キャットフードのホールプレイとは
キャットフードでの「ホールプレイ」とは、肉食動物である猫の食性に注目し、野生化で獲物を丸ごと食べたときと同じ栄養バランスで再現し、肉や魚の身だけではなく内臓や骨まで丸ごと使用して配合する給餌方法のことです。
海外産のキャットフードで採用されることが多く、動物原材料の比率が多いこともあり、価格が高くなりがちです。
国産のキャットフードで、ホールプレイの考え方で完全に作られた製品は今のところ存在していません。
肉や内臓・骨などの配合比率を「ホールプレイ比率」と呼び、基本的には肉・臓器・骨、軟骨を7:2:1の割合で配合されています。
ホールプレイキャットフードのメリット
①自然な食性に近い設計を目指しやすい
ホールプレイは、肉だけでなく内臓なども含めて動物を丸ごと利用する考え方のため、野生の猫が獲物の肉や内臓などを食べる食性を意識した、より自然に近いフード設計を目指しやすい点が特徴です。
②動物性タンパク質が豊富
ホールプレイでは、肉や内臓などの動物性原料を使用するため、猫に必要な動物性タンパク質を効率よく摂取できます。
③高い嗜好性
肉や内臓などを使用することで、動物性原料ならではの香りやうま味が出やすくなります。肉や魚を好む猫の本能を刺激し、食いつきのよさにつながります。
④さまざまな栄養素を摂取できる
肉だけでなく、レバーや心臓などの内臓を使用することで、タンパク質以外にもビタミンやミネラルなど、さまざまな栄養素を摂取できます。複数の部位を利用することで、動物性原料の栄養を幅広く活用できます。
ホールプレイキャットフードのデメリット
①高価格になりやすい
肉や内臓などの動物性原料を多く使用するキャットフードは、原材料費が高くなりやすいため、一般的なキャットフードと比べて価格が高くなりがちです。毎日の食事として継続する場合は、コストも考慮する必要があります。
②タンパク質・脂質が高くなる場合がある
肉や内臓などの動物性原料を多く使用するホールプレイのキャットフードは、商品によってタンパク質や脂質が高くなる場合があります。
特に、運動量が少ない猫や肥満・太りやすい猫は、脂質やカロリーの摂りすぎに注意が必要です。
また、腎臓病などでタンパク質やリンの摂取量を管理する必要がある猫は、自己判断で高タンパクなフードを与えず、獣医師に相談して選ぶことが大切です。
③お腹がゆるくなる可能性
動物性原料が多いフードは、猫によっては消化器への負担となり、軟便や下痢などを起こす場合があります。
特に、普段の食事から急に切り替えた場合は、お腹がゆるくなることがあるため、少量ずつ与えながら徐々に切り替えることが大切です。
もともとお腹が弱い猫や消化器が敏感な猫は、愛猫の便の状態を確認しながら与えるようにしましょう。
ホールプレイ比率のキャットフード
日本で購入できるホールプレイ比率のキャットフードは、カナダ発のペットフードブランド「アカナ」と同会社の「オリジン」などです。
アカナ / オリジン
肉中心のレシピ
アカナ・オリジン製品の一番の特徴は、原材料のほとんどを占める肉にあります。
使用される肉は、ケージフリーで育てられた鶏や天然の魚、平飼い卵などの高品質な動物原材料で、新鮮または生のまま肉、内臓、軟骨、骨まで丸ごと使い、野生化での栄養バランスを想定した配合で作られています。
人工添加物不使用
人工的な保存料や甘味料、着色料、酸化防止剤などは一切使用されていません。酸化防止剤には、植物油から抽出したトコフェロールやクエン酸、ローズマリーエキスなど、猫の体に害さない天然由来の成分が使われています。
原材料に比率を記載
キャットフードのパッケージに記載される原材料は、基本的には何が使用されているかのみ表示されますが、アカナやオリジン製品は「チキン〇%」のようにどのくらい使用されているかまで確認できます。
まとめ
- ホールプレイ=肉・内臓・骨まで丸ごと使用
- 高タンパク・高脂質になりやすい
- 肥満・腎臓病などの猫には注意












































































































































































