保護し、猫種として確立するための取り組みが始まりました。
2008年には、世界猫連盟(WCF)によって猫種として公認され、2009年から国際的なキャットショーへの出場が認められています。
こうして、アラビアンマウはアラビア半島の自然環境のなかで受け継がれてきた猫から、正式な猫種として認められるようになりました。

アラビアンマウの性格
アラビアンマウは、好奇心旺盛で活発な性格。走り回ったり、遊ぶことが大好きな種類とされています。
また、飼い主には従順でしつけがしやすく、初めて猫を飼う家庭にもおすすめです。
社交的な性格で、ほかの猫や動物、子供との共存もできるため、飼いやすいと愛猫家からは人気な猫種です。
アラビアンマウの毛色・模様
アラビアンマウは、さまざまな毛色や模様が認められている猫種です。
代表的な毛色には、ホワイト、ブラック、ブラウン、グレー、レッドなどがあります。また、単色だけでなく、タビー(縞模様)やバイカラー(ホワイトと他のカラーが混じる2色の毛色)など、多彩なバリエーションが見られます。
被毛はシングルコートの短毛で、密度が高く、光沢のある滑らかな毛質が特徴です。もともと暑く乾燥したアラビア半島の環境で生き抜いてきたため、アンダーコート(下毛)がほとんどありません。
毛色や模様によって見た目の印象が大きく異なり、それぞれ個性的な魅力を持っています。
アラビアンマウの顔・体型
頭は丸みのあるくさび型で、頬骨が高くしっかりとした顎を持ち、野性味のある凛々しい顔立ちが特徴的です。
体型はバランスの取れたセミフォーリンタイプで、日本の猫(雑種)と同じ体つきをしています。
オス猫は、体重が7kgを超える個体も報告されるなど、やや大きめな猫種です。
アラビアンマウの飼い方・飼いやすさ
運動量を必要とする猫なので、ある程度広い部屋で走り回れる環境がおすすめです。
また、一緒におもちゃで遊ぶなどコミュニケーションを取ることによって、飼い主との信頼関係が築けます。
厳しい野生で過ごしてきた歴史が長い猫なので、一見人に懐きにくいイメージがありますが、実際には人に従順でしつけが入りやすいため飼いやすい種類といわれています。
アラビアンマウのかかりやすい病気
アラビアンマウは自然発生した猫のため、特定の遺伝子疾患は少ないといわれていますが、ほかの猫種と同様に猫がかかりやすい尿路結石や腎臓病には注意が必要です。
砂漠で暮らしてきた歴史から暑さには強いとされますが、高温多湿な日本の環境では湿度によりうまく体温調節が行えず、熱中症を引き起こすリスクもあります。
冬はもちろん、生活空間の温度を適切に管理し、過ごしやすい環境を作る必要があります。
アラビアンマウの価格
アラビアンマウは原産国であるアラビア半島諸国では、街中でもよく見かけられる猫ですが、日本を含め他の国では非常に珍しい希少種です。
そのため、国内に専門のブリーダーやキャッテリーは確認されておらず、日本で実際に飼われている個体数は報告されていません。
入手したい場合は、個人輸入や専門業者を介して取引する必要があり、生体費用のほかに高額な輸送費や検疫費用がかかるとされています。
まとめ
- アラビア半島原産
- 1000年以上の歴史を持つ自然発生種
- 従順で社交的な性格
- 活発で運動量が多い
- 日本では入手困難











































































































































































