ヒマラヤンの誕生・起源
美しい長毛の毛並みとブルーの瞳が魅力的な「ヒマラヤン」。
誕生のきっかけは、1920年代、スウェーデンの遺伝学者による人工的な交配から始まりました。
しかし、「ペルシャのようなコビータイプの体型に、シャム猫のようなポイントカラーは遺伝させられるか」という実験的な交配は、どちらも劣性遺伝だったため苦戦が続きます。
1930年代に入ると、アメリカやイギリスのブリーダーが興味を持ち始め、それぞれの国で遺伝研究と計画的な交配が始まり、1935年には現在の姿であるヒマラヤンの原型が完成します。
第二次世界大戦による一時的な中断を経て、1950年代にはさらなる改良が進められ、その後アメリカやイギリスの登録団体に正式に公認されました。
ヒマラヤンの性格
ペルシャとシャムの血を引くので、双方の性格が現れます。
基本的にはおっとりと穏やかな性格で、飼い主に従順で人懐っこいタイプが多いといわれています。
争いを好まず社交的な一面があるため、ほかの猫や動物、子供とも仲良く過ごせる傾向があります。
ヒマラヤンの毛色・模様
ヒマラヤンは、シャム猫を彷彿とさせるポイントカラーが特徴的です。
全体的にはシール、ブルー、クリーム、ライラック、チョコレートの5色がベースで、目や鼻周り、耳、手、足先、尻尾に濃い色が現れます。
ユニークなのは、このポイント部分が気温によって濃くなったり薄くなったりする点です。
これはシャム猫と同じ「サーモセンシティブ(温度感受性)遺伝子」と呼ばれる仕組みによって起こり、気温が高い夏は色が薄くなり、気温が低い冬は色が濃くなるという性質です。

ヒマラヤンの顔・体型
2つの顔タイプ
丸い輪郭の顔は、ペルシャとシャム猫どちらの血が濃く現れるかによって、見た目がガラッと変わることも魅力のひとつです。
ドールフェイスは、やや鼻筋が通っていてすっきりとした丸い顔立ち。
一方、エクストリームフェイスと呼ばれるタイプは、ペルシャ寄りの鼻が低く中央にギュッと集まった”つぶれ顔”が特徴的です。
目の色は、シャム譲りのブルーやサファイアブルーのみとされています。
コビータイプ
体型は「コビータイプ」に分類され、首や胴体、足が短くずんぐりむっくりに見えますが、長毛のダブルコートの下は意外と引き締まった筋肉を持っています。
ヒマラヤンの飼い方・飼いやすさ
飼い主に従順で人懐っこい性格のため、はじめて猫を飼う初心者さんにもおすすめな猫種です。
活発に走り回るというよりは、ゆったりと穏やかに過ごすタイプが多く、鳴き声も小さいため、集合住宅でも飼いやすいとされています。
ヒマラヤンのかかりやすい病気
ヒマラヤンは、遺伝性の「多発性嚢胞腎」にかかるリスクがあります。
親に多発性嚢胞腎の遺伝子がある場合、50%の確率で受け継ぐとされ、発症すると腎臓に水が溜まった袋ができて腎臓の働きを低下させる病気です。
また短頭種のため、「短頭種気道症候群」や「流涙症」などにも注意が必要です。
ヒマラヤンの価格
ヒマラヤンは美しいゴージャスな毛並みや特徴的な顔立ちから人気があり、日本ではブリーダーだけでなくペットショップで販売されることもあります。
平均価格:約17~30万円
まとめ
ブルーの瞳と長毛が魅力のヒマラヤンをご紹介しました。
穏やかな性格から飼いやすい猫といわれていますが、遺伝子疾患のリスクもあるため定期的なケアが大切です。
- ペルシャ×シャム猫
- ポイントカラーが特徴の長毛種
- 気温により色が変化
- 従順で穏やかな性格
- 多発性嚢胞腎に注意















































































































































































